本人にすれば黒歴史

何もないのにポールダンスやセックスのマネ? セレブのオーディション秘話

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リネット役はフェリシティ・ハフマンしかいないと思うの

 ハリウッドスターたちが、映画に出演するためキャスティング情報をあくせくと集めて応募し、オーディションを受けるということはしない。A級スターは実績や演技力があり、なおかつ多くの観客を動員できる。そのため製作者側から「ぜひ出演してほしい」と役をオファーされる。特定の役者をイメージして脚本が書かれることも少なくなく、オーディションを受けるということはめったにないのである。

 しかし、誰もが知る大スターにも新人時代はあった。緊張して受けたオーディションに片っ端から落ちるという経験をしている者もいるし、恥ずかしい目に遭ったという者も少なくない。思い出したくもないオーディション経験は誰もが持っているものなのである。今回は、そんなセレブスターたちがカミングアウトした「セレブたちが無名だった頃の最悪オーディション秘話」をご紹介したい。

ジャニュアリー・ジョーンズ

 1960年代が舞台のテレビドラマ『マッドメン』で人気が出たジャニュアリー・ジョーンズ。1999年にテレビ映画『Sorority』のチョイ役でメジャーデビューを果たした彼女だが、最初のうちなかなかオーディションに受からず、落ち込む日々が続いたという。数多くのオーディションに挑戦した、そんな彼女が「最悪だった」と告白したオーディションは『コヨーテ・アグリー』(00)である。

 ニューヨークに実在する、バーテンダーがカウンターで踊りまくる過激なクラブ「コヨーテ・アグリー」が舞台のこの映画。やる気満々でオーディションに挑戦したジャニュアリーは、絶対に決めてやると強気の姿勢で臨んだという。しかし、そのオーディションのことを彼女は、「人生の中で最も最悪な瞬間の1つだったわ」と回想。

「自分が希望する役のリーディングを、台本を使いながら行ったの。で、その後ね、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーから“ダンスが見たい”って言われて。プリンスの『Kiss』を流すから、それに合わせてテーブルの上で、ポールダンスをするようにって指示されたのだけど、ポールなんてないのよ」

 ジャニュアリーは途方に暮れてしまい、うまく踊ることができず、役を得ることはできなかった。ちなみにジャニュアリーは、98~01年までアシュトン・カッチャーと交際していたが、「君は女優には向かない。どんなに挑戦しても、オーディションは受からないよ」と言われていたとのこと。『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(11)では大根役者だと散々叩かれた彼女だが、キャラクターによっては素晴らしい演技をすると評価されている。

フェリシティ・ハフマン

 『デスパレートな妻たち』のリネット役で演技力が高く評価されたフェリシティ・ハフマン。夫で名優と呼ばれるウィリアム・H・メイシーと異なり、何十年も地道にオーディションを受けてきた彼女にも、忘れ去りたい経験があるという。

「純情な女性の役のオーディションを受けた時の話なんだけど。ドレスを着た後、何か胸元が足りないなぁって思ったの。だから化粧室に行って、トイレットペーパーを丸めてブラの中に詰め込んだのよ。で、イケイケな気分でオーディション・ルームに入ったのだけど、横たわるように指示されて。映画監督や有名人がたくさんいた部屋の中で、私は死んだ魚のように床に寝っ転がってね。『はい、おつかれさま』って言われて、終了。“何てオーディションなのよっ!?”と思いながら自分のバッグに手を伸ばしたとき、ドレスの脇からトイレット・ペーパーがハラ~って落ちてきたの。それをわしずかみにして無言で部屋を出たわ」

 あまりにもオーディションに受からないため女優をあきらめようと思ったフェリシティだが、『デスパレートな妻たち』のオーディションの詳細を見て、「リネットは私! 私そのもの!」と大興奮したとのこと。オーディションでは、子育てがいかに大変なのか、リネットの気持ちがとてもよく理解できるとまくし立てたという。ドン引きされたかと思いきや、製作総指揮者マーク・チェリーは彼女のことを面白いと気に入り、採用されたのであった。オーディションも、つくづく縁物だと感じさせるエピソードである。

エミール・ハーシュ

 ショーン・ペン主演の『ミルク』で、同性愛者らマイノリティの権利擁護のために奮闘したクリーヴ・ジョーンズ役を熱演し、絶賛されたエミール・ハーシュ。業界から高く評価されている彼も、また、悲惨なオーディション経験を持つ。エミールはその時のことを、こう振り返っている。

「ロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオを前にして、オーディションを受けたんだ。レオナルドは、自分が演じる役の父親役という設定だったんだけど、その時レオナルドは30歳、自分は20歳。どう考えても親子という設定は変なんだよ」
「あの頃は、超有名人をしょっちゅう見ていたわけじゃなかったから、すぐそばにいるんだと思うと、もう完全に舞い上がってしまったんだ。父親だからと言われて、すぐ、そういう目で見られるわけないんだよ」
「もうね、“ロメオ……じゃない、父さん。王様……あ~、父さん。父さん? えっと、ギルバート・グレイプ……じゃなくて父さん!”ってなっちゃって。最悪だったよ」
「それと、ロバートの前で号泣しろと言われて。“ちょっと時間をください”って内心パニックになっちゃって。ロバートは“あぁ、どうぞ”って言ってくれたけど、役に全然入り込めなくて。ロバートは本当にいい人だったけど、何もできなかった」

 ちなみに、エミールとレオナルドはネット上でも話題になるほど顔がよく似ている。特に、眉の位置と形、口元、そして特有の笑みが、そっくりだと言われているのだ。現在、エミールは27歳で、レオナルドは37歳。父、息子は無理でも、兄弟を演じてほしいという映画ファンの声は多い。

ブレイク・ライヴリー

 人気ドラマ『ゴシップガール』で大ブレイクし、レオナルド・ディカプリオとひと夏の恋を楽しんだ後、『グリーン・ランタン』で共演したライアン・レイノルズと交際し、先月結婚したばかりのブレイク・ライヴリー。恋多き若手ハリウッド女優として知られている彼女だが、子役に挑戦しようと受けたオーディションは散々だったという。

 幼少時代、両親が教える演技指導教室で過ごすことが多かったブレイクは、5歳の時に母親の提案でロビン・ウィリアムズ主演の映画『ミセス・ダウト』(1993)のオーディションを受けることになった。子役探しに難航し、ブレイクの母親がプロデューサーから「誰かいないか」と相談されたのである。オーディション前夜、父は彼女を連れてロビン・ウィリアムズ主演の映画を見に行き、母親は「明日のオーディションにはロビンも来るのに、ブレイクが緊張してしまう!」とプチパニック。ブレイクに「あのね、あなたが明日会うのはロビン・ウィリアムズじゃないの。オーディションに来るのは、ロビンの双子の弟なの。本物は今、ヨーロッパにいるから、ね」と、緊張しないよう言い聞かせた。

 翌日、オーディション会場へ行き、ブレイクの名前が呼ばれて部屋に入ると、プロデューサーやキャスティング・ディレクターらに混じり、ロビン・ウィリアムズが座っていたとのこと。「こちらがロビンだよ」と紹介されたブレイクは、「双子の弟じゃないの?」と怪訝な顔をしてしまった。そして、ムッとした顔でオーディションを受けずに、そのまま部屋を出てしまったのだ。ドキドキしながら待っていた母親から、「どうだった?」と聞かれたブレイクは、「わかんない。でも、ものすごく口が臭い人だった」と答えたのだった。

 もちろん、このオーディションには受からず、母親もまだ早いと思ったのか、その後、彼女にオーディションを勧めることはなかったという。ブレイクは11歳の時、父親が監督した映画『Sandman』(98)で役者デビューを果たし、18歳で出演した『旅するジーンズと16歳の夏』(05)で本格的な女優人生を歩み出している。

ドリュー・バリモア

 4歳の時に『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』(1980)で映画デビューし、7歳の時に『E.T.』(82)で世界的な名子役となったドリュー・バリモア。娘が有名子役になり感覚がマヒしてしまった母親の悪影響で、喫煙、飲酒、ドラッグ漬けになった彼女は、15歳で母親から独立し、リハビリも行い、人生をリセット。その後、駆け出しの役者のように、オーディションを受けまくる日々を送るようになった。

 子役として頂点を極め、業界を熟知しているプロ意識の高いドリューだが、「行かなければよかった」と後悔さえしているというオーディション経験があるという。

「キャスティング・アシスタントの前でオーディションを行うから、日曜日に来るようにって言われたの」
「私なんか、キャスティング・ディレクターが見るまでの価値はないって見られてたのよね。場所も地下室だったし。で、男性の手を使ったオーラル・シーンをやれって指示されたのよ。でも、男性キャラクターに扮する人なんていなくて。私は、相手なしで、1人でオーラル・シーンをやらなくちゃいけなくなったのよっ」
「屈辱なんてもんじゃなかったわ」

 ドリューがからかわれていたのかは定かではないが、「日曜日に、(ディレクターの下の)アシスタントなんかの前で、自分の指を舐めたり頬張ったりしている私。もう、最低最悪な気分だったわ。あの瞬間、私は確実に底辺にいたわね」と憤慨しながらタブロイド紙に打ち明けている。このようなつらい経験を経て見事カムバックを果たしたドリュー。このオーディションで感じた屈辱的な気持ちが、再起の大きなバネになったのかもしれない。

 ほかにも、「『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』のオーディションを受けた時、『どうも~、みんな調子はどう?』って言ったら、『これはドラマのオーディションだがね』とムッとされ見事に落とされた。だから『24』のオーディションも正直、受けたくなかった」と告白したメアリー・リン・ライスカブ、「ミュージカルのオーディションを受けた時、歌っている最中に歌詞に感動してしまい、大号泣してしまった」と言うサラ・ハイランド、「シェークスピア作品のオーディションを受けたとき時、頑張ってたのに、『君、何を言ってるかわかってるの?』と言われ、速攻で落とされた」というクリステン・スチュワートなどなど。苦労は人を育てるというが、苦いオーディション経験は役者を育てるのかもしれない。

もう少し、申し訳なさそうにパクれよ!

しぃちゃん



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