石川敏男の芸能デスクレポート

美川憲一お家騒動勃発! 原因は『紅白』落選の責任追及にあった!?

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『美川憲一全曲集』/日本クラウン

 “第2の小林幸子騒動”といわれる、美川憲一(66)の事務所独立問題。

その原因といわれる、所属事務所エービープロモーション社長・Aとの信頼関係の破綻は、2年前から起こっていた。美川が19年連続で出演していた『NHK紅白歌合戦』を落選した時からだ。NHKは「全国5,000人を対象に行った世論調査や、CDの売り上げなどの参考データを見て、総合的な判断で(出場枠に)届かなかった」と発表した。ヒット曲がないにもかかわらず、小林幸子(58)との衣装対決が注目を浴び、「さそり座の女06」「…07」「…08」「…09」と、同じ曲で4年も『紅白』に出場できたことの方が奇跡だったのだ。しかし美川本人は、「事務所の力が足らなかった」とAに不快感をぶつけたのである。

 美川とAの出会いは約23年前、ヒット曲に恵まれず、くすぶっていた美川が、不死鳥のように甦った時だった。ものまね名人のコロッケ(52)が、美川のものまねを面白おかしく演じたことで、美川のキャラが全国区になっていった。そのきっかけを作ったのが、コロッケが所属していたMエンタープライズの社長・M。M社長とのつながりで、Aは美川が所属していたエービープロモーションに入社し、美川の担当マネージャーになったのだ。しかし数年後、当時の社長が亡くなったことで、美川とAは事務所を目黒から東麻布に移し、二人三脚で仕事を続けてきた。登記上、社長といっても、Aはあくまでも歌手・美川の雇われ社長。「私は経営面にはタッチしていない。(社長と)信頼関係を持って仕事してきた」という美川の言葉は事実だが、実権は美川が握っていたのだ。

 そんな中、『紅白』に落選し、リーマンショックなどの不景気で美川の営業が減り、Aが資金繰りに四苦八苦していたこともまた事実。『紅白』落選を機に、きちんと向き合って話し合うことがなくなってしまった美川とA。仲に入って修復を試みた人もいたが、一度生まれた亀裂は元に戻らなかった。

 会話がないまま、従業員の給料の遅配を聞いた美川は、今年6月エービープロモーションの役員を降りてしまう。事務所のタレントは美川しかいないわけだから、事実上、事務所は成り立たない。働き手が美川1人なのに、刻一刻と変化している事務所の経営状況を美川に伝えられなかったAの責任は大きい。何も知らされていない美川は、ファーストクラスで年に何度も息抜きの海外旅行に出かける。経費は馬鹿にならなかった。

 今回の事務所騒動を小林と並べられることに、美川は「幸ちゃんとは問題の質が違う。ケンカ別れしたくないし、大人同士の話し合いになると思う。顔を合わせて話せば、また違うでしょうし」と語っていた。しかし、すでに美川がプロデュースする鉄板焼店のオーナーと、新事務所設立に動きだしているそうで、まだ、今回の一件の着地点は見いだせていない。この悲劇が修復されることは、難しいのかもしれない。

石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。

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しぃちゃん

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