[TVツッコミ道場]

普通の感覚のアイドルHey!Say!JUMP・山田涼介に訪れた「変化」


なんでうどんだったの?

 今回ツッコませていただくのは、『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』(日本テレビ系、1月12日放送)の番宣や、初ソロシングル「ミステリーヴァージン」の宣伝で、テレビの露出を増やしていた山田涼介。

 『笑っていいとも!』(フジテレビ系、1月9日放送)の「テレフォンショッキング」では、冒頭からタモリに「花輪きてるけど、そう多くはなかった」とイジられたり、「モテたくて中学生で料理を始めた。うどんも練ったりした。でも、食べさせる機会がないから、全然モテない」などと話しては「なに勘違いしてんの?(笑)」とツッコまれたりと、自虐的なトークを炸裂。

 アンケートでは、お題について「僕の『ミステリーヴァージン』にかけまして」と言った途端、タモリに「あ、『ミステリー』なんだ。『ヴァージン』じゃないんだ」と下ネタをかまされ、すかさず「ちょっとミステリーの方でいかせていただこうかと」と照れ笑いで応じていた。また、『世界まる見え!DX特別版』(日本テレビ系、1月13日放送)においては、クイズで不正解だった際の罰ゲームとしてモノマネをリクエストされ、正解したにもかかわらず、結局、3つのモノマネ(『リロ&スティッチ』のスティッチ、金八先生、志村けん)を披露。きっちり笑いをとっていた。

 驚いたのは、こうした自虐トークや、下ネタへの返し、モノマネ等が素早く、上手になっていること。視聴者からは「トークスキルが確実に上がっている」という指摘も多数あがっていた。というのも、もともとメンバーたち自らが「グループの課題」に「トークスキル」「内弁慶なこと」を挙げるHey!Say!JUMPでも、山田は最も口数の少ない方の1人にみえるからだ。

 幼い頃のメイキング映像などでは、饒舌に喋る様子やモノマネをする姿など、お茶目な姿が多く見られる。ところが、年齢を重ね、センターとしての責任が重くなるとともに、口数がどんどん減っていった印象がある。さらに近年は、歌番組などに出る際、常に真剣で堅い表情で「明るく前向きな曲です」といった言葉ばかりを繰り返してきた山田。今回のソロデビューにおいても「Hey!Say!JUMPの山田涼介として」というフレーズを連発し、「ミステリーヴァージン」のメイキングでは、現場にメンバーがいない寂しさを語ったり、過去のメイキングに対して母親に「アンタ、口数少ないね」とダメ出しされたことも語っている。

 本来は口数が多いほうではないはずなのに、急速にトークスキルが上がっているのはなぜなのだろうか。1つには、彼の「普通」キャラが浸透した、日曜昼のバラエティ番組『スクール革命!』(日本テレビ系)の存在があるだろう。同番組では年末恒例になっている占い企画において、魚ちゃんに毎年「普通」と言われ続け、「普通」キャラがすっかり定着してきている。共演者の内村光良やアンタッチャブル・山崎弘也、オードリーから学べるものも、もちろん大きいだろう。

 また、Hey!Say!JUMPの初座長舞台『ジャニーズワールド』の一場面で、おじいさんの扮装をした「山爺(やまじい)」として、毎日お客さん相手に(スベリ?)トークをするリアルなやりとりも、トークスキルを磨く場になっていると言われている。負荷をかけると潰れてしまう者もいる一方で、負荷をかけるほど磨かれる、「普通」の感覚のアイドル・山田涼介。

 「化粧が濃い」とか「身長が」とか、これまで多く聞こえてきたバッシングの声も、不思議と、ここにきて好意的なものに変わってきているようだ。女子中高生を中心とした熱狂的なファンに加え、「ふわっと流されやすい世間の声」を味方につけた今、本格的な飛躍の時がきているのかもしれない。
(田幸和歌子)

でもやっぱりメイクは濃すぎかと

しぃちゃん

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