[連載]ハリウッド版「あの人は今!?」

“ミシェル”との離婚、舞台への恐怖心……『フルハウス』ジョーイの人生

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金髪ロン毛のだっさい髪型が魅力だったのに……

――夢中になった映画やドラマに出演していた、あの人。パタっと見なくなったけど、やっぱり気になる~!! そんなアナタのために、サイゾーウーマンの海外特派員・JULIEが、噂のあの人の仕事からプライベートまで、現地で情報をかき集めてきました!

■今回のターゲット
デイブ・クーリエ(『フルハウス』のジョーイ役など)

 事故で妻を亡くした男性が2人の男友達に助けられながら、幼い娘3人を育てていく姿をコミカルに描いたハートウォーミングコメディー『フルハウス』。この作品で、ジョーイおじさんを演じたのがデイブ・クーリエです。教員免許を持ちながらも世界一のコメディアンを目指し、趣味も思いっきり楽しむという自由人ジョーイを、デイブは自然体で演じ、世界中の子どもたちの人気者に。彼のモノマネに老若男女が大笑いし、デイブは「アメリカで一番面白い男」として、幅広い層から支持される人気喜劇俳優になったのです。

 ミシガン州デトロイト出身のデイブは、小さいころからモノマネが得意で、周囲を笑わすのが大好きな少年でした。学生時代はアイスホッケーに夢中になりましたが、もっと多くの人を笑わせたいと思うようになったデイブは、高校生になるとスタンダップコメディアンとして活動を開始。卒業後はロサンゼルスに移り住み、クラブで地道に活動を続けました。

 どこへ行っても“モノマネ”の才能を大絶賛されたデイブは、モノマネのデモテープを作成。大手アニメーション制作会社ハンナ・バーベラ・プロダクションに郵送しました。すると3日後、プロダクションから「人気アニメ『スクービー・ドゥー』に声優出演してほしい」と仕事依頼の電話がかかってきたとのこと。通常は長期にわたる選考を経るものですが、才能豊かなデイブだからこそ、即オファーされたのです。その後、国民的マペット・ショー『Muppet Babies』にも声優出演しました。真っ赤なモンスターや、バルコニーに立つ老人たちの声など、さまざまなキャラクターの声を担当し、絶賛されます。

 昼は声優の仕事、夜はショーを行う日々を送っていたデイブ。クリーンな笑いが売りの彼のショーは口コミで大評判となり、1987年、念願だった国民的深夜番組『ジョニー・カーソンのザ・トゥナイト・ショー』から出演オファーを得ました。その直後、『フルハウス』にキャスティングされ、喜劇俳優としての道が大きく開けたのです。

 『フルハウス』が世界的な大ヒットとなり、セレブリティ・スターの仲間入りしたデイブ。しかし、95年に『フルハウス』が終了するとほぼ同時に、ほかに声優・司会出演していたレギュラー番組『Muppet Babies』『The Real Ghostbusters』『America’s Funniest People』の放送も終了。突然無職になってしまいました。原点に戻ろうとスタンダップコメディーの舞台に戻ったのですが、ここで大きな問題が。人気者となった彼のショーには、1万3,000人もの観客が集まったのですが、「こんな大勢の人の前で、たった1人でジョークを連発しなければならないということに気がついてしまったんだ。そしたら、怖くてたまらなくなってしまって」と、恐怖心から舞台に立てなくなってしまったのです。そして約10年もの間、デイブはスタンダップの舞台から離れることになったのでした。

 ショーに出られなくなり気落ちしたデイブを支えたのは、チャリティー活動でした。デイブは92年に、当時36歳だった姉をがんで亡くしたことをきっかけに慈善活動に興味を持つように。出身地デトロイトのチャリティー・イベントにも名前を貸すようになり、寄付金集めに一役買っていました。このイベントをさらに大きなものにしたいと考えた彼は、96年にクーリエ基金を設立。彼は、NHLオースルターズ・セレブリティ・チャレンジというチャリティーのホッケーチームに所属していたのですが、それとは別に、地元のホッケーチームのためにセレブを招くというチャリティー・イベントを手掛けるようになったのです。

 しかし、数年後、クーリエ基金は、「実際に集めた金額の17%ほどしか寄付していない」と、バッシングのターゲットになってしまいました。デイブは、「セレブを招くには、足代、滞在費、莫大な経費がかかる。自腹を切って来てくれるセレブは、そうそういない。経費を払ってしまうと、本当に少ししか残らないんだ」と説明したものの、批難の声は止まらず、デイブはクーリエ基金を閉じることを決意。その後は、個人的に小児病棟を訪問し、得意のモノマネで闘病中の子どもたちを喜ばすという活動をスタート。メディアの見えないところでチャリティー活動を行うようになったのでした。

 チャリティー活動などの傍ら、細々と俳優や声優の仕事を続けてきたデイブですが、04年に再びテレビで話題となります。きっかけは、“過去に活躍したセレブたちを、一つ屋根の下で共同生活させ、その様子をカメラで追う”というリアリティー番組『The Surreal Life』シーズン3に出演したことでした。強烈な個性を持つセレブがいる中で、みんなをうまくまとめたり、説得したりと、デイブは大活躍。彼の優しい性格を見ることができ、『フルハウス』からのファンを安心させたのです。

 その2年後には、セレブがプロアイス・スケーターと組んで競う『Skating With Celebrities』に出場。オリンピック・メダリストのナンシー・ケリガンとペアを組み、見事なスケーティングを披露しました。デイブはインタビューで、「ナンシーは、ボクを見て、速く、そして面白く滑ろう! って言ったんだ。今でも覚えているよ」と楽しげに回想しています。

 『フルハウス』のキャストとは今でも仲良く交流していることで知られていますが、実は、ダニー役のボブ・サゲットとデイブは79年来の長い付き合いのある友人。アダルトジョークを得意とする毒舌トークが売りのボブと、ファミリー向けのクリーンなジョークを得意とするデイブは、全く異なるタイプのスタンドダップコメディアンですが、友達としての相性はとてもよいのだとか。07年にボブが、感動のドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン』を思いっきりエロくパロディー化した『童貞ペンギン』を制作した時も、デイブは声優として出演していました。

 私生活では、90年に『フルハウス』で“大人になったミッシェル”役を演じたジェイン・モディーンと意気投合し結婚。同年には長男が誕生したものの、結婚生活は2年で破綻してしまいました。離婚直後、歌手のアラニス・モリセットとも短期間交際しましたが、デイブから別れを告げています。その後、アラニスはヒット曲「You Oughta Know」で、デイブとの別れを歌っているのですが、彼曰く「最初に聞いた時はびっくりした。2人だけしか知らない恋人時代のパーソナルなことが歌われていたから……」とのこと。これに懲りたのか、デイブはその後、女性との交際をする際、とても慎重になったそうです。

 最近のデイブですが、相変らずアイスホッケー中心の、気ままな生活を送っているとのこと。子ども向けのコメディーサイトも手掛けるなど、多方面で活動を続けています。今年初めには、コメディーサイトで配信されている『Celebrity Sleepovers』に登場し、元気な姿を見せてくれました。

 『フルハウス』で演じたジョーイおじさんのように、自然体で、子どもが好きで、コメディーが大好きで、誰からも愛されるデイブ。派手な活動をする気はないそうですが、スタンドダップコメディのショーも再開しており、彼が目指すクリーンなお笑いの道を、今後も極めていくようだと伝えられています。

JULIE
海外生活20年以上の、海外芸能ジャーナリスト。 ゴシップサイトやタブロイド紙を毎日巡回中。ルーペ・ヴェレスからレディー・ガガまでイケる雑食系。世界各地から情報を取り寄せ、粘着質的にリサーチするのが大好物。

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