"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第165回】

水谷豊のヘタレ親父ぶりが露呈した、娘への弱腰すぎる恋愛指導


「女性セブン」3月7日号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第165回(2/22~26発売号より)

 先日「週刊文春」(文藝春秋社)が報じた郷ひろみの不倫問題だが、世の中的に全然盛り上がっていない。郷の所属事務所の“お力”なのだろう。しかし初エッチの際女性に渡した「タクシー代」は10万円也!! 57歳、いまだにバブルな男だと感心した。

1位「水谷豊 叱ったはずの恋に娘が“猛進”同棲」(「女性セブン」3月7日号)
2位「高嶋ちさこ 従兄高嶋政伸を『くだらない!』断絶の親戚関係」(「女性セブン」3月7日号)
3位「東尾理子『もう主人の“世話”は後回し!』 初産から3カ月、長男・理汰郎くんへの“全力奮闘”育児を独占告白――」(「女性自身」3月12日号)


 女性、特におばさんの心を掴む記事を掲載しているのが今週の「セブン」である。今週も先週に続き上位を占めた。まずは水谷豊ネタである。年齢を重ねるにつれ、四角張ったイメージがより強くなったのが豊だ。私は初期の『傷だらけの天使』(日本テレビ系)で兄貴ーー! と叫んでいるヤサさぐれた豊が好きだった。しかし今ではそんな面影はない。本人もチンピライメージは“昔の恥”だと思っているのではないか。それほど厳格な “大家”のイメージを纏ってしまった豊。今では『相棒』(テレビ朝日系)シリーズの“天皇サマ”だ。しかも、共演者の私生活にまで煩いらしい。前の相棒役だった及川光博に、新婚早々の別居や不倫デート疑惑報道が出ると、『相棒』を降板させた。大家になるにつれ心も狭くなってしまったのか。こうなれば豊の不倫疑惑をどこぞのマスコミは是非狙ってほしいものである。それこそが、週刊誌ジャーナリズムの反骨精神であり醍醐味だと思う。豊も少しは他人に対する心が広くなるのではないか。

 前フリが長くなってしまったが、愛妻家の豊に不倫は難しいからなのか、セブントップ記事を飾ったのが娘との確執だった。家庭を大切にする豊には娘がいる。名前は趣里、22歳の女優のたまごである。彼女には25歳の俳優・田島優成という恋人がいる。しかし愛息の恋など認めたくないのが父親というもの。特に厳格な豊は気に入らないだろう。相手の田島は俳優としてもひよっこだし。芸能界の荒波を知る豊が許すはずもない。

 だが、そんな父親の気持ちなど関係なく、2人はラブラブで同棲まで始めた。さらに、プライベートだけでなく舞台という仕事の場にも、2人の関係を持ち込んだ。田島が自分の舞台に趣里をキャスティングしたのだ。これはファンの不評を買い、豊は2人を叱った。しかし今年2月にも2人は性懲りもなく舞台で共演してしまったのだ。

 ここで豊は2人を絶縁するべきだろう。芸能界屈指の厳格で頑固モノの意地を、メンツを見せないと示しがつかない。2人に芸能界の掟を叩き込むチャンスでもある。しかし豊はそうはしなかった。いや、それどころか2人の芝居を鑑賞し、楽屋にまで行ったと「セブン」は記す。親バカならぬバカ親だ。ヘタレ親父でもある。

 それでも豊は2人の交際を認めたくないらしい。しかし、娘には弱い豊は<泣く泣く認めざるを得ない>という複雑な胸中だという。あまりきつく反対すれば、娘に絶縁させてしまうとでも恐れているのだろうか。誰にでも弱点はある。豊にとってそれは妻と娘ということだ。娘の恋愛を機に、狭量な心を入れ替えて大きな心を持ってほしい。もし2人が破局しても田島くんを潰したりしないでね。昔の自分を思い出して――。

 売れてない小娘の恋愛話がトップになるのも、ひとえに父親である豊の存在の大きさからにほかならない。世間(おばさん)の心を掴むのも然り。しかも、小娘は父親だけでなく母親は伊藤蘭であり元キャンディーズ。食いつかないはずはない。これが芸能一家、二世の強みであり、世間から覗き見的興味を持たれてしまう所以だ。甘んじて受けてもらうしかあるまい。

 そして2位の記事もやはり芸能一家、いや一族のお話である。芸能界にその存在感を示し続ける高島一族。父・忠夫は俳優としてだけでなく、近年はウツ病克服で話題になり、元宝塚の母・寿美もあまりに著名だ。2人の息子は揃って俳優と活躍し、昨年には弟・政伸のドロ沼離婚劇が大きな注目を浴びた。だが一家4人以外にも有名人が存在する。それが政伸の従妹に当たるバイオリニストの高嶋ちさ子だ。音楽家としてだけでなく、バラエティなどでも活躍するさち子だが、彼女の大きな特徴は“毒舌”である。顔を見るだけで“強く、キツイ”性格だとわかるが、やはりというべきか、歯に衣着せぬ発言でも知られている(ネットで「高嶋ちさ子」と検索すると「性格」というキーワードが一緒に出てくるくらい)。

 そんなちさ子だが、今年2月、新幹線の中でブランド物の高級スーツケースを盗まれた。中の物も含め被害総額は約100万円。それを聞きつけた『アッコにおまかせ!』(TBS系)がちさ子に電話取材を敢行。するとちさ子は怒りをぶちまけた。調子に乗った『アッコ』スタッフは、盗難とは全然関係ないが、従兄の離婚騒動について質問した。すると「あの! ただでさえイライラしてんのに、くだらないことを聞かないで下さい!」とタンカを切ったという。さすが、男前のアネゴである。

 だがこれは記事の序章にすぎなかった。「セブン」ではこのぶち切れちさ子発言から、高島忠夫一家とちさ子一家(ちさ子の父は忠夫の弟という関係)の不仲、断絶を記していくのだ。断絶理由は、まあよくある親戚間の経済格差、思い込み、失言、誤解など、これまでの歴史の中の積み重ねではある。大体において、忠男家の嫁・寿美にしても、ちさ子に負けず劣らず相当に気が強そうだし、2人の気が合うとは思えない。

 しかし、こうした下世話な、そして下らない話を女性は大好きである。自分の周囲にも起こってるような親戚の面倒でウザイ関係性が、「有名人一家に同じようにもあるのね。フフ」と自分に重ねて妙に納得して、ちょっと気の毒がって、そして安心して喜ぶのだ。

 もちろん忠夫一家4人が揃って誰もが知っている有名人で、従妹まで強烈なキャラの持ち主だからこそ成り立つ親戚関係を巡る“人間ドロドロ”記事ではある。芸能一家ってこういう“シガラミネタ”人間模様が面白い。だから二世タレントも跋扈するってワケか。

 さらに3位も芸能一家ものだ。ここ数年、ちょっと変則的ではあるが芸能家族となりつつあるのが石田純一かもしれない。妻はプロゴルファーの東尾理子で、理子の父親も元プロ野球選手であり監督だった東尾修。前妻は女優の松原千明で、長女は最近バラエティでもよく見かけるすみれ。その前に結婚していた女性との間には、長男の俳優・いしだ壱成がいる。正統派ではないが、一応ファミリーだ。

 そんなファミリーの新顔・理子が、純一との間に第1子をもうけた。プライバシー切り売りの帝王としては万々歳だろう。妻の理子、そして爺ちゃんとなった東尾修まで登場し、猛アピール&商戦を展開している。もちろん、これまで理子の結婚、不妊治療、出産を追い続けた「自身」も“独占告白”と銘打って、理子の育児を取り上げた。<育児は大変だけど、前向きに>という記事内容に何ら面白みはない。しかし、この記事は面白い。何が面白いかって、ドアップに写された長男(あくまでも理子の長男だが)理汰郎クンの顔写真がだ。満面の笑みを浮かべた理子お母さんに抱かれた赤ちゃん。純一と理子の子ども。だが――その顔は純一にはあまり似ていない。そして――おじいちゃんの東尾修にそっくりなのである。

 思えば長男の壱成もイケメンの部類だし、長女のすみれも美人だ。しかし理汰郎クンは、その系譜の顔ではない。家族みんなの顔を知っている有名一家だからこそ笑えるDNAの妙技であった。

じいちゃんっ子はきっと素直に育つよ!

しぃちゃん



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