角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第37回

モンペの紹介、遠方の人……保育園経営者が明かす「こんな親はご遠慮願います」

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2月生まれの娘が婿と誕生日会に参加しました。保護者
参加型の誕生日会は子どもの成長した様子が見られると
保護者からたいへん好評ですが、子どもたちに1週間くら
い練習させているからサマになっているのです。みんな努
力してます!

 この時期、25年度4月以降の入園希望者のキャンセル待ち対応に追われています。案の定、1歳児枠・2歳児枠は早々にいっぱいになったので、入園希望者には見学の後、キャンセル待ちをしていただいているのですが、空きが出ても申し込み順には連絡しません。入園希望日にお子さんが何歳何カ月になっているかを考慮するのはもちろんですが、こちらも人間なので、はっきり言って、気に入った順に電話しています。“気に入る”とは、具体的にどういうことかというと……。

★見学の際、母親だけでなく父親やおばあちゃまも一緒に見学している人
 保育園に対し、家族全員の賛同を得ているということなので、後々トラブルになりにくいという理由です。特に発言力があるのは、母方のおばあちゃまのような気がしますね(笑)。

★在園児の保護者からの紹介
 といっても、紹介した保護者によります。問題のある人の紹介の場合、類は友を呼ぶということで避けます。“問題のある人”については最後に詳しく触れますね。

★低級霊が憑いている人
 低級霊が憑いている人は絶対連絡しません(笑)。これはスタッフにも園児にも見えませんが、多大な悪影響があるので入れません。私が今まで出会った低級霊が憑いていた人たちは、雑誌が廃刊になる、盗撮で捕まる、会社の業績が著しく悪くなる、人気がなくなる……と、誰一人無事生き残っていないのです。私が見れば一目でわかりますので、とにかく避けます。オープンしたてで園児が少なかった時でも、低級霊が憑いている保護者はうちを選ばせないような営業方法をわざとして避けてきました。なので、駒沢の森こども園はいいエネルギーに包まれ、これからも繁栄していくと思っています。また、エネルギーが不安定な人も要注意です。在園児の保護者で問題のある人は全員、エネルギーが不安定ですね(笑)。ちなみに子どもの時期はみんなエネルギーが不安定なので、子どもに近いともいえます。

 逆にほかの保育園では敬遠しがちな親であっても、低級霊が憑いていない、いいエネルギーの持ち主ならキャンセル待ちの順位は上位です。例えば、外国人。日本語がほとんどしゃべれなくても、保護者に「入園させたい」という熱意があれば、拙い英語を駆使して私たちもがんばります。また、震災時の園児引き渡しのことを考えると、職場が遠い、自宅が遠い人よりも、なるべく近所の人に入園してもらいたいと思うようになりました。ですが、近所のブラックエネルギーと遠方のホワイトエネルギーなら、私は遠方のホワイトに来ていただきたいです。そういうことの積み重ねが保育園の存続に繋がると思うんですよ。いいエネルギーが集まる場所は、お金も集まります。

■片親はチェックポイントになりません

 一般的なセレブ保育園で敬遠されがちなのは、片親です。認可なら逆に優先的に入園できるのですが、認可外では保育料支払いの心配から警戒されます。もちろん当園でも支払いが滞りそうなご家庭は困るのですが、それは片親だからとか、両親が揃っていれば安心とかいう問題ではないので、きちんとした保護者であればシングルマザー、シングルファザーであっても問題にはなりません。

 それに、世の中にはさまざまな家族形態があります。お父さんお母さんが揃っていることが「当たり前」ではないことを、柔軟性の高い子どもたちはすぐに受け入れられると思いますし、受け入れることが必要だと思っています。以前、NHKで幼児園のドキュメンタリー番組を放送していて、娘が「お父さんもお母さんもいなくて生活している子どもがいる」と知り、自分の家庭がすべてではないと知ったためか、生活態度が少し変わりました。私自身、3歳ぐらいの時、母親が母の日の白いカーネーションの意味(お母さんがいない、または亡くなった子どもは白いカーネーションを飾る)を教えてくれたことで、自分とは違う環境の子どもに思いをめぐらせることができるようになったと思います。

 さて、“問題がある人”もいると前述しましたが、我が園の問題親について触れたいと思います。ある問題親は、我が園の保育士に「日曜日、うちでシッターやってくれない?」と誘っていました。日祝は休園日なので、預かってほしいのはわかりますけどね。一般的に会社ではバイトを禁止しているところが多いのに、何を考えているのか疑問です。

 また、集団生活を無視し、シッターレベルのサービスを保育園に求める親もいます。「シッターさんのほうが向いているのでは?」とそれとなく言いましたが、「お友だちが好きなので」と軽くスルーされました。一番の問題親は、熱があるのに「熱が下がったので登園しました」と言った親。言葉を信じて受け入れた後で、測ってみたら熱が40度もあったんです。迎えに来てもらおうと母親の携帯に電話したら応答せず留守電にもならず、自宅に電話したら眠そうな声で父親が出ました。しかも、保育園から車で5分のところに住んでいるのに、父親が来たのは1時間後でした。インフルエンザの感染時期は特に迷惑です。ほんと、やめて!

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月1日に「駒沢の森こども園」をオープンさせる。家庭では5歳の愛娘の子育てに奮闘中。

て、て、低級霊?

しぃちゃん

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