今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

伊勢谷友介出演CMの「急ごしらえのプロポーズ」に浮上したある疑惑

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COCO塾公式サイトより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎伊勢谷が某大佐に見える
 伊勢谷友介が出演している、英会話スクールのCMが気になっている。バラの大量注文を受けて、仕出しで忙しい花屋に飛び込み、急きょバラを分けてほしいと頼みこむ伊勢谷。英語で「女性をイエスと言わせるのに、どんなにバラが大切かご存知ですか?」なんつってな。最初は迷惑顔だった客も、プロポーズのためと知るや、快く花を分けてくれる。最後はみんなで「グッドラック」。

 うわぁ。これ見て「私もあんな風に英語しゃべりた~い」ってなるヤツいるのか。いたとしても、そんなヤツがしゃべれるようになるのか。そもそも、そんな急ごしらえでプロポーズしなきゃならない状況ってなんだ? 結婚サギ? そういえば、ちょっと伊勢谷友介って、「クヒオ大佐」っぽいとこあるよな。今後、どんな続編CMが流れようとも、あのシリーズは「クヒオin○○編」として処理させてもらうことにする。こうなると次作品が楽しみだ。

◎フジのやっつけ仕事
 今さらだけど、言わせてもらおう。「ヤングなでしこ」というネーミングのありえなさ。「なでしこより若いから、前にヤングをつける」って、仮タイトルのセンスだろう。「ヤング」への引っ掛かりたるや、かなりの負荷。「なでしこガール」とか、もっと無難なやつが、ほかにいっぱいあっただろうに。まあ「○○ガール」だと、応援キャンペーンガールみたいになっちゃうか。じゃ、「ガールなでしこ」でいいじゃん。「ヤングなでしこ」……。結構カワイイ選手がいるから、余計「ヤング」のアナクロ感が耳障り悪く残る。「島耕作の若い頃だから、『ヤング島耕作』(講談社)で」的な、単細胞、短絡的、非オシャレ、オヤジの鶴の一声的なダサさを感じる。これ考えたの、フジの偉い人なんだろうけど。
 
 ほかのマスコミも、追随せずに、「U-20女子代表」「ギャルズなでしこ」「サッカー少女隊」「女子十一蹴球楽坊」「蒼いU-20」と、もう各々好きに名前つけて勝手に呼んでみたらどうだろう。「スポーツ団体ネーミングブーム」というものの「ダサさ」「無意味さ」がわかるまで。いつまでも。何度でも。

◎ゴーゴーダンス風日本舞踊って一体……
 舞台で転落し大ケガを負った市川染五郎。その瞬間を撮ってた『とくダネ!』(フジテレビ系)は得意顔だったが、特に数字は伸びなかったとのこと。何かわかるわ。ヒドいんだもん、この舞台。日本舞踊・松本流舞踊会『第十回松鸚會(しょうおうかい)宗家松本幸四朗古希記念公演』と、ものものしく銘打ちながら、染五郎の出番は「ダンスパフォーマンス・あーちゃん」。なにそれ。自身の半生を振り返る舞踊劇らしい。「あーちゃーん」「はぁーい」つって出てきて、大音量のクラブミュージックに乗せ、「時は1973年、ベビーブームの時代に生を受け……」とかいうナレーションに合わせて、ゴーゴーダンス風の変な日本舞踊を一人踊るという地獄絵図。するとでっかいお帽子に、お姫様ドレスの5歳の愛娘がギクシャク歩いて出てきて、舞台上で「おちゃらかほい」みたいな振りをちょっとやってみせる。あとは棒立ち。これで「デビュー公演」らしい。その後小堤を手に「でん、でん、でん!」と意味不明パフォーマンス中、突然落下。「緞帳!」「救急車です!」とものものしい係員の声が響き渡り、その後、舞台が再開されることなく、そのまま終了のアナウンスが。舞台よりも、この時映し出された観客たちが、ものすごく金持ちそうな佇まいだったことの方が印象的。着物とかスーツとかが一目で「高ッ」ってわかる感じの仕立てなのである。

 友人の習い事のお師匠さんが、この舞台を観に行っていたらしいのだが、「観客のほとんどは松本幸四郎のご贔屓筋で、お付き合いでしょうがなく、あの舞台を見ていた。とても日本舞踊とは思えず、実は客席の大半は退屈で居眠りしていて、ほとんどの観客が『その瞬間』を見ていなかった」という話をまた聞きして、膝を打った。あの後、ロビーでは「どうなってたんですか?」「いえ、私も見てなくて」「私も見てなかったの」「誰か見てた人いないのかしら?」と、別の意味で騒然としてたらしい。

 こんな事故でもなければ、まず報道されなかったであろう、舞台『あーちゃん』。父・幸四郎によると、意識を失いながらまだ踊っていたらしいが。しかし踊るはあのゴーゴー舞踊。早く元気になって、また披露してください。ご快癒お祈りしております。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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