いよいよ潮時なの?

AKB48大島優子『悪の教典』号泣、「落ち目だから話題作り」の真偽

2012/11/21 08:00
AKBooshimayuko.jpg
「あの映画嫌いで~す♪」(撮影:後
藤秀二)

 AKB48・大島優子の「あの映画嫌いです」発言で話題の映画『悪の教典』について、「見事なプロモーション」と評する声が上がっている。宣伝に協力する立場のAKB48メンバーが真っ向から批判を行ったことについて、ネット上ではすぐさま「ヤラセ説」が巻き起こり、メディア関係者も大半は「仕込み」の可能性が濃厚とみているが、実情はどんな手法を用いていたのだろうか。

 かねてから報じられている通り、大島をはじめとするAKB48メンバー38人は、同映画の特別試写会イベントに出席。しかし鑑賞後に大島は、報道陣の前に姿を見せず、関係者を通じて「わたしはこの映画が嫌いです。命が簡単に奪われていくたびに、涙が止まりませんでした。映画なんだからという方もいるかもしれませんが、わたしはダメでした。ごめんなさい」と作品を批判する内容のコメントを発表した。

「実際に試写会から参加していた記者によると、大島は途中から本当に大泣きしてしまい、本気で大ショックを受けている様子でした。そしてそのまま大島が退場してしまったことを説明され、現場にいた記者も騒然としました。この時点では大島の様子から、『ヤラセではないかもしれない』という声も出ていたのですが、その後、東宝が発表したあまりにもベタなコメントによって『なんだよ、やっぱり仕込みか』と呆れてしまいました」(雑誌編集者)

 東宝は大島の中座について、取材に訪れた全メディアに「真実は映画を観て判断してほしい」というコメントを発表。しかし求められてもいないのに、PR丸出しのコメントを出した東宝について、「本当に何も知らされておらず、急場でこしらえた結果が、あのコメントだったのでは」という見方もできるようだ。

「東宝宣伝部はトラブルを避けたがる体質というか、ここまで大掛かりなヤラセを仕掛けるとは考えにくい。スタッフもAKB48の誰が試写会に参加するかを、当日まで把握していなかったそうだし、少なくとも現場レベルでは誰も今回のような事態になることは知らされていなかったのでは。しかし一方で大島の方は、自身のブログでも謝罪をした上で『でも、私はあの映画が嫌いです。すいません』とのダメ押しコメント。騒動を、より煽っているとしか思えない言動です」(同)

 AKB48がこうしたサプライズ発表を行う際には、関係者であっても、事前報告がないケースも多々あるという。

「前田敦子の卒業時がそうでした。3月のさいたまスーパーアリーナ公演で突如発表されたものでしたが、あの時も秋元康氏をはじめとした、数人の関係者・メンバーしか発表を知らされておらず、前田の所属事務所関係者でさえ、あの場で卒業を知らされたほどでした」(広告代理店関係者)

 つまり今回の大島号泣の一件も、仕込みではあったが、関係者のほとんどが何も知らされていなかったため、結果的に大混乱を招いてしまったということなのだろう。しかしながら、同作がここまで話題に上ったことを考えれば、大島がプロモーションに大きく貢献したことは明らかであり、また大島自身も注目を集めることとなった。

「ファンの間では、『AKBは落ち目だから、こういった小さな話題作りに奔走している』という意見もあるようですが、むしろその逆。売れているからこそ、今回のような過激なパフォーマンスが許されるというのが、業界での見方です」(同)

 前田敦子の卒業以降、ファンからは「勢いがなくなった」ともいわれ、主要メンバーの海外移籍など、話題作りに必死にみえるAKB48。しかし、本当の落ち目はまだやって来ていないということか。AKB48の快進撃がいつまで続くか、これからも見守っていきたい。

最終更新:2012/11/21 08:00
『悪の教典 ‐序章‐』
伊藤、無念
アクセスランキング