ユッルユルの舞台裏

ネット情報を報道、心霊現象でっち上げ! 地方ワイドショートラブル

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『今日感テレビ』(RKB)公式サイトより

 地方ローカル局のワイドショーに、相次いでトラブルが発生している。東京に比べてさまざまな面で“ユルい”といわれる地方ワイドショーだが、その手法も見直さなければならない時期なのかもしれない。

 今年8月に騒動となったのは、福岡のローカル番組『今日感テレビ』(RKB)。HKT48のメンバー脱退に関して、出演していた女性レポーターが「ネットの情報ですが」と前置きし、該当メンバーが飲酒や喫煙をしていたという疑惑を紹介。この不確定情報の放送にHKT運営サイドが激怒し、後日番組内では謝罪が行われたという。

「運営は局幹部に『番組を終了させろ』と大クレームを入れ、最終的に局の役員会議でも取り上げられるほど大ごとになってしまいました」(週刊誌記者)

 また、つい先日は名古屋のローカル番組『ドデスカ!』(名古屋テレビ)で、芸能コーナーでは恒例の「イニシャルトーク」が炎上。今月5日に番組内で「芸人Nがレポート終了後、紹介したたこ焼きを道頓堀に捨てた」と紹介されたのだが、こちらもすぐさま番組側が謝罪を行う結果となってしまった。

「番組内ではNというイニシャル以外にも『目がギョロッとしている』『大物芸人』などとわかりやすいヒントを出してしまったため、すぐさま特定されてしまったようです。現在番組ホームページには謝罪文が掲載されていますが、これは明らかにタレントやプロダクションサイドからクレームが入ったためでしょう」(同)

 近年、こうした芸能人にまつわる不確定な情報がトラブルの発端になっているが、地方ワイドショーの制作方針が変わったというわけではないようだ。

「ネットなどを通じて、タレントやプロダクションが放送内容を知ってしまうケースが増えてしまったのが、こうしたトラブルの原因です。主たる芸能プロダクションは東京と大阪にしかなく、逆に『それ以外の地方局では何を言ってもスルーされる』という風潮が、ずっと昔からあるんです」(芸能レポーター)

 ユルいのは放送内容ではなく、“規制”がユルいという意味だという。前出レポーターがこんな裏話を披露してくれた。

「80年代に一瞬でしたが『心霊レコード』『心霊CD』ブームがありました。レコードやCDの特定の箇所に霊の声が入っているというオカルトネタですが、これはある大阪のワイドショーがネタに困って、当時はやっていた心霊写真にあやかり『自殺した制作スタッフのメッセージでは』などとでっち上げ、そのままオンエアしたのが事の始まりでした。『どうせ一回こっきりだし』というワル乗りで企画されたものでしたが、視聴率も好調だったことからコーナー化してしまい、最終的に東京の番組や週刊誌でも紹介されるという事態に発展してしまったんです」

 こうして心霊レコード・CDとして取り上げられた曲は数知れずだが、これらすべては、現在では到底考えられない行き当たりばったりな番組づくりの産物だったというわけだ。このユルさが、ある意味地方ワイドショーの持ち味ともいえるが、情報の拡散手段が多様化した現代では通用しなくなったのかもしれない。

心霊レコードといったら、オフコースよね~

しぃちゃん

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