【動画あり】

J・ティンバーレイクの結婚式で社会的弱者を見下すビデオが流れ、バッシングされる

2012/10/26 16:00
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問題のビデオはこちら

 10月19日に南イタリアのリゾート地で650万ドル(約5億2,000万円)の超豪華結婚式を挙げたジャスティン・ティンバーレイクとジェシカ・ビール。2度の破局があり、ジャスティンにほかの女の影が見え隠れする時期もあったが、合わせて5年の交際を実らせた2人がゴールインしたことを、多くの人々が祝福している。しかし、披露宴で流れた友人からの祝福ビデオの中に、ホームレスやトランスベスタイト(異性装者)を笑いのタネにしたものがあったことが発覚。弱い者を見下すのかと、ジャスティンに対するバッシングが始まっている。

 30万ドル(約2,400万円)で独占写真・インタビュー掲載を許可された米芸能雑誌「People」によると、2人は招待した100人のためにプライベート・ジェットを手配し、式の1週間前から観光ツアーやさまざまなイベントに参加してもらうようスケジュールを組み立ててもてなしたとのこと。「結婚式だけのために、わざわざ遠くまで来てもらうのは申し訳ないから」と述べたジャスティンは大きく株を上げた。

 また、ジャスティンはジェシカのために曲を書き下ろしており、花嫁入場の際にギターで弾き語りしたとのこと。披露宴ではジェシカが大好きだというイン・シンクの「It’s Gonna Be Me」のダンスを披露したという、微笑ましいエピソードも明かされた。

 だが、その一方で『FOXニュース』は、ジャスティンが共に活動をしたイン・シンクのメンバーたちは、式に招待されなかったと報道。「式は家族とごく親しい友人のみだけ招かれたようなので、仕方ない」としながらも、招待状が送られてこなかったことにメンバーたちは大きなショックを受けていると伝えられた。クリス・カークパトリックだけは招かれたと報じるメディアもあるが、「100人も呼んだのなら、イン・シンクのメンバー全員呼べばいいのに」「冷たい」という声が陰で上がっている。

 招待客をめぐり、ケチがついてしまったジャスティンとジェシカの挙式だが、披露宴で流した“ごく親しい”友人からの祝福ビデオの一部が流出。その内容が弱い者を見下すものとなっており、「悪ふざけしすぎ」「このビデオを披露宴で流すだなんて神経を疑う」とバッシングが始まっている。

 このビデオは、ジャスティンの友人でロサンゼルス在住の不動産業者、ジャスティン・フーヘルという男性が、披露宴を盛り上げようと制作したもの。「残念ながら式に欠席したハリウッドの友人からの挨拶」というタイトルの8分間にわたる作品であり、米ゴシップサイト芸能サイト「Gawker」はこれを20秒にまとめて掲載した。

 「Gawker」に掲載されたビデオには、まず、薄汚れたタオルで頬かぶりをした歯が抜けた黒人男性が登場。ハリウッドの路上でよく見かけるホームレスの風貌をしたこの男性はカメラに向かって、「ジェシカ、ジャスティン。ずいぶんとご無沙汰しちまってるな」「結婚ギフトは郵便で送っとくよ」と語りかける。

 続いてバービー人形のような長髪ブロンドのウィッグをかぶり、露出度の高いタイトなドレスを着た黒人トランスベスタイトが登場。ビデオ撮影者に「お2人に伝えたいことは?」と聞かれ、「そうねぇ、うまくいきますように~」「アンタの男を、しっかりと見張っとくことね。フフフ」とコメント。最後に上半身裸のストリートパフォーマー風の白人男性が登場。「シャツ着なきゃな」とシャツを手にする男性に、ビデオ撮影者は裸のままの方がいいよと言い、男性はそのままの姿で、「ジェシカ、ジャスティン。オレだよ! ハーパーだよ!」と興奮気味に言う。

 ビデオが流出したことに気がついた撮影者のフーヘルは弁護士に依頼し、「Gawker」に対して「ただちにビデオを外さなければ訴える」と警告。「これはプライベートな式で流すために作ったプライベート・ジョークのビデオだ。ジャスティン・ティンバーレイクは、このビデオが制作されたことも流されることもまったく知らなかった」と弁解した。

 しかし、このビデオを見たジャスティン・ファンの中には、フーヘルはこのビデオを見てジャスティンが大笑いすると知っているから作ったのだと受け止める者がおり、Twitterで、「超リッチなハリウッドの人たちはホームレスを笑い者にしてもよいと思っている、ということがわかってよかった」「ひどい! もうファンをやめる」「反吐が出る」と激怒。Twitterのフォローを外す“元”ファンもおり、ちょっとした祭りとなっている。

 米ゴシップ芸能サイト「TMZ」は、問題のビデオに登場したホームレスの男性を探し当てインタビューすることに成功。エディというこの男性は、ビデオとは異なり小ざっぱりした姿でニコニコと取材に応じていたが、例のビデオで彼がバカにされ笑いネタにされていることを知ると、表情を暗くし「そうなのか……」と頭を振った。エディは、「『結婚式に使うから』って、これこれこう言ってくれって頼まれたんだ。あと『面白い感じで“おめでとう”って言ってくれ』って」と説明し、「もし自分のしたことで気分を悪くする人がいたのなら、謝るよ。申し訳ない」と言った。

 エディは、「男は金をくれてね」とも告白。「いくらくれたか覚えてる?」という問いには、「ほんの少し。40ドル(約3,200円)くらいだったよ」と言い、「バカにされたことについてどう思う?」という質問には、「気分悪いね。本当に」と悲しそうな表情を浮かべた。なお、エディが小ざっぱりした格好をしているのは就職活動をしていたからであり、手には面接の情報らしき手紙を握りしめていた。

 これまで年下女性にも年上の女性にも愛される、イケメンでやんちゃな好青年というイメージで売ってきたジャスティン。そのイメージが、今回の結婚式・披露宴で大きく変わりそうである。

最終更新:2012/10/26 16:03
『友だち地獄』
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