おっさんとデブだけじゃない! いびきに悩むオンナに傾向と対策を教えて!


Photo by WarmSleepy from Flickr

 グォーグォーグォー、ゲホッ……うるさい! と、横で寝ている彼や旦那を叩き起し、鼻でつまんでいびきを止めようとしたことがある人も多いだろう。鼻をつまんでも、横にしても、一時はしのげるかもしれないが長くは続かない。そして、それはあくまで自分ではなく他人の話。実は、女性も自分の気が付かないところで、いびきをしてしまっている人が多いという。「いびきって太っている人がするもんじゃなかったの!?」と思っている方、大きな間違いです。いびきは単におデブちゃんのものではなかったのです!

「いびきをかいてしまうメカニズムは、気道(呼吸の空気の通り道)が狭くなっていることが考えられます。寝ている時は重力の影響で下顎が下がり、口が開いて舌が喉へ落ちることで気道が狭まってしまいます。そこへ吸気時に“のどちんこ(口蓋垂)”が引きこまれ、振動音を発するのがいびきの音です」

 そう語るのはいびき・歯ぎしりの治療を行っている片平歯科クリニックの片平治人先生だ。また、レーザーによるいびき治療を行っている銀座コレージュ耳鼻咽頭科の都筑俊寛先生はこう説明する。

「簡単にいうと“のどちんこ”の大きさが原因です。“のどちんこ”は、人によって大きさはさまざま。“のどちんこ”は、生まれつきなものなので、中には大きな“のどちんこ”を持つ人もいる。それが邪魔となり、空気の摩擦音になって“いびき”として表れるのです」

 いびきのメカニズムは奥が深く、“のどちんこ”以外にもさまざまな原因がある。その代表的な原因とされているのが顔の骨格。いびきをするのは太っている人に多いイメージがあるが、女性など細い人でもいびきをかくことがあるのだ。

「骨格が小さいと口の容積が狭くなり、ベロが口の中に収まりきれなくなって喉にはみ出てしまい気道が狭くなってしまうのです。その骨格は、弥生系と縄文系に分けることができ、弥生系の人種は縄文系に比べると顔が面長で、奥行が狭く顎が小さい人が多い。また、顔の骨格は家族遺伝することもあるので要注意です。特に女性は50歳ぐらいからいびきをかきだす人もいる。その原因は女性ホルモンの減少。ちょうど更年期を迎える頃から徐々に肌がたるむように、喉の筋肉もたるむことによって気道を狭めてしまうのです」(片平先生)

 いびきといっても軽くみてはいけない。放置しておくとさまざまな病気を引き起こすこともある、とっても怖い症状なのだ。よく知られているのが“睡眠時無呼吸症候群”。寝ている間に息が止まってしまう症状だ。無呼吸により体に十分な酸素がとりいれられなくなることで脳内の酸素レベルが低下し、その都度、脳波的な覚醒(目覚め)によって睡眠が中断されてしまう。よって、昼間に過度の眠気を引き起こしたり、血中の酸素不足から脳・心血管系の病気になりやすくなってしまうのだ。上のことから、まずは睡眠専門クリニックで睡眠検査をして、重症度を診断することが必要であると片平先生は指摘する。

「当院では、下顎を前方に出して上顎に固定するマウスピース治療を行っています。マウスピースは保険が適用になり、レントゲン診断や口の中の検査を合わせて1万5,000円程度です」(片平先生)

 そのほか治療法としては、口腔外科で顎の手術をして骨格を矯正する治療や、耳鼻科でのどちんこなどの軟組織を切除する治療法もあり、併用するのも有効。その中でもお手軽な手術のひとつが、都筑先生が行っているレーザー治療だ。

「こちらではレーザーによって“のどちんこ”を切除する手術を行っています。レーザーといっても日帰り手術ができるのでとってもお手軽です。術後の若干の痛みはありますが、出血も後遺症もありません。費用は保険適用なので、診察などを入れても約3万円で行うことができます。大きな悩みを解決することができ、また無呼吸症候群などを防ぐこともできます」(都筑先生)

 症状が悪化する前に、まず、自分でできる予防法で防いでおくのも手だ。「口腔筋機能訓練法」というトレーニングがあり、1:唇の端をイーと言いながら横に引き、そして、ウーといいながらとがらす。2:右と左の頬を片方ずつ膨らませる。3:口を開けたまま舌を前に突き出し、引っ込める。この各パターンを交互に何回か繰り返し行う。“いびき”といっても侮れない。いびきをよく知り、ここぞという夜にいびきをかいてご破算にならぬよう対策を練ろう!
(南禅寺都)

家庭療法的なノリで治したいんですよ!

しぃちゃん

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