大久保ニューの【美のぬか床】 第3回

女をアブナい信者顔にさせるピーリング、その元凶を見破り、今こそレッツポロポロ!!

美しくなりたい――世の女たちの狂おしい思いを、「42歳、ゲイ、汚部屋に一人暮らし」の漫画家・大久保ニューが担ぎ込む! 古今東西あらゆる美容法に食らいつき、美を追い求める女の情念まで引きずり出す――

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(C)大久保ニュー

 美容コラムを書いているというのに、大変なミステイクを犯していた。初回に書いておかなければいけなかった「普段のスキンケア」について書くことを忘れていた。女にとっての「恋の遍歴」と「日頃のスキンケア」は、犬にとっての「肛門の匂い」だと思うのだ。相手のそれを知って初めて「ああ、あなたはそういう人なのですね」と認識できるというもの。これを抜きに信頼関係を築くことができようか。美容仁義、女仁義に反した非礼をお詫びすると共に、遅まきながら披露させていただきたい。おひかえなすって!

 私の肌は、鼻だけ脂ぎっていて、残りはガサガサなコンビ肌、っつーかアトピー肌である。放っておくと荒れ放題な肌の私が、スキンケアに求める第一条件は、揺るぎないほどに「保湿」だ。普段の洗顔は、基本「手作り石けん」。ホホバオイル命である(過酷な砂漠で育つ多年草<ツゲ科>の植物のオイル)。そして洗顔後は、SK‐2の「ふきとり化粧水」をコットンに取り、顔面を滑らせる。黒ずんだコットンに「落ちてる落ちてる☆」と、ほくそ笑んだ後は、「手作り化粧水」をはたき込む。お気に入りは「若返り効果」があると言われているネロリのエッセンシャルオイルを使用したもの。そして「御パック」。普段は30枚で1,500円の「蛇毒パック」を使用している。御パック中は、BGMが大切だというのが私の持論。その日になりたいイメージの曲を流すが、締めは必ず綾瀬はるかの「マーガレット」だ。あの透明感が肌に宿るよう念じまくる。そして最後に、皮膚科にお世話になったことのある人にはおなじみの保湿剤「ヒルドイド」を大量に塗り込む……。

 以上が私の「日頃のスキンケア」なのだが、これをコスメフリークである友人の安彦麻理絵さんに話したところ、「ケミカルと自然と医療が混じっていてメチャクチャ」と笑われたが、私の顔面上に「現代社会」があるかのようで気に入っている。本音を言えばSK-2をラインで使いたいけれど……言うまでもなく、SK‐2は高額だ。自転車操業の漫画家には、かなりの贅沢品である。マリエ姐さんに「もうすぐ化粧水が切れそうなの!」と涙ながらに訴えた時も、「シャブみたいね」と、やはり笑われた。私の人生の目標は「気兼ねなくSK‐2が使える人生」と言っても過言ではない。最終目標は湯船いっぱいに満たした化粧水に浸かる「SK‐2風呂」だ!

 一時期はライン使いしていたSK‐2だが、経済的な理由で、ほかのものを代用することになった。あれこれと組み合わせてみたが、「ふきとり化粧水」を使用するとしないとでは、全然効果が違うので、これだけは使用し続けている。顔を洗うのが面倒くさい時など、洗顔代わりにもなるので、とても便利なのだ。しかしある時、「古い角質を取り除くって……これって、ピーリングなのでは!?」と気がついてしまった。ネットで調べてみると、やはりピーリングと同じだと判明し、呆然となった。私はアンチ・ピーリング派なのだ。

お姉さんも剥いてきなって!!

しぃちゃん

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