今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

歌だけは本当に上手い玉置浩二が、ステージ上で公開処刑にしたあの歌姫

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『GOLDEN☆BEST 玉置浩二 1993-2007』
/ソニー・ミュージックダイレクト

◎AKB48から「あの人は今」まで
 4時間生放送の『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)。結構な攻めの姿勢で中々楽しめた。ナツメロや演歌やクラシックの取り入れ方の喫水線が「何それわかんな~い」ではなく「超ウケる~」的なところを狙ってて、「若者向け紅白」って感じ。テンポも見せ場の作り方もよく、歌番組として魅せる構成。10年後には、紅白と立ち位置が変わってるかも。

 TUBEとか鈴木雅之なんか、ものまねタレントみたいで「この後、ご本人登場」ってテロップ出てきそうだったし。杉山清貴なんて、そこも越えて、「あの人は今」だったし。今回は小林幸子出したら、ちょっと面白かったかもしれないな。ま、紅白ダメになってから冬に晒せばいいのか。あと、何で水谷千重子を出さんのか。何で渡辺直美を出したのか。

 何かとAKB48がウロウロして興ざめな中、玉置浩二のカリスマ性はすごかった。一声うなるだけで場を持ってく。声のほとばしり感が、やしきたかじんみたい。歌は上手い。しかし、歌以外には何もない。しかし、歌だけは本当に上手い。でも、歌以外には本当に何もない。聞いててぐるぐる回っちゃった。例の変なバンダナを封印し、ロックな総銀髪にグラサン姿。立川談志から内田裕也へマイナーチェンジか。

 当たり前だけど、餅は餅屋。歌は歌手。やっぱり、聞かせる歌を歌えるヤツが「歌手」だなぁ、と思うことしきりの4時間。そういう意味では、NOKKOも渡瀬マキもツラかったが、一番ツラかったのが浜崎あゆみ。最初に画面に映った時、小森純かと思った。声がカサカサで全然出てないのに、ツアー気分でヘソ出しお姫様メドレー。こんなに尺を取ってゴールデンタイムに歌う彼女を見るのは、これが最後になるかもしれん。ある意味ラストライブかも。……「ありがとぅおーッ!!」。

◎貴理子も金メダル獲得
 磯野貴理子の「プロポーズ大作戦」の回、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)の視聴率が急上昇だそうな。磯野貴理子なのに。ウソだろ。やっぱり、「人の人生が決まる瞬間」というものに、人は興味を抱き、つい見てしまうということなのか。それがオリンピックでも、磯野貴理子の結婚でも。磯野貴理子なのに。ウソだろ。

◎ロンブー淳に今日のテレビ界を見た
 ロンブー淳司会の深夜番組『テベ・コンヒーロ』(TBS系)。千原ジュニアが嫌いでも、『ざっくりハイボール』(テレビ東京系)を見てしまうように、淳は嫌いだが、この番組も見ている。前回は、おぎやはぎの矢作と出川哲郎と共に、「自分たちは行きつけの店で『お得意様の芸能人』と認可されているのか」を調査。結果は、全員いい塩梅でグダグダという大成功。

 そんな中、矢作推しの店でのロケで、名前を出すのも憚られるほどの超大物ミュージシャンと遭遇。見た感じ「桑田」っぽかったが。矢作と出川が「どうしよう」「やべぇ」とうろたえる中、淳だけは「お疲れ様です!」と真っ先に声掛けあいさつ。この、開口一番「お疲れ様です!」って言えるのが、実に淳らしくて巧妙だ。普通は「はじめまして」や「お騒がせしてすみません」だろうが、いきなり初対面で「お疲れ様です!」。この、気付かれないうちスッと相手の懐に入り込む技術。さすが淳。「はじめまして」や「お騒がせしてます」では、大物も「ロケにぶつかっちゃった」としか認識しないだろうが、「お疲れ様です!」だと、無意識下に「知り合い」「顔見知り」のニュアンスが擦り込まれるという匠の技だ。安心と信頼のK点越え。それが淳ブランド。別に安心も信頼もしとらんが。こんな淳を安心し、信頼する人々がいるから、今日も無事、テレビカメラが回っているわけだね。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。



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