"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第146回】

山田優&小栗旬の極秘挙式、沖縄そばのランチが披露宴!? 驚愕の“スクープ撮”


「女性セブン」10月18日号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第146回(10/5~9発売号より)

 今週なぜか「女性自身」(光文社)は合併号休みである。「自身」は正月やGWでもないのに一誌だけ合併号ということが多い。今日も間違えて先週号を買いそうになった。面倒くさいので止めて欲しいが、「自身」に切実な都合があるらしい。なんでも印刷費削減のため年間500冊しか出せない契約なのだとか。その辻褄を合わせるため変な時期に合併号が出る。ちょっと悲しい。

1位 「披露宴スクープ撮! 山田優 小栗旬『結婚式するまでは』入籍から半年決死の女心」(「女性セブン」10月18日号)
2位「大丈夫なのか!? 青森県 大間原発 建設予定地と津軽海峡に2つの活断層」(「週刊女性」10月23日号)
3位「真紀子とトイレの『秘密』」(「週刊女性」10月16日号)
同位「安倍晋三自民党総裁『トイレ30分に1回』克服宣言に噴き出した『あの難病は完治してない!』(「女性セブン」10月18日号)


 山田優と小栗旬夫妻が沖縄で極秘に挙式を挙げた。他誌やワイドショーなどもキャッチしていなかったから、「セブン」の堂々のスクープである。しかしこれ、ツッコミどころも満載な“スクープ”なのだ。

 10月1日、沖縄県恩納村の高級リゾートホテル。結婚式は美しい海が広がるホテルの水上に浮かぶ、野外テラスで行われたという。出席者は山田の親族が中心の極身内のものだったようだ。というのも今回の挙式は、どうやら山田の祖父母のために行われたものだったから。山田は家族思いである。祖父母も大好きだ。そんな高齢な祖父母に早く自分のウエディングドレス姿を見せたい。でも東京に来てもらうのは困難である。しかも、家族大好きな山田は早く子どもが欲しい。でもウエディングドレスを着て結婚式をするまでは、子どもを産むのは控えたい。だからまずは沖縄で挙式――。というのが「セブン」の挙式報道だった。

 しかし肝心の高級ホテル内での結婚式、披露宴の詳細な記述はないし、写真もない。ホテルは貸切りだったというから取材班は潜入できなかったのだろう。だが「セブン」タイトのルには、これまた堂々と“披露宴スクープ撮”という文字が躍る。結婚式だけでなく披露宴にさえ潜入できなかったのになぜ? その驚愕の理由は「セブン」巻頭のカラーグラビアにあった。挙式後、貸し切ったホテルに親戚一同も宿泊したらしく、翌2日、午後になってホテルから出てきた山田家小栗家ご一行様。小栗夫妻はそれぞれ大型バイクに、その後ろからは親戚たちの乗ったワンボックスカーが3台。向かった先は大衆食堂。そこで小栗夫妻と親戚たちはテラス席で沖縄そばのランチをとる。その模様が巻頭グラビアに堂々と掲載されているのだが――。

 「セブン」ではテラス席などとお洒落に表現しているが、ご一行が陣取るの単なる“店の外”。間違ってもテラスなどと表現される場所ではなく、整地もされておらず草が生えた空き地か更地にしか見えない。そこに置かれているのはまるで縁側におじいさんが作ったような古ぼけた木製(手製?)の長椅子と長机だ。そこで仲良く肩を寄せ合い沖縄そばを食べるご一行様――。これがどうやら「セブン」の言う“披露宴スクープ撮”なのだ。いや、それはそれで大変ほほえましく、素朴で好感が持てる光景だ。ホテルでの豪華な食事に飽きて大衆食堂で沖縄そば。いいじゃない。だがこれをもって “テラス席”で“披露宴スクープ撮”と銘打つ「セブン」のセンスってどうなの? 変でしょ。小栗夫妻と親戚一同にも失礼ってものだろう。

 こんな羊頭狗肉のタイトルを打つ「セブン」であるが、もう1つ、よくみると面白い写真が存在する。それが記事中に掲載された山田優の弟・親太朗の写真だ。挙式を追った取材にもかかわらず、小栗夫妻の沖縄入りの写真やホテル入りする写真は一切ない。だが一方、弟の親太朗が那覇空港に降り立つ写真だけはバッチリ押さえてあるのだ。お馬鹿な弟が極秘挙式の日取りを誰かにうっかり漏らしてしまい、小栗夫妻よりは把握しやすい親太朗のスケジュールを調べて追ってみたら、姉夫妻の極秘挙式をスクープできた。そんなシナリオがそこはかとなく漂ってくるではないか。そんな驚愕の“披露宴スクープ撮”であったが、これが撮影されたのが2日、そして「セブン」が発売されたのが翌々日の4日。「セブン」もタイトなスケジュールで頑張ったから1位でいいか(笑)。

 いくら日本人が忘れやすいからといって、これだけは忘れてはいけない。それが史上最悪の原発事故のこと。事故から1年半がたち、原発関連の記事を掲載しても売れないという情けない事情もあり、関連記事が徐々に減る傾向の中、最近になっても果敢に原発関連記事を掲載しているのが「週女」である。取り上げる内容、そして切り口などは決して目新しい記事ではないが、それでも取り上げることに意義がある。今週も大間原発の建設再開問題を取り上げた。

 そもそも政府は「30年代に原発ゼロを目指す」などといっているが、それが欺瞞なのは誰の目から見ても明らかだ。案の定、原発の新増設は行わないという方針を出したにもかかわらず、大間原発と島根原発3号機の建設再開を認めた。それだけでも問題なのに、「週女」では大間原発の原子炉300メートルのところに短い活断層が、津軽海峡にも40キロにわたる活断層が存在すると危険性を指摘する。

 だが「週女」記事で最も興味深いのは、大間原発の実施主体である電源開発(Jパワー)の広報担当の取材回答コメントである。「反対意見は承知していますが、工事は進めます」「2つの活断層は、いずれも活断層ではないと判断しています」。さらにトンデモ発言は続く。「(政府の)原発ゼロも稼動40年も決定事項ではないと受け止めており」だって。確かに、政府の「原発ゼロ」は閣議決定されず曖昧にされた。政府がそんな体たらくだから経団連会長なども「原発ゼロは一応、回避できた」などと平気で嘯く。原発村はまだまだ懲りていない。政府方針や国民の声など聞くつもりはサラサラないのだ。

 先日東京電力が追加で公開したテレビ会議をもう一度見るといい。ホームセンターでバッテリーを買出し? 金がない? 無責任で間の抜けたやり取り、本店と現場の意識乖離。未曾有といわれた福島原発事故でさえ、不幸中の幸いだった。にもかかわらず、未だ原子力利権にしがみつく人間たちに背筋が寒くなる。

 今、政界の話題は“トイレ”のようだ。文科相に就任した田中真紀子はトイレが大好きなのだとか。国会などで返答に困ると必ずトイレに駆け込み、怒鳴りながら必死に情報を集めるらしい。大事な話もトイレの中。文科相就任直前にも、男性事務次官を女子トイレ(!)に呼び出し説教したと報じられた。それって秘密漏洩に敏感なのか? なんとなく乙女な感じが漂う真紀子さんである。一方、深刻なのが自民党総裁となった安倍晋三。かつては潰瘍性大腸炎で30分に1回はトイレに駆け込む生活だった。そのためたった1年で総理の座を投げ出したこともあったが、今回は新薬で完治した豪語する。しかし専門家は「完治しない病気といわれる。ストレスがかかればまた悪化も」と指摘している。次期総理大臣就任の可能性もある安倍総裁。一国の首相の健康状態は国家的にも重大な問題でもある。政策ウンヌン以前に、ストレスで悪化する難病を持つ人間にひとつの国家を任せても大丈夫なのか? 今度はストレスが溜まっても投げ出さない? 国民として大変不安である。ちなみに安倍さんは原発再稼動にも推進的だ。有権者はよく考えよう!

サイ女も下の悩みが尽きないの

しぃちゃん

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