「侮辱的」と激怒!

ビヨンセ、ローリン・ヒルをバカにしたプレゼンターに笑顔の忠告

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普段怒らない女が怒ったら、どれだけ怖いか知らしめてるっ!

 世界の歌姫ビヨンセが、1日に開催されたヒップ・ホップ、R&Bのアーティストを表彰する『BETアワード』で、プレゼンターがローリン・ヒルを笑いネタにしたことに憤慨したと報じられている。観客の前で嫌な顔をすることはなかったものの、バックステージでは「ひどい侮辱」だと、怒りをあらわにしていたという。

 アフリカ系アメリカ人を対象とした娯楽ケーブル・チャンネル、BET(ブラック・エンターテインメント・テレビジョン)が主催する『BETアワード』。2001年創設と賞の歴史は浅いものの、同局で平日夕方に放送される、ミュージック・カウントダウン&トーク番組『106 & Park』はアメリカの音楽界から一目置かれる番組となっていることから、BETアワードもステータスの高いものと見なされている。

 『106 & Park』にゲストとして招かれるアフリカ系アメリカ人アーティストたちは、番組やBETを「実家」と呼び、アワードにもリラックスした表情で出席する者が多い。ハメを外す者も少なくないため、生放送できない放送禁止用語をタイミングよく無音にしなければならず、毎年話題になる。今年も、3年連続で最優秀女性ヒップ・ホップ・アーティスト賞を受賞したニッキー・ミナージュが、授賞スピーチの終わりにキメ顔をしながら吐き捨てた言葉が無音にされたり、彼女のパフォーマンスやリック・ロスのパフォーマンスが頻繁に消音されていた。

 放送禁止用語ではないが、最優秀女性R&Bアーティスト賞のプレゼンターを務めた4人組キッズR&Bグループ、マインドレス・ビヘイヴィアーのメンバーも、アーティストを笑いのネタにする微妙な発言をし、これにビヨンセが激怒したのだと伝えられている。

 マインドレス・ビヘイヴィアーは、コメディアンのマイク・エップスと共にプレゼンターを務めたのだが、マイクに対して、「歌うの下手だなぁ~。最悪だな~。ローリン・ヒルの税金会計士みたく最悪だ」と冗談を飛ばした。ローリンは、3年分の税金を未納していたことが発覚し刑務所入りする可能性も高いことから、ネタにしたのである。このジョークに会場は一瞬ざわつき、ブーイングまで上がった。彼らはそのままトークを続け、最優秀女性R&Bアーティスト賞を獲得したビヨンセの名を呼んだ。

 ビヨンセは、隣のジェイ・Zと頬に軽くキスを交わし、カニエ・ウェスト、キム・カーダシアン、そして爬虫類柄の衣装を着ていたニッキー・ミナージュの前を通り、しずしずと舞台に上がった。トロフィーを受け取ったビヨンセは、屈みながらマインドレス・ビヘイヴィアーのメンバーたちの祝福のキスを受け、マイクの前に立ち笑顔で会場を見回した。そして、「このような素晴らしい栄誉を贈ってくださったBETに感謝します」と授賞スピーチを始めた。

 「私はR&Bミュージックを聴きながら、音楽と恋に落ちました。それが、私という人間を形成し核になっているのです」と、R&Bへの深い想いを語ったビヨンセは、続けて「R&Bにとって実家のような存在になってくれたBETに感謝します。また、私が歌手になる前から活躍していた才能あるR&B女性シンガーのみんなに感謝の気持ちを表したい」と発言。「ローリン・ヒルや、メアリー・J.ブライジとか、ね」と、笑いながらも強めの口調で言った。

 真面目な性格のビヨンセは、世界的な大スターになっても天狗にならず、先輩アーティストたちに対して尊敬の気持ちを持ち続けていることで知られている。そのため、かつて一世を風靡したローリン・ヒルが笑いネタにされたことに心を痛め、何か言わずにはいられなかったのだろう。米メディアは、このスピーチを「ビヨンセらしい反撃」だと報道した。

 しかし、米芸能ゴシップサイト「TMZ」によると、ビヨンセはバックステージで待機していた女性に対してローリン・ヒルを笑いネタにしたことは「無礼この上ない」とぶちまけていたとのこと。スピーチでローリンの名前を口にしたのは、「彼らの発言が間違ったものだということを主張したかったからだ」と言ったそうだ。

 時事ネタ感覚でこのジョークを飛ばしたマインドレス・ビヘイヴィアーは、一夜明けた2日、Twitterで、「ローリン・ヒルを侮辱するつもりはまったくなかった。悪いジョークだった。大ファンなんだし、怒っていないことを祈るよ」と謝罪ツイートしている。

 ローリンを笑いネタにされたことに、相当怒っていたと伝えられるビヨンセだが、テレビに映し出される姿は終始穏やかな表情を浮かべていた。今年のBETアワードは、2月11日に急逝したホイットニー・ヒューストンへの追悼ショーも兼ねたものとなっており、ホイットニーの母でゴスペル歌手のシシー・ヒューストンが娘を想いながら、サイモン&ガーファンクルの70年代の大ヒット曲「明日に架ける橋」を熱唱。このシシーの歌を、涙しながら聞いていたビヨンセの姿も印象的であった。

 なお、ビヨンセは、授賞スピーチでホイットニーをリスペクトする気持ちも忘れることなく述べており、「この賞をホイットニー・ヒューストンに捧げたい」「(彼女は)私の天使だわ」と言葉を詰まらせ、会場から拍手を浴びていた。

 また、今年ビヨンセは6部門にノミネートされていたのだが、年間ビデオ賞をジェイ・Zとカニエ・ウェストに奪われた瞬間、笑いながらジェイを叩くなど、チャーミングな顔も垣間見せた。

 ビヨンセが怒ってしまったり、放送禁止用語を連発するアーティストが何人もいたりと、やっぱり今年もハプニングが多かったBETアワード。パフォーマンス出演したクリス・ブラウンとのトラブルを避けるため、ドレイクが出席しなかったことについて、「ドラマに欠けた」という下世話な声も上がっているが、何はともあれ、無事に終わって局はホッと胸をなでおろしていることだろう。

意訳しますと、「ガキがナメたこと言ってんじゃねーぞ」です

しぃちゃん

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