【田房、子役オーディションに行ったってよ】vol.2

スポットライトの快感とカタギじゃない審査員! 芸能界の光と影を見た子役オーディション

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(C)田房永子

 子どもを芸能人にしたい親って、どんな感じなの!? そしてそんなギラギラした親への事務所の対応は!? 下世話な好奇心で赤ちゃんモデル事務所のオーディションに紛れ込むこの企画。前回の老舗子役事務所Sに引き続き、今回行くのは、T・アカデミー。鈴木福くんに始まり、谷花音ちゃんや小林星蘭ちゃん、本田望結ちゃんまで輩出した豪華子役プロダクション。T・アカデミーのサイトへ一度アクセスするだけで、ほかのサイトへ移っても広告欄が「T・アカデミー」だらけになります。ほかの事務所とは、かけてる金額とやる気が違いますよ! 早速オーディションに申し込んでみました!

■必ず「4分の1」の割合で合格らしい第一次審査
 
 応募は「T・アカデミー」の公式サイトにあるエントリーフォームから可能。顔写真を添付する欄もあります。しばらくして自宅に届いた書類には、表彰状という体の第一次審査合格通知書と「合格おめでとうございます」というプリントが何枚も入っていて、熱烈なお祝いムード。小さい字でビッチリと「全出願者数の4分の1の合格者の1人に選出させていただきました」とか「厳正なる審査の結果、お子様が第一次審査に合格されました」とか同じことがしつこく書かれていて、「うちの子、イケるかも」な親心をグイグイ盛り上げます。それどころか、T・アカデミーに通えば「闊達な発声・発音や正しい日本語の使い方」を学べるとし、「こういう基礎的なものが幼少時にうまく身に付けられなかったため、事件や犯罪に走る子どもたちがいる」とまで言い出すT・アカデミー。ネットで調べると「T・アカデミーに合格したのですが、東京まで通うのに交通費が往復2万円かかるので迷っています」とか「4分の1の倍率で合格しました! でも夫が反対していて二次審査を受けるのを納得してくれません!」とか、真剣に悩んでいる親たちが続出していました……。

都会の真ん中に、日本の田舎の原風景が広がる会場

 前回のS事務所みたいに、うちの子を「商品」として批評されるんだろうな……そんな浮かない気持ちでT・アカデミーの第二次審査の会場にやって来ました。入り口にはベビーカーが100台以上ズラーッと並んでいて、赤ちゃんを連れた人でごった返してました。スタッフに誘導されて地下の待合室に行くと、20畳ほどの部屋のじゅうたんに親子がギッチリすし詰め状態で座っています。スタッフが声を張り上げ、大量の赤ちゃん親子を次々にオーディション部屋へ誘導し、現場は常に騒然。私の整理番号は200番台で、このペースだと1日で1,000人くらいは来るのでは!? オーディション自体も少なくとも月1回以上はやってるみたいだし、これで「4分の1」だったら一体、何万人の赤ちゃんが応募してるというのでしょうか……。

12曲目のタイトルは「我武者羅」……泣かせるぜ

しぃちゃん



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