[女性誌速攻レビュー]「I LOVE mama」11月号

子作りに前のめりでパパドン引き! 「I LOVE mama」のセックス特集

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「I LOVE mama」2012年11月号
(インフォレスト)

 ようやく秋到来ですね。「濡れたまんまでイっちゃって~」と湘南乃風ファンのみなさんがタオル振り回す夏は過ぎて、「秋からも、そばにいて」と南野陽子が懇願する季節。ナンノちゃん、そんなお願いをせずとも「I LOVE mama」(インフォレスト)は春夏秋冬みんなのおそばに寄り添っていますよ! イベント大好き美ママたちにとっては、ハロウィン~クリスマスと続くこれからの季節こそが2012のまさに本番。今月は筆者が最も盛り上がる企画「日本全国列島縦断 わっしょい!!96人美ママの秋祭り」も登場します。北は北海道から南は九州・沖縄まで、全国の美ママたちが一堂に会する、いわば“ラブママサミット”。わっしょいわっしょい地方だわっしょい! ラブママの神髄である地方力を、まざまざと見せつけてくれるはずです。では早速今月のラインナップを。

<トピックス>
◎日本全国列島縦断 わっしょい!!96人美ママの秋祭り
◎ハロウィン仮装パレード2012
◎子作り計画&H事情大リサーチ!!

「大切なことはすべてあゆが教えてくれた」ママ多数

 まずは「日本全国列島縦断 わっしょい!!96人美ママの秋祭り」。女性誌における「全国の」とは、せいぜい大阪、名古屋、あっても福岡、仙台止まり。こういう企画ができるのは、地方読者を多く抱える「I LOVE mama」ならではでしょう。そもそもラブママには「東京中心」という概念はありません。地元で恋愛、地元で結婚、地元でマイホーム。ママ同士の連帯は地元のママサーで強める。人生そのものが地産地消というのが、現代美ママたちのデフォルト。

 ですから「東京で、これはやってっから~」には、まったく引っかからないのです。大事なことは隣の美ママがどんなファッションで、どんなメイクで、どんなインテリアのキッチンでどんな料理をして、どんな節約を華麗にこなしているか。リードで「日本全国を東西南北の4地域に分けて美ママが、おソロ、安カワ着回し、リメイク、メイク、インテリア、節約と7ラウンドで勝負!!(中略)参加準備はいいですか~?」と煽っておりますように、自分も(脳内で)祭りに参加できるこの臨場感こそ、「I LOVE mama」の強みです。

 ですから、ファッションページでは109ブランドよりも、ギャル系ファッション通販の夢展望やしまむらがメイン。「しまむらはかぶりが多いのでリメイク」という意見も多く見られました。しまむらをダイソーでデコる。デフレ時代のスペシャルコンボですね。また、世間では絶滅危惧種に認定されつつある「あゆ信仰者」が元気なのも、この企画の面白いところ。メイク企画で「渋谷ギャルの神“浜崎あゆみ”意識の濃シャドウメイク」を見つけた時は、頬を温かいものが伝いました。それだけではありません、インテリア企画に登場した「広島のピンクママはあゆラブの3児ママ」のあゆグッズスペース! うちわ、フィギュア、キーホルダー、ステッカーなど総額10万円以上の「浜崎あゆみ開運グッズ」がリビングで恐ろしいまでの存在感を放っていました。それは本当に開運なの……? 「ここを見るとテンションアガっちゃう♪」とあるので、きっとそうなのでしょう。そんなママの夢は「ちびコ全員を将来ダンサーにさせること」。浜崎さんには、それまでガンガン現役でいてほしいものです。

 福島、山口、岐阜、群馬など、普段女性誌ではあまりお目にかからない県のパワフルな美ママたちが、お国言葉でガンガンはじけていたこの秋祭り。ママたちに感化されたのか、最近おとなしめだったキャッチも、かつての勢いを取り戻したようです。今月の神キャッチ大賞は「ねぶた祭でゲット♪津軽のりんごほっぺとルミカEYE……津軽海峡を見つめるまなざしは、氷河も溶かすホットジュエル★」の青森県シンママに決定! ママのまなざし、ストップ温暖化!!

パパたちの「排卵日前後、家に帰りたくない」症候群が心配

 美ママ祭りに上がりに上がったテンションのまま、続きましてはこちらの企画を。「すぐほしい派といつかほしい派の子作り計画&H事情大リサーチ!!」です。古今東西、祭りとセットなのが夜這いですからね。

 デキ婚率の高さがそうさせるのか、性に奔放なイメージの多い美ママ。しかし実際にラブママのH企画を見ると、驚くほど淡白なんですよね。今回のように「子作り」とか「二人目」とか、「生命」を必ず付帯させます。「ただ気持ちいいセックス」は一切登場しません。これはママ向け雑誌の宿命なのでしょうか。

 アンケートによるとHの頻度は「1週間に1度」が43%、「1週間に2度」が22%、「1週間に3度」が14%ですから、週2以上のママが約4割。なかなかのアベレージだと思うのですが、「理想のHの頻度は?」という質問に対して「週に1度」が37%、「なくていい」が26%。「パパと自分、どっちから誘うの?」では「ほとんどパパ」が92%、「ぶっちゃけHって好き?」には「キライ」が45%……美ママたちの「やりたくない」という声が聞こえてきますね。

 「いつかはほしいけど(今はいい)派」のママたちのお悩みが「私はまだしたくないのに、パパがせがんできて困ってます」「Hなしでもパパとラブラブでいるにはどうしたらいい?」なのに対し、「今すぐほしい派」のお悩みは「子作りしたいけど、恥ずかしくて自分からは誘えません」「パパには何と言って協力してもらえばいい? 正直に『排卵日だから』って言うのも気まずい!」などなど急激に前のめり。いきなり変わり過ぎ! 「セックスはしたくないけど、浮気しちゃダメだぞ!」「セックスなくても私たちはラブラブ」と論理的思考を求められていたのが急に「排卵日! 排卵日! さあタて! さあイれろ!」と言われましてもねぇ……。俺たちは子どもを作る機械じゃねぇ! 人間だ! と尾崎豊のひとつも歌いたくなりますね。

 さらに「産み分け」。これもラブママではよく取り上げられるトピック。「ピンクゼリーを使うと女の子、グリーンゼリーを使うと男の子」「Hのとき、女がイクと男の子が生まれる」「パパがHの30分前にコーヒー(カフェイン)を飲むと男の子ができる」「浅い位置で射精すると女の子、深い位置だと男の子」などなど、男女の産み分けにまつわるウワサを検証しています。パパたちは排卵日前後にセックスを強要され、挙げ句「女の子が欲しいからHの1週間前はカフェイン断ちして効果倍増」「Y精子は熱に弱いからピチピチのトランクスはいて女の子!」「ちょ、アタシがイクまで我慢してくれなきゃ男の子できないじゃない!」……オートマチックED状態。

 私がしたい時、あなたはしたくない。あなたがしたい時、私はしたくない。難しいもんですね、セックス。チンコをマンコに入れるだけの行為が、こんなにも私たちを苦しめます。「子作りしたいけど、恥ずかしくて自分からは誘えません」という美ママのお悩みに、この企画のすべてがあるように思いました。「子作り」という大義名分無しにはセックスを語れない現実、「女が求めるなんてヘン」という刷り込み、「セックスを断ったら浮気される」という不安。せっかくセックスにより結ばれたのに、セックスで心が離れるのはなんという皮肉でしょうか。たとえママ雑誌であっても、もう少し「快感」の側面に寄ってもいいんじゃないか、いやママ雑誌だからこそ、そこを掘り下げてほしいと切に願います。
(西澤千央)

ギャルとビッチって全然別物だから!

しぃちゃん



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