【セレブの愛すべきどうでもいいニュース2012】

セレブのどうでもいいニュース2012! デブ専サイトがC・アギレラにオファー

2012/12/31 19:00
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デブ専サイトがオファーしたくなる、C・アギレラの貫録

 2012年も残すところわずか。ハリウッドを振り返れば、ビヨンセの超セレブ出産、ホイットニー・ヒューストンの衝撃的な死、トム・クルーズとケイティ・ホームズの電撃離婚など、さまざまなことが起きた。しかし、そんなトップニュースに紛れてしまった「見逃すのにはちょっと惜しいニュース」も。月別にリストアップしてみると、以下の通りである。

・1月 マーク・ウォールバーグ「オレが911の飛行機に乗ってたら歴史は変わってた」発言で大ヒンシュク
・2月 昨年末最高に壊れていたシネイド・オコナーが、新作アルバムをリリース
・3月 リル・ウェイン、いい加減に庭の芝生を刈れと警告される
・4月 デミ・ロヴァート、「もう少しでポール・マッカートニーを轢くところだった」と告白
・5月 ロレッタ・リンに年齢詐称疑惑、77歳じゃなくて80歳だった
・6月 ジョン・メイヤー、テイラー・スウィフトの「Dear John」はオレのことだと憤慨
・7月 テイラー・スウィフトまでもが香水をリリース
・8月 チャーリー・シーン、大好きな野球チーム「シンシナティ・レッズ」にポンと寄付
・9月 ハリウッド名声入りしたいキム・カーダシアン、主宰者は「その資格なし」とバッサリ
・10月 クリスティーナ・アギレラ、デブ専デートサイトの広告塔にオファーされる
・11月 クリステン・スチュワートのスタイリスト「お願いだからヒールを履いて」
・12月 オルセン姉妹がデザインした450万円のワニ革バックパックが、高級に見えないと不評

 今回は、この中から特に気になる「海外セレブの愛すべきどうでもいいニュースベスト5」をご紹介しよう。

■第5位 ジョン・メイヤー、テイラー・スウィフトの「Dear John」はオレのことだと憤慨

 別れた恋人のことを歌ってたんまり稼ぐスタイルで大ブレイクしている、テイラー・スウィフト。2010年にリリースしたアルバム『Speak Now』に収録されている『Dear John』は、その歌詞内容から「若く美しく純情なテイラーをもてあそんだ」とウワサされるジョン・メイヤーに捧げる曲だと言われてきた。ジョンはずっと沈黙を守ってきたのだが、6月、言われっぱなしの状態にブチ切れ。「あぁ、あの曲はオレのことだろ」「あんな仕打ちを受ける覚えはないけどな」と発言。「屈辱的だ。侮辱された」と激怒し、恋人と別れるたびにそれをネタにして稼ぐテイラーのことを「チープなやり方。曲もチープ」だとコキおろした。

 最低なオンナ呼ばわりされたテイラーだが、今年の夏はロバート・F・ケネディの孫に当たるコナー・ケネディと交際。現在は大本命とされるワン・ダイレクションのハリー・スタイルズと復縁するなど異性関係は絶好調であり、ジョンとのことなど遠い過去の記憶となっている。

第4位 クリステン・スチュワートのスタイリスト「お願いだからヒールを履いて」

 『トワイライト』シリーズの共演者ロバート・パティンソンと長年交際しているにもかかわらず、『スノーホワイト』のルパート・サンダース監督と不倫をし、バッシングされたクリステン・スチュワート。すったもんだの末、ロバートと復縁しレッドカーペットにも戻ってきたが、相変わらず美しいロングドレスにスニーカーを履いていることが多く「何もかも台無しにする女」だと叩かれている。

 11月末には、彼女の専属スタイリストが「彼女はスニーカーが好きで、ヒールを履かせても途中で脱いでしまう」と苦労を告白。グランジ風ファッションが好きなクリステンが、エレガントなドレスを着てくれるようになっただけでも進歩だとかばいながらも、コンバースを履くことだけはどうしても譲れないようだと語り、「『お願いだからヒールを履いて』と何度もお願いしてきた」と苦労していることを明かした。

 スタイリストは、最近はあきらめモードに入っているとのことで、「撮影の時にヒールに履き替えてくれるのなら、もうそれでいい。それが彼女の個性なのだから」とやけくそ気味にコメント。なお、クリステンはスニーカーを履く理由を「ヒールは竹馬に乗ってるようでふらつくし、レッドカーペットでファンを見下ろしているようで嫌だから」と説明している。

第3位 ロレッタ・リンに年齢詐称疑惑、77歳じゃなくて80歳だった

 13歳で花嫁になり、18歳までに4人の子どもを出産した波瀾万丈な人生を歩んできた伝説のカントリー・ミュージック歌手、ロレッタ・リン。ケンタッキー州では今も昔も14歳以下で結婚することは違法だが、その昔は年齢をごまかして結婚するケースは多かったとされており、ロレッタも無理やり結婚させられたのだと同情を集めてきた。

 が、5月に米AP通信が「ロレッタの法的書類を入手したところ、生年月日がこれまで公表されていたものと異なっていた」と報道。生まれたのは1935年ではなく1932年であると暴露した。ということは、ロレッタは現在77歳ではなく80歳。結婚したのも16歳であり、当時のケンタッキー州では平均的な初婚年齢であったことが判明。突然、「特別なケースでも、かわいそうなケースでもなかった」ことが明るみに出てしまったのだ。

 これに対して彼女のマネジャーは、「ロレッタからは年齢のことを聞かれたら、『あなたたちの知ったことじゃない、とはねつけるように』と命じられている」とコメント。偉大なカントリー・ミュージック歌手であることは変わりないこと、また、彼女の夫や当時のことを知る親族や友人たちのほとんどが亡くなっており、詳しい取材ができないことから、大々的なニュースとして扱われることもなく終わった。

第2位 デミ・ロヴァート、「もう少しでポール・マッカートニーを轢くところだった」と告白

 米国民的オーディション番組『Xファクター』でブリトニー・スピアーズと共に審査員を務めるデミ・ロヴァート。摂食障害、薬物・アルコール依存、自傷行為を見事克服した彼女がTwitterでファンを驚かせたのは4月9日のこと。「今日、車を駐車しようとパーキングの中に入ったら、男性数人がど真ん中に立ってて轢きそうになっちゃったの。振り返った男の人を見てびっくり! ビートル……そうよ、サー・ポール・マッカートニーだったの!!」と興奮気味にツイートしたのである。

 「とってもいい人で。お会いできて光栄だったわ。もう少しで轢くところだったなんて信じられないけど」とデミはノリノリだったが、ハリウッドでは若いセレブたちの車にまつわるトラブルが多いため、ファンは「どうか安全運転を」を気をもんだ。

 ちなみにポールはこの数週間前にもTwitterで死亡デモを流されるという嫌な目に遭っているが、6月に無事70歳の誕生日を迎えた。古希になってもロッカーの道を突き進んでいる。

第1位 クリスティーナ・アギレラ、デブ専デートサイトの広告塔にオファーされる

 昨年から体重が増加し続けている歌姫クリスティーナ・アギレラ。とうとう肥満体と呼ばれる域に到達してしまった彼女だが、体にフィットするタイトドレスがお気に入りで、ボリュームある体を惜しみなく披露している。

 そんな彼女に10月、デブ専デートサイト『TheBigandTheBeautiful.com』がぜひ広告塔になってほしいと、300万ドル(2億4,000億円)でオファーを出したと報じられた。世間はスキャンダラスなことをして売名する不真面目なサイトなのだろうと眉をひそめたが、サイト運営者である、『アメリカズ・ネクスト・トップモデル』Cycle10の優勝者で、プラスサイズモデルのホイットニー・トンプソンは大真面目。テレビCM、ラジオCMを制作し広告写真を2枚撮影、会見にも4回出てもらい、テーマソングも歌ってほしいと計画を練っていた。かなりの大金を提示されたが、人気リアリティ番組『ザ・ヴォイス』でしこたま稼いでいるクリスティーナは、まったく相手にしなかったと見られている。

 すっかりデブ歌手と認知されてしまったクリスティーナだが、「レコード会社は“青い目の痩せた白人少女”というイメージでアタシを売りたがっている。エクアドル系の健康的少女なのにね」「2003年の『Justified & Stripped Tour』で7キロ増えただけで会社は大騒ぎ。だから今年『Lotus』のレコーディングをする時、こう言ったの。“あなたたちはデブ女と仕事してんのよ。そこんとこ理解して、もうあきらめなさいよ”ってね」と完全に開き直っている。

 ゴシップ好きなアメリカ人もうっかりスルーしてしまうような、愛すべきどうでもいいニュース。2013年は一体どんなB級ゴシップが噴出するのか楽しみだ。

最終更新:2012/12/31 19:00
『デブの帝国―いかにしてアメリカは肥満大国となったのか』
どう考えたって喰いすぎでしょ
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