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音楽番組で一番良質と称賛される、『ものまね歌合戦』舞台裏に迫る

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『フジテレビ開局50周年記念DVD もの
まね王座決定戦』/ポニーキャニオン

 視聴率不振が続くキー局音楽番組だが、現在でも業界筋の間で唯一“良心的な音楽番組”として話題に上るのが、フジテレビ系列で不定期で放送されている『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』だという。視聴率30%台を連発した全盛期の勢いは失われているものの、特定の事務所やアーティストの“枠”に縛られず、「純粋に面白いものを作る」というスタンスを続けていることが、各方面からの高評価につながっているようだ。

 フジテレビのものまね番組の元祖は、1973年スタートの『ものまね王座決定戦』。後のものまねブームの火付け役になった同番組は、その後日テレの後追い『ものまねバトル』(現『ものまねグランプリ』)に差をつけられ終了しているが、今年7月にリニューアルされて復活することとなった。

「『ものまね王座決定戦』は、2000年に『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』に吸収合併されています。しかし、それに至るまでは、フジの名物プロデューサーだったK氏が中心となり、番組発のものまねタレントの誕生、また出演者の日テレへの大量移籍騒動など、さまざまなドラマが巻き起こりました」(制作会社幹部)

 K氏は元おニャン子クラブの城之内早苗の夫で、番組出演者がK氏のものまねを披露することもあるという名物プロデューサーだった。現在でも「Kさんの番組なら」とオファーを受けるほど彼を慕うタレントも、少なくないという。

「彼もプロデューサー就任当時は六本木のショーパブなどで、地道にものまね名人を探していたそうですが、すぐに『ものまね王座決定戦』は出演者にとって憧れの番組に。最盛期は番組の打ち上げ時、K氏は100万円の束をいくつも持っていき、出演者たちに配っていたという“伝説”も存在しています」(同)

 しかし中には、番組の趣旨を理解しながらも、イヤイヤ出演するタレントも多く存在しているとか。

「落ち目になった歌手や、方向性が定まっていない若手タレントが出演することも多いです。今は演技派女優として人気を博している満島ひかりもその1人。Folder5解散後の満島は数回出演しましたが、当時からバラエティに乗り気でなかった彼女にとっては、消したい過去になっているでしょう。当然、ゴールデンに出演できるというだけで喜ぶ者もまた多く存在しますが、恒例の『ご本人登場』では、落ち目の歌手に見られたくないと、相当数のオファーが断られているのもまた事実です」(芸能プロ関係者)

 こうしたさまざまな思惑を抱える出演者や各芸能プロダクションの“調整”が、制作陣にとって最も力の見せどころだという。

「ここが、ジャニーズやエイベックスといった特定事務所の“枠”が存在する、昨今の音楽番組との一番の違いです。日本音楽事業者協会をはじめ、芸能界の重鎮らが率いる音楽からお笑いまでの各プロダクションとのバランス調整をこなし、各方面に幅広く花を持たせるという、非常に難しい作業の上に、『ものまね』は成り立っている。テレビに映らない部分での、ある意味“職人技”もまた、同番組の魅力なのでしょう」(同)

 年末には恒例の『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』、リニューアルされた『ものまね王座決定戦』も、近いうちに放送されることだろう。業界関係者のみならず、同番組の純粋な一般ファンも、楽しみに待ちたいところだ。

清水アキラのセロテープ芸は国宝

しぃちゃん

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