まった、バーニングかよ!

500万枚も売ったのにお金がない!? “芸能界のドン”に背いたGLAYの顛末

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『GLAY Walker』角川マガジンズ
(角川グループパブリッシング)

 7月末、大阪・長居スタジアムで10万人規模の大規模野外ライブを控えるGLAYだが、彼らの懐事情について心配の声が飛び交っているという。1990年代に記録的なCDセールスを打ち立て、ファーストベストアルバムが500万枚の出荷数を記録した大型バンドに、一体何が起こっているのだろうか。

 GLAYは現在、個人事務所を立ち上げ、レコード会社とも契約を結ぶことなく自主レーベルの所属となっている。

「CM出演で話題になった『グリコ』を始め、GLAYはさまざまな企業タイアップやコラボを積極的に行っているため、一般のファンには『潤っているだろう』と思われているのかもしれません。しかし、レコード会社のバックアップがないことから、野外ライブの製作費が、どうしてもGLAY自らの出資となってしまう。業界関係者からすると『お金に困っている』としか見えないのが現状です」(週刊誌記者)

 ファンや業界の間では有名な話だが、GLAYはCD売り上げの取り分をめぐって、騒動を勃発させている。2001年に音楽出版権を持つバーニングパブリッシャーズに対して、GLAYの前所属事務所だったアンリミテッドは、著作権の確認を訴え出た。

「GLAYはデビュー当時、X JAPANのYOSHIKIの傘下にあるレーベルの所属でした。その後、アンリミテッドへと独立する際に、YOSHIKIから『芸能界でやっていくには絶対そうした方がいい』と勧められて、“芸能界のドン”と呼ばれるバーニング社の代表と関係を深めたんです。これがキッカケで、いわゆる“芸能界”に深く食い込むことに成功し、CMやドラマ主題歌などのタイアップを連発。当時まだ“キワモノ”と見られていたビジュアル系バンドは、すっかり世間に浸透することになりました」(芸能プロ関係者)

 ところがCDがどれほどの売り上げを記録しても、所属事務所やメンバーたちに還元されることはなかった。結果的に上記の公判へとつながり、著作権はアンリミテッドグループの所有と認められたわけだが、05年には、GLAY自身がアンリミテッドと裁判沙汰に。

「この裁判ではGLAY側の主張が認められ、アンリミテッドは6億を超える未払金の支払いを命じられましたが、控訴をしたため現在も訴訟中です。公判を通じて各メンバーの給与や取り分が明らかになったことも話題になりましたが、その頃から、バンド自体の露出は激減。これは『アンリミテッド、ひいてはバーニングから圧力が掛かったため』とも言われていますが、そういうわけでもない。むしろ“バーニングと揉めた”印象から、業界全体に『GLAYは取扱注意』という空気が漂ってしまったためでしょうね」(前出関係者)

 GLAYは自分たちの意志を貫くために、恩師とも言えるYOSHIKIから仲介を受けた“芸能界の力学”に反発したというわけだ。バーニングに近い音楽関係者も「あれだけ売れていたからこそ、バーニングを相手に裁判を起こせた思えますが、それ以上に彼らの人徳が支えになっているのでしょう。礼儀正しく大人の言うことを素直に聞いて成長したバンドということで、業界内にも彼らを支持する声は多い」と一連の行動を評する。

 芸能界というレールからは脱線してしまった彼らだが、それでもTV出演や企業タイアップが付くことは、人気や実力の証明ということなのだろう。先日神戸で行われたフリーライブには、当日の告知だったにもかかわらず、7,000人ものファンが殺到。来月の野外ライブを、メンバーも楽しみにしていることだろう。

『GLAY Walker (ウォーカームック) [ムック]』

「TERUの彦摩呂化説」も気になります。

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