水墨画、抽象画、ジャンルもさまざま!

マッチョなあの人が!? 35年間の画家生活を公にし、高評価を受けたのは?

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一言で表すと「多才」

 八代亜紀、中尾彬ら、画家としても評価されている日本の芸能人の話題をよく耳にするが、豊かな表現力と鋭い感性を持つハリウッドスターたちの中にも、画家としての才能を兼ね備えている者が少なくない。チャリティーのために作品を提供する者もいれば、別名で画家としてひっそりと活動を行っているセレブもおり、その作風も十人十色である。今回は、そんな絵心のあるセレブスターの中からよりすぐり、「画家としても評価されるセレブ」をお伝えする。

■第5位 ルーシー・リュー

 女優として活躍している一方で、ずっとアーティストだったと語っているルーシー・リュー。15歳の時にアートに目覚め、写真にコラージュを施した作品を作りだした。1993年に、ソーホーのキャスト・アイロン・ギャラリーで開いた初個展『Unraveling』が評価され、北京で美術を学ぶ奨学金をオファーされている。ルーシーは中国書道に強い影響を受けたと明かしており、ユー・リンという名で画家としての活動を本格的に開始。映画撮影中もトレーラー(控え室)で絵を描くなど、制作活動に精を出すようになった。

 06年にニューヨークのミルク・ギャラリーで開かれた『Glass Onion』という個展では、ベッドに横たわる裸婦の絵が絶賛され、その後かけられたオークションでは2,000万円以上の値で落札。ルーシーが親善大使を務めるUNICEFに寄付された。昨年秋には、ユダヤの神秘主義カバラにインスパイアされた72点の墨汁画を収めた「Lucy Liu: Seventy Two」という本を発行している。

■第4位 リンゴ・スター

 「レンブラント、ゴッホ、(ジョージ・)コンド……好きな画家の名を挙げていったらきりがない」と話すリンゴ・スターは、キャンバスに描くのではなく、コンピューターを使って絵を描く、新しいタイプの画家である。アメリカン・コミックのようなポップなタッチと色使いで知られる彼の作品は、とても人気があり、よく売れるとのこと。収益は妻と共に立ち上げたチャリティー基金に回しており、05年に限定販売した作品集の売り上げも寄付している。

 リンゴは、インタビューで「オレがコンピューターで絵を描き始めたのは、90年代後半の頃だ。ツアーで滞在するクレイジーなホテルで時間をつぶすために始めたんだ」と告白。08年には40の作品を集めた『Painting Is My Madness』を発売。ユーモアと洞察力溢れる作品が素晴らしい、と高く評価された。

 なお、ビートルズのポール・マッカートニーと80年に銃殺されたジョン・レノンも絵心があり、作品には定評がある。

■第3位 アンソニー・ホプキンス

 名優アンソニー・ホプキンスの画家としての才能を見出したのは、彼の妻であった。キャラクターを深く分析しようと、脚本にスケッチした絵がとても生き生きとしていることに驚いた彼女は、「せびキャンバスに描くべき」だと強く勧めたのだ。こうして02年から本格的に絵を描き始めたアンソニーは、アメリカをロード・トリップした時に見た風景や、小さい頃にウェールズで見た風景を思い出しながら描くことが多く、彼はこれらの作品を「ドリーム・スケープ」だと表現している。なお、アトリエは、マリブの家に設けているという。

 鮮やかな色彩に自由な筆使いが特徴の彼の絵には、「生」を感じる人が多い。10年にロンドンのギャラリー27で開催した個展も、とても好評であった。

■第2位 ジョニー・デップ

 ミュージシャンとしても評価されている、ハリウッドスターのジョニー・デップ。彼もまた画家という顔を持ち合わせている、マルチな才能を持つセレブである。憧れ崇めている人たちの肖像画を描きだしたのが始まりだったそうで、09年に受けた米誌「Vanity Fair」のインタビューで、「これまでに作家のジャック・ケルアック(『孤独な旅人』)、ボブ・ディラン、ネルソン・オルグレン、マーロン・ブランド、パティ・スミス、オレの女(ヴァネッサ・パラディ)、オレの子どもたちとかを描いてきた」と告白。靴の絵なども描くが、基本的に人の顔を描くのが好きで、「人の顔が、瞳が好きなんだ。感情を見つけ出したいんだよ。瞳の裏で、どんな感情が流れているのか、それを表現したいんだ」と説明している。

 パーキンソン病協会主催のオークションに、病の希望のシンボルとなっているチューリップを白い皿に描いた作品を提供したり、スコットランドにある盲学校のチャリティーのために卵に『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで演じているジャック・スパロウの絵を描いた作品を贈るなど、慈善目的のためなら積極的に作品を差し出している。先日正式に破局を発表したヴァネッサの顔のアップ画は、00年11月にリリースされたヴァネッサのアルバム『Bliss』のCDカバーに使われ、当時は話題になった。

 絵を描くほかにも、インタビューで撮影してもらった自分の写真にペンでヒゲを加えるなど、遊び心溢れる作品も手掛けている。

■第1位 シルヴェスター・スタローン

 10代から絵を描き始めたというシルヴェスターだが、下積み時代は生活のための仕事に追われ、キャンバスから離れていた。そんな彼が再び筆を取ったのは76年。映画『ロッキー』が大当たりし、金銭的に余裕が出たからで、その後ずっと絵を描き続けているという。

 70~80年代は、マネジャーの死を通して、運命をどう受け止めればよいのかと深く考えるようになり、絵にもそれが大きく反映されたとのこと。この頃の作品は、写実的で平滑、色は明るいもののどこか病的な暗い雰囲気が漂っているものばかりである。そんな作風に変化が訪れたのは89~90年の頃で、ピカソやゲルハルト・リヒター、アンゼルム・キーファーなど現代画家の作品を詳しく勉強するようになったためだそう。絵の世界に一層のめり込んだシルヴェスターは、マーク・ロスコの抽象画に強い影響を受け、ユニークなスタイルを開拓。現在の独特の表現主義的なアートを確立したのだった。

 長年、絵を描いていることを誰にも言わなかった彼が、画家として知られるようになったのは昨年のこと。08年に絵を買い付けるために訪れたチューリッヒのギャラリー・オーナーと語り合った際、自分も描くことをポロリと告白し、その後、ロサンゼルスを訪れたオーナーが彼の絵を見て、その素晴らしさに感激。個展を開くべきだと説得し、昨年2~3月にチューリッヒのギャラリーで『シルヴェスター・スタローン 35年間の画家生活』を開催し、世間は彼の画家としての才能に衝撃を受けることになったのだった。

 ほかにも絵を描くスターには、抽象画の作品を多く残しているフランク・シナトラ、幼少時の悲しみを描いたマイケル・ジャクソン、シンプルなタッチの自画像が素晴らしいジミ・ヘンドリックス、ジョン.F.ケネディの誕生日プレゼントとして赤いバラを描いたマリリン・モンローなどがいる。デニス・ホッパー、ボブ・ディラン、デヴィッド・ボウイも素晴らしい絵を描いている。一流の表現者は、プロとして成功した道以外でも、自分を表現する方法を身につけているのかもしれない。

工藤さんの絵はあまりにアレ臭いので、サイ女では認められていません。

しぃちゃん

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