今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

岡村の苦言癖だけじゃない、矢部にも現れていた「ナイナイ大御所化の弊害」

2013/05/17 21:00
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器ちっちゃいおじさんってこと?

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎新・芸能界のご意見番!?
 「久米宏が挨拶しなかった」とおかんむりのナインティナイン・岡村隆史。うーん。久米宏はそんなヤツだって、みんな知ってるって。何も今さら久米宏。それより、最近の岡村の「苦言癖」の方がちょっと気になる。あんまり「ご意見番」にならない方がいいと思うのだが。こうやって人は大御所になってゆくのだね。一方、飄々としている相方・矢部浩之であるが。彼の場合、気になるのはそのアタマだ。『ぐるナイ』(日本テレビ系)の「ゴチになります」のコーナーで、結果を待ってテーブルに伏してる間、アップになる頭頂部が……。誰も「矢部さん、それヤバいっすよ」ってもう言えないんだろうなぁ。嫁もふつつかそうだし。人はこうして、大御所となってゆくのだね。

◎金持ち夫妻のから騒ぎ
 反町隆史&松嶋菜々子夫妻に賠償命令。この一件で、一番味わい深かったのは、何といっても「家賃175万」だな。こんな形でバレるとは。ま、命令の内容は妥当な気がするが。気になるのは、5,000万超えの額が請求されていたってことだ。相手は超有名人だし、普通、裁判前にこのくらいの額で和解になると思うのだが。そうならなかったってことは、請求した不動産会社ががめついのか、反町・松嶋に「請求されるほどの何か」があったのか。どっちもどっちか。「近くを通るだけでも思い出してイヤ」つって隣が引っ越してったところを見ると、6・4で「夫妻」かな。でも、引っ越してったお隣の有名デザイナー夫妻ってのも、エキセントリックちゃあエキセントリック。5・3・2ってとこかな。「金持ちケンカせず」は今やもう死語だな。でも、見物するなら、金持ちのケンカに限るよな。

◎アンジーのフォロアーは誰?
 アンジェリーナ・ジョリー、乳腺全摘&再建手術。「素晴らしい決断」「いろいろな選択肢があることを1人でも多くの女性に知ってもらいたい」ってそりゃアンタ、うなるほど金があるんならねぇ。そんな『銀河鉄道999』(少年画報社)みたいな手術、誰もができるわけねぇっつうの。

 しかし、何をやるにも啓蒙系のアンジェリーナ・ジョリーさまのこと。もしかしたら、「何か垂れてきたし、そろそろオッパイ整形したいなぁ。でも、ただの整形じゃイヤ。あ、そーだ、このテがあった!」てな経緯だったのかも。少なくとも、今後大っぴらに「オッパイ整形を公言」できるケースが誕生したってことだ。「私も勇気出してチャレンジしてみました」って、森下悠里あたり明日にも言い出すかもしれん。計算が合わん。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

最終更新:2019/05/22 16:38
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