[女性誌速攻レビュー]「ひよこクラブ」3月号

ダーク「ひよこクラブ」で確信、ストレス溜めてまで死守すべき育児法なんてない!

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「ひよこクラブ」2013年3月号(ベネッ
セコーポレーション)

 「ひよこクラブ」(ベネッセコーポレーション)の連載によると、ほしのあき、今月は「赤ちゃんの鼻水の電動吸引器」買ったらしいッス。赤ちゃんは自力では鼻水をどうしようもできないので、吸引してあげる必要があるんですね。薬局とかで売っている500円くらいの吸引器は、二股のストローの片方を赤ちゃんの鼻に挿して片方を大人が吸うと、途中の器に鼻水が溜まるという、大人の口に赤ちゃんの鼻水が入らない仕組み。ほしのあきは、これを使うと「私の頭がクラクラするばかり」なので、電動吸引器を買ったそうです。うちの子の鼻水も強靭なんで、ちょうど先日欲しくなって調べたら1万6,000円くらいで、目玉飛び出したとこだったんスよ。私も欲しいっスわ~、電動吸引器と? 巨乳なのにペッタンコなお腹と? 溶けちゃうくらい小さい顔と? 若い騎手? 欲しいわ~。ほしのあきになりたいっスわ~。若い騎手の股間、吸引したいっスわ~!(爆望)

<トピックス>
◎ほしのあきの“赤ちゃんと私のいちにちいっぽ”
◎今どき育児のやっちゃダメ!こうしよう!がすぐわかる本
◎ 「ママってしんどい」って思ったとき

■人のものを取ろうとする姿って、確かに浅ましさを感じるけれども……

 今月も「ひよこクラブ」は、赤ちゃんのお世話でこれはやっていい? NG? 大丈夫? あたし合ってる? と、新米ママの炸裂する不安をQ&Aにまとめたムックを付録で挟み込んでます。毎月毎月、しつっけえ~な~!   

 しかし、このムックの中で1つ気になったことがありました。「お友達のおもちゃを取ったら、しかったほうがいい?」という質問。これ、たくさんのママが気にしてますよね。親子が集まる場所で自分の子がほかの赤ちゃんに近づいただけで、「おもちゃを取らないでよ」と自分の子に言うママがすっごく多いです。
 
 初めて児童館に行った時、うちの子(当時9カ月くらい)がほかの子(1歳半くらい)が手に持ってるおもちゃに触ろうとしたことがありました。その子が「イヤ!」と拒否したら、その子のママが「貸してあげて~。ちょっと借りるだけだから~」と1人でしゃべり出しました。それでもその子は渡さなくて、私もボーっとしてたら、「借りよっかなって思っただけなんだよ、悪気はないんだよ~」とそのママがうちの子の気持ちを代弁するという、いっこく堂な空間になり始めました。

 そのママとしては赤ちゃんにじゃなくて、私に向かって「お宅の子がうちの子のおもちゃ取っても、あなたの子をイヤな子だとは思わないので、気にしないでくださいね」と言ってる感じがして、どうしていいかわからずムズムズしました。ママたちは赤ちゃんの気持ちを勝手に代弁することにより、ママ同士のトラブルをも未然に防ぐという高度なコミュニケーションを駆使してます。「ひよこクラブ」の答えも、「『黙って取ったらダメ。貸してって言おうね』とママが間に立ってやりとりして、根気よく教えていきましょう」とのこと。

 赤ちゃんが硬いおもちゃでほかの赤ちゃんを殴ってケガをさせるとか、そういう身体的に危険な状況は間に入ったほうがいいと思うけど、おもちゃを取るくらいのことは未然に防がなきゃいけないのか? あれは「しつけ」みたいなことなんでしょうか。「ほかの子のものを取る自分の子」の姿に、己のかつて(親友の彼と寝ちゃった日☆)を見るような気がして、必要以上に阻止してるのかな? と思ってました。赤ちゃんのおもちゃの取り合いってほほえましいし、それくらいならOKでよくないですか!? ダメなの!? 

■くわばたりえがカンダタ(by蜘蛛の糸)に見える

 今月号の「ひよこクラブ」は珍しく、「『ママってしんどい』って思ったとき」と題し、育児するママのメンタルのダークサイドに迫る特集があります。4ページにわたってつづられる、ママたちの告白。「想像以上に思うようにならないことが多くてイライラし、きつい声を出してしまって自己嫌悪に陥る」「8ヶ月ころから『娘がいなければ、○○できたのに…』と思うようになった」「お世話と家事のみの毎日で自分を見失いました」などなど。まさに「しんどいよな」(タレントのくわばたりえが乳幼児育児地獄からの這い上がり方を激白し、話題になった神ブログ)ですよ。くわばたりえの「しんどいよな」を読んだ時、私は産後4カ月で、いまいちピンときませんでした。だけど子どものハイハイやつたい歩きが激化し、片付けた部屋が数秒で元通りになる現象に毎日遭うようになってからは、自然と「しんどいよな」にちょくちょくアクセスして読み返すようになりました!

 最悪だったのは、保育園の申し込み書類を作っていた時期。書類関係が苦手なのもあるし、そもそも育児しながら仕事ができないから保育園に入れたいのに、保育園に入れるための作業で育児と仕事と家事がままならなくなる、さらに申し込んだところで入れるかわからない、という意味不明な期間にイラだってました。そして提出しなきゃいけない書類を紛失するという、ガキの頃から何も変わっちゃいないオノレのだらしなさに直面し、ストレスはMAX! そこへギャン泣きしながら抱っこをせがみ足にまとわりつく9カ月の娘! 書類探さなきゃいけないのに超うるせー! お前まで私を「母親になってまで、いまだバカ」と責めるのか、とイラ~ッとして、「今ブッ叩いたらスッキリしそう!」と赤ちゃんを叩く人の気持ちがスッとわかってしまって、うわ~どうしようと思いました。

 私の場合は「書類をなくした自己嫌悪」の八つ当たりだとわかったから、目を白黒させながらも「やべーやべー」と自分の気をそらすことに成功しましたが、これから先、もっと追い詰められた時に自分の勝手な理由で子どもを虐待しない保証はない。「『ママってしんどい』って思ったとき」に書いてあるママたちの心境も、「『母親』をちゃんとやらなきゃ」という思いが強い時こそ、ストレスも強くなるという感じでした。

 今まで、1人で生きてきた時は「自分との戦い」が基本だったんですよね。だけど育児は、「世間との戦い」な気がします。周りがどう言っても「自分がストレスを溜めない」方法をチョイスして実行する、「笑顔を保つ」ことを一番の目標にするという、今までとまったく違うタイプのミッション。むしろ自分と戦っちゃダメで、「自分を許す」という慣れない作業を毎日しなきゃいけないんですよね。それが改めてわかった気がしました。

 「ひよこクラブ」に珍しいダークな特集、こういうのが読みたいんですよぉ~! 今月は「ばあばの時代の育児と、どう違う?」という、大昔の母子手帳を検証するページもありました。「母乳が足りないときは牛乳をあげて」とか「抱きぐせがつくから、むやみに抱っこしない」とか、今の育児法とは正反対のことが書いてあるよ! こんなワケわかんねえ育児法を振りかざすうるせえジジババは、自信を持って無視していいんだよ! と近代ママたちにご報告です。もしかして今は正しいと伝えられてる育児法も、30年後は「ワケわかんねえ」ということになってるかもしれないから、ストレスMAXにしてまで守らなきゃいけない育児法なんて存在しないということでいいですかね!?
(田房永子)

育児法は都市伝説だと思えばいいんだよ!

しぃちゃん



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