"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第148回】

iPS虚言男・森口尚史の世間イメージを端的に表した「ありゃモテないわ」


「週刊女性」11月6日号(主婦と生活社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第148回(10/19~23発売号より)

 橋下徹大阪市長VS「週刊朝日」(朝日新聞出版)の言論事件は、メディアの体たらくを露見させた一件だった。はなから「週刊朝日」ではなく朝日新聞をターゲットにした橋下に対し、編集権を盾に戦うべき朝日新聞も取材拒否を前に議論を尽くさぬままひれ伏した。もちろん親会社の意向に逆らえない「週刊朝日」も速攻連載を中止し、筆者の佐野眞一には「取材に応じないよう」緘口令を発動する始末。そもそも問題提起をするべき覚悟があったとは思えない。他メディアもこの問題に関し橋下擁護、腰砕けが続出。今後、メディア全体が橋下をタブー化し、ひれ伏す危険性さえ感じる事態である。

1位「聖子 歯科医夫は大地主御曹司! 超玉の輿だった」(「女性セブン」11月1日号)
2位「森口尚史 自慢話が止まらない『ありゃモテないわ』ご近所の酷評」(「週刊女性」11月6日号)
3位「加山雄三・長女隠し続けた“セレブ”離婚」(「女性セブン」11月1日号)

 聖子ちゃんはいつでもニュースな女である。だから再々婚したばかりの歯科医K氏との関係は格好のネタだ。そんな中、ちょっと変わった発掘ネタを放ったのが今週の「セブン」である。他週刊誌が「ハワイで極秘挙式」「聖子宅にK氏がいない!?」「元カレマネジャーとも続いている?」などと報じる中、K氏が実は資産家御曹司だったことを報じているのだ。

 結婚当初、お相手のK氏は歯科医とはいえ勤務医であり、前妻や子どもたちの存在から“格差婚”などと評されたこのカップルだったが、どっこい、K氏も負けてはいなかった。「セブン」によれば、K氏の曾祖父は明治初期に上京し、地主である元松本藩主の“殿様”に土地を借りて稲作や開墾に勤しんだ人物だった。その功績が認められ曾祖父は殿様から何千坪もの土地を譲り受けた。現在の資産価値にして70億円也! 現在でもK氏の前妻や子どもたちが暮らす3階建て一軒家の土地建物はK氏所有で、隣接する賃貸マンションもK氏とその父親の共同所有らしい。その周辺も、K氏一族のもので有名な大地主一族だという。さらに、K氏の祖父は亡くなっているが、その遺産相続は終わっていないため、K氏は来年さらなる相続をする可能性もあるのだとか。

 これだけでもすごいけど、当の聖子本人も総資産10億円といわれるお金持ち。だから聖子が“超玉の輿”というより、お互いが資産家のセレブカップル再婚ってことだ。やっぱ、スゲエな、聖子。

 とはいえK氏には2 人の子どもがいるから、2人の婚姻関係がこのまま続きK氏が先に亡くなったとしても、聖子の取り分は通常は半分。でもって、聖子のことだし、このまま婚姻生活が続くとは思えないから、実際にはK氏の資産などあまり気にしてないのでは?  そう思わせてしまうのが聖子という女である。

 でもって「週刊朝日」問題である。「セブン」はK氏が聖子の夫だというだけで、3代前の曾祖父を引っ張り出しクローズアップした。それこそが週刊誌の特性でもあるが、なら、公人であり現在の政界のキーマンとも言われる橋下大阪市長がどんな人物なのか――それを読み解く上で、ある程度代を遡り、出自を明らかにするのはジャーナリズムとしては必要だろう。特に政治家は2世、3世が多く、地盤を引き継ぎウリにする“血縁”が大切とされる世界でもある。そのメリット部分だけ享受して、デメリットは包み隠す。特に今後の日本を左右しかねない人物が、そうした姿勢でいいものなのか。

 だが一方で「週刊朝日」もしくじった。同和地名を明記してしまったことが大きな敗因だ。しかも、なぜそれをあえて明記したのかを説明、議論することなく連載を中止してしまった。また、公人による取材拒否に対しても議論は少ない。新聞社系メディアの弱点を突いた橋下戦略に対する完全敗北である。これがもし出版社系週刊誌だったら、別の展開になっていたのではないか。そう思うと佐野眞一のメディア選択も残念だ。聖子の夫の出自記事を読んで、こんなところまで飛んでしまった。

 嵐のように世の中の注目をかっさらったのが「iPS虚言男」森口尚史氏だ。本当にノーベル賞を受賞した山中伸弥氏も霞んでしまうほど、超ド級のホラ吹きぶりで世間を釘付けにしてくれた。週刊誌などでも森口氏が昔からいかにホラ吹きで、学歴に異様な執念を持っているかなどをこぞって書きたてた。特に「週刊新潮」(新潮社)は秀逸で、森口氏の住むゴミアパートに入り込み、ゴミ山に座る森口氏の撮影するほど――。

 そんな一連の森口報道だったが、彼の人となりを印象付けたのが近所のコンビニとクリーニング店から聞き出した“森口エピソード”である。コンビニでは「11日の読売新聞を取り置きしておいてね。自分が一面で取り上げられるから」「ノーベル賞は自分も取れるかも」とわざわざ自慢(取材されたのだから読売新聞にもらえば簡単なのにコンビニのおじさんに言いたくて仕方なかったのだろう)、クリーニング店には「テレビに出るジャケットだからね」などと聞かれてもいない自慢話をしていたらしい。というか、コンビニやクリーニング店で、個人的な話をするだけで変である。だが、これらエピソードはマスコミにとっては美味しいことこの上なく、事件当初からワイドショーなどでも盛んに取り上げられたのだ。

 だが、ドジョウは何匹もいるのがこの世界。多くのマスコミ他社に荒らされているとは知りながら、「週女」もこのコンビニとクリーニング店に直撃! すると――これまたナイスなコメントを出してくれたのがクリーニング店。それがタイトルにもある「ありゃモテないわ」である。しごく納得で、世間が思っている森口像をひと言で現したコメントである。記事中に記されたコメントはさらに辛辣だ。

「夏は汗臭くてね。臭くて自慢話ばかりして理屈っぽい。会見のときも貧乏ゆすりしてたでしょ。女性が一番嫌がるタイプですよ。ありゃモテないわよね」

 これまで多くのマスコミに幾度となくコメントを求められ、そのたびに丁寧に答えていたクリーニング店。数をこなして何を求められているのかも熟知し、メディア対応に慣れてきたようで。

 加山雄三の長女である梓真悠子が離婚した。といってもそれ、誰? という人が多いかも。あまり売れていない2世、いや3世(祖父は故上原謙だから)タレント36歳である。肩書きは一応「女優・料理研究家」。しかし売れてはいなくても、父加山、母、兄妹、祖父母、叔母までと皆俳優という芸能一家の一員である。だから「セブン」が長女の離婚を報じた。一応スクープではあるが、本人のネームバリューからか扱いは小さい。しかも離婚したのは昨年末。1年近くバレなかったのは、これまたネームバリューのせいだろう。おそらく芸能マスコミもそこまでウォッチしていなかった。でも「セブン」報道を受けて、父親の加山は会見で離婚を認めた。スポーツ紙もこれを一応は報じた。その報道もショボかったが。そう思うと、4人とも売れている高島一家は改めてすごい。末っ子・政伸の離婚で、芸能マスコミを盛り上げてくれているしね。

動機はこれか

しぃちゃん

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