結局、どのお茶が一番効くの!?  お茶に期待できるダイエット効果とは?

2013/05/30 15:00
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 ダイエット効果があるといわれ、これまで流行ってきた多くのお茶。杜仲茶、明日葉茶、ギムネマ茶、ウコン茶にゴーヤ茶にガルシニア茶。最近では、特保に指定されているお茶まで登場。どれもこれも効きそうだけど、種類がありすぎて特徴も効能も把握しきれないまま。結局のところ、どれが痩せられるのかハッキリ教えてほしい! ということで、お茶の本場静岡でさまざまな健康茶を扱っている「ティーライフ」にダイエット茶について直撃してきました。

――こんな声をよく聞きます。「ダイエット茶といわれるものが多すぎて、何を飲めばよいのかわかりません。」

「ダイエットに効くと一言でいっても、目的とする効果によって飲むものは変わってきます。むくみ対策なのか、食欲抑制なのか、脂肪分を分解したいのか。例えば、サポニンは脂肪やコレステロールの吸収を抑える働きがあり、リパーゼは脂肪を分解する効能があるので、ほしい効果からお茶を選んでいくとよいですよ」

――とにかく食べることが大好きなので、すでに体についてる脂肪も分解してほしいし、摂取した食べ物の油分や糖分の吸収も抑制してほしいんです。

「それなら『プーアール茶』です。油分の吸収を抑えたり分解する成分として有名なのは、カテキン、サポニン、リパーゼ、タンニンですね。一般的に、これらはプーアール茶に多く含まれているんです。食事中に併せて飲んだり、運動前や入浴前に飲むと燃焼率が高まるとも言われています。一番特徴的なのは、茶葉に含まれているカテキンが『重合カテキン』という点ですね」

――「重合カテキン」はカテキンと何が違うんですか? 緑茶と違うんですか?

「重合カテキンの基本的な効能はカテキンと同じで、腸内での脂肪分・糖分の分解と吸収の抑制ですが、重合カテキンは体内に入った時により強く作用を示します。また、カテキンを醗酵させたものが重合カテキンなのですが、カテキンの渋みが醗酵によりマイルドになり、香りや味わいもアップします。醗酵の過程で生じる『没食子酸』という酸も腸内で脂肪吸収を抑制する働きがあり、重合カテキンと反応してより効果を発揮することが期待されています」

――脂肪の分解と吸収抑制には重合カテキン、そう覚えていればいいんですね!

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「でもプーアール茶ならなんでもいい訳ではありません。重合カテキン含有量が多い茶葉というのは限られています。標高の高いところで茶葉を育てていて、育つ段階で紫外線を多く浴びるため、茶葉が身を守るためにカテキンを蓄えているんです。そのために、重合カテキン量が8,480mgととても豊富。カテキン含有量を謳っているほかのお茶とくらべても群を抜いた含有量です。また一般的にプーアール茶は、独特なクセがあり飲みにくいとされていますが、『ダイエットプーアール茶』は、高圧釜で蒸気殺菌することでクセが軽減されるためとても飲みやすくなっています。3カ月で3.7キロ減量した方もいるそうです」

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 プーアール茶にはそのほかにも、整腸・利尿作用や抗酸化作用、悪玉コレステロールの生成抑制といった効能があるので、ダイエットだけでなく糖尿病予防、動脈硬化予防にも有効なんだとか。ダイエット茶の枠を越えて、優れた健康茶とも言えそうですね。つい飲みがちな甘いジュースやビールをダイエットプーアール茶にするだけだから、ストレスフリーで生活できそう。今なら購入すると、タンブラーが付いてくるんだとか。不摂生な生活を送りがちな女性にとって、ダイエットプーアール茶は健康管理にダイエットにと心強い相棒になりそうですね。

ダイエットプーアール茶

最終更新:2013/05/30 15:10
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