[女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」11月号

「CLASSY.」読者はファッションより精神を脱コンサバすべき!

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「CLASSY.」2012年11月号(光文社)

 先月号でコンサバ・ギラギラの代名詞「勝負ワンピ」と決別を果たした「CLASSY.」(光文社)。「CanCam」が作り上げた“エビちゃんOL”がもはや死語になるほどファッション傾向がカジュアルに流れている今、何が何でもコンサバからカジュアルに、甘甘スタイルからチョイ辛いに意図的にチェンジしたい「CLASSY.」。今月も「もう『可愛い』だけの時代は終わった!?」と表紙から好戦的です。コンサバ文化を謳歌してきた光文社女性誌は、近年のカジュアル化の波に太刀打ちできず、50代向けの「HERS」から大学生向けの「JJ」まで脱コンサバ。これを見るにつけても「1%の金持ちと99%の貧乏」と言われるほどの超格差社会に突入し、これまで中流家庭に愛されてきた光文社がカジュアル文化圏内に“降りてきた”感が否めません。「25ans」(ハースト婦人画報社)や「MISS」(世界文化社)など突き抜けた金持ち層は変わらず我が道を行ってますもの。「CLASSY.」はちゃんとカジュアルに着地できているのか、早速見てみましょう。

<トピック>
◎もう「可愛い」だけの時代は終わった!?
◎みんなの「理想のプロポーズ」大研究
◎平面顔を生かせばもっと可愛くなる!

男性の話に対するスルー能力高っ!

 「もう『可愛い』だけの時代は終わった!?」のページでは同誌カバーモデルの小泉里子を生贄とした「里子シンプルは、増殖中!」「地味色、重ね着、大流行」とカジュアルシンプルを推奨しつつ、男性座談会では「今まで女の子がデート服に選びがちだった、フリフリブラウスの甘い服や、ゴージャスすぎるワンピって、実は苦手だと思ったいた男も多かったはず」「これみよがしな華やかさは、古臭く感じちゃうよね」「みんなの苦手な服は、バブル系とフリフリ系で一致(笑)」とバブル臭を内包するコンサバをあからさまにサゲ~。華やかを訴求していたのは「CLASSY.」のはずなのに、男性に言わせればなんでも免罪符になると思って、言いたい放題もいいところです!

 が! 脱コンサバといっても、骨の髄までしみついたコンサバ魂が、簡単に成仏してくれるはずはありません。「デートに必要なのは“意味ありげ”ワンピ」を見てビックリ。バブル感とコンサバ臭と膨張感の権化「白ワンピ」をはじめ、甘甘スタイルの代表格「切り替えワンピ」、ほっこり感という音に騙されそうになりながらもボディラインがハッキリすることで有名な「ニットワンピ」などが、我がもの顔で登場しているじゃないですか! 脱コンサバ、GOカジュアルはどうした! しかもよく見ると「デートに必要なのは」という前置きで、冒頭の男子座談会はなかったことにされています。ああ、ここでも男女の間に立ちはだかる大きな隔たりが見えたような気がします。

ファッションじゃない、精神だ!

 「CLASSY.」がコンサバなのは、ファッションだけではありません。「みんなの『理想のプロポーズ』大研究」というページを読む限り、精神的にもバブルを引きずっているようです。「CLASSY.」読者は30歳前後、バブルを体験していないはずなのに……。まずは読者が体験したプロポーズを見てみると、テレビ業界では消えたトレンディドラマが「CLASSY.」で生き続けていることが判明します。

「伊豆の別荘でBBQの準備をしていたら、彼が庭のほうからやってきて庭に咲いている花を摘んで作った小さな花束を差し出し、片膝をついて『結婚してください』とプロポーズ」
「高層タワー最上階のレストランでフレンチを食べた後、100本のバラの花束とともに『結婚してください』とプロポーズ」
「誕生日ディナー中、指輪の箱とメッセージカードが運ばれてきて、箱を開けるとずっと欲しかったカルティエのバレリーナが。カードには『一緒に幸せになろう』とメッセージが書いてありました」

 別荘、高層タワー最上階のフレンチ、カルティエ!! そのうちセカンドバッグ、ノー靴下、石田純一という単語まで出てくるんじゃないかと思うほどのバブル感!!

 ところが未婚女性、既婚男性それぞれの座談会を見ると、そこにもやはり大きな隔たりがあるのです。女性側は“誕生日にヘリクルーズ”や“バラの花束とともに”という仕込み系には抵抗があると言います。というのも「『ここまで盛り上げたんだから絶対OKでしょ』っていう過信が透けて見えるのが嫌なのかな」「確かに自分に選択肢がまったくないのは不本意。プロポーズの前に軽いジャブがあった方が余裕もできるよね」「自宅のお部屋でのプロポーズなど50年先もありそうなシチュエーションはNG。生活の延長上だと少し嫌じゃない?」と相手に軽んじられることを先回りで怒っています。でも最後には「いつもより少し背伸びしたレストランの席」で「リングの箱をパカッと開きながら『結婚しよう』って言われる超王道なプロポーズは、やっぱり永遠に憧れる~!」だそうです。やっぱり最後に勝つのはバブルだったか!

 一方、既婚男性は自身の体験を踏まえた上で、「僕にとってプロポーズって、できれば言いたくないくらいに恥ずかしいこと」「僕も、急に高級レストランとかに誘って彼女に『何かあるかも!?』って期待されるのが嫌で」
「いかにもなタイミングや演出は彼女に引かれそうで怖いですもんね」と、とにかく恥ずかしいようです。この後は逆プロポーズは男のプライドが崩壊するとか、男を立ててほしいとか、いつもの甘ったれ小僧発言が続くので割愛しますが、男性の方が脱バブル的な思考を持っているようです。中には1度目のプロポーズで断られ、2度目の「アマルフィの夜景を見ながらプロポーズしてやっと成功しました…」という人も。筆者は「アマルフィ」と言われて織田裕二しか浮かばなかったんですけど! プロポーズ1つとってもここまで隔たりがあると、結婚どころの騒ぎじゃない。

 「CLASSY.」はこれまで散々お伝えした通り、結婚したい女性が対象。ファッションよりも、まず精神的に脱バブルしないと結婚ならず、という命題に本腰を入れて取り組むべきだと思うのですが……。
(小島かほり)

プロポーズには「山田優作戦」ってのがあるらしいぞ!

しぃちゃん



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