『ビッチの触り方』刊行記念トークショー

木嶋、塩谷、震災、ミソジニー……湯山玲子率いる女傑7名が語る女の業

yuyamareiko_tolkshow1.jpg
七人の侍も尻尾を巻いて逃げ出す、七人の女傑!

 21日、著述家・湯山玲子氏の最新刊『ビッチの触り方』(飛鳥新社)刊行記念トークイベント「アレに関する女性会議」が、恵比須リキッドルーム2階KATAにて開催された。参加者は、司会の湯山氏をはじめ、小説家・岩井志麻子氏、「GINZA」(マガジンハウス)編集長・中島敏子氏、服飾史家・中野香織氏、放送作家・町山広美氏、「VOGUE girl」(コンデナスト・ジャパン)クリエイティブディレクター・軍地彩弓氏、演劇ジャーナリスト・徳永京子氏の7人。各界の第一線で活躍する“女傑”たちが横一列に並んだだけで、圧倒的かつ異様なオーラが漂っていた。

 来場者、参加者がお酒を片手に、リラックスした雰囲気で始まった今回のトークショー。最初のトークテーマは「岩井志麻子以前、岩井志麻子以降」。岩井氏が、各メディアで見せる「エロくて変なオバチャン」としての生き様は、世間にどのような影響を及ぼしたのかが語られることになった。しかし、当の岩井氏は「4歳の頃からオナニーを始めたので、100周年にあたる104歳で記念オナニーをして死のうと思ってる」と得意のエロトークが止まらない様子。場内は爆笑の渦に包まれた。

 一気にテンションが上がった女傑たちに、司会者・湯山氏からは、次々と“燃料”が投下される。女なら誰しもが気になってしまう、平成の毒婦「木嶋佳苗」についてのトークでは、中野氏が「『そんなにブスか?』という印象。いわゆるモテコーデというのは、モテません。木嶋のようにちょっとダサい方が、絶対男受けはいい」と考察。軍地氏も「確かにオシャレはモテない。木嶋はオシャレの代わりに、ご飯がおいしい、肌がきれい、ポチャ系というモテスペックを備えていた」と続けた。しかしながら、50~60代のおじさんには叩かれてしまう木嶋。徳永氏はこの現状を、「おじさんたちは、木嶋の演歌的じゃないところが気に食わないんでしょう。整形や息子と離れ離れの生活を強いられて逃亡していた福田和子のような演歌感がないんですよ。被害者男性についても、『ネットなんかで女を探すからだ』と、感じているのでは」と、おじさんたちの思考回路を冷静に分析した。一方で、女たちに「男って一体」と失笑を与えた、二股男・塩谷瞬の話題も。「男が泣くなんて。『どっちも好きだ、どっちとも結婚したい』と、マッチョで通せばよかったのに」と批判しつつも、今後の芸能活動について心配するなど、女傑たちの母性本能が垣間見えた一幕もあった。

yuyamareiko_tolkshow2.jpg
会場は超満員。熱気ムンムン。

 続いての話題は「震災と女」。中島氏と軍地氏は、「『私たちがお金を使って、経済を回さなければ!』という女性が多くいたようで、ブランドものがすごく売れた」「震災直後に創刊した雑誌が、1週間後から売れ出した。ファッションは、やっぱり女の気分を変えるんだと思った」と、震災時のオシャレや買い物が、いかに女にとって重要だったのかを語った。実際に、避難所では、命に関わる物資の支援が行き届いた直後、女性から「化粧水がほしい」と声が上がったのだとか。どんな状況下にあっても、「女は女であろう」とすることで、生きる気力を保てる……ということなのだろうか。町山氏からは「『原発を回さなければ経済が回らない』なんて言っているおっさんに限って、女性の化粧を不謹慎とか言うんですよね(笑)」という皮肉も飛び出し、震災で見えた女の“たくましさ”を感ぜずにはいられない濃いトーク内容となった。

 最後には、「女嫌い=ミソジニー」をテーマに、それぞれ1人ずつ、「嫌いな女」を発表することに。「若い女が嫌い」(湯山氏)、「妙に私のことを先輩扱いする、フリーランスの女子アナ」(徳永氏)など、さまざまな意見が挙がるも、結局「でもやっぱり、最近の女は強いよね」と女を肯定。その後は、「男はダメ論」へと話題が移動。男性の来場者は、耳が痛かったかもしれない。

yuyamareiko_tolkshow3.jpg
ぜひまたこのメンバーで、何かやってほしいですね~!

 いろいろな女がいて、いろいろと語るべき女の問題がある。けれど、最後はなんだかんだ、「いや、女は結構、頑張ってますよ」とまとめられた「アレに関する女性会議」。参加者である女傑たちには、来場者から大きな拍手が送られたのだった。

『ビッチの触り方』

優しくお触りくださいませ

amazon_associate_logo.jpg

【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】
“オモロイ女”になれ! 湯山玲子が恋愛とセックスの呪縛を解き放つ
美と男、自己実現に表現欲求……もがく女たちの現代の肖像
女の評価軸はどこで変わる? ぺヤングマキが「オバちゃん問題」に斬り込む
男のインチキ自己肯定を見抜け! 二村ヒトシが恋愛至上主義を一刀両断 
「今の時代、モテても恩恵はない!」峰なゆか×雨宮まみが”モテ”を分析

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク

アクセスランキング

  1. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  2. 「嵐はしゃいでた」発言で日テレP炎上
  3. 嵐と10年付き合った放送作家が「ヒドイ話」をブログで暴露
  4. 木村拓哉の足首タトゥーが解禁?
  5. マギー不倫報道に“非道すぎる圧力”
  6. 成宮友人A氏、「和解」提案の舞台裏
  7. 草なぎ剛結婚報道のウラに木村?
  8. 『大貧乏』視聴率暴落&批判のワケ
  9. マギー、M字開脚に「痛い」の声
  10. キムタクは「がんばっちゃう男」である
  11. 『A LIFE』初回14.2%にテレビ関係者絶句
  12. 山崎賢人、「恋人匂わせ」投稿に呆れ
  13. 工藤静香がインスタ開始で夫婦アピール?
  14. 篠原涼子、「演技派女優」計画は失敗? スペシャルドラマ不振で「やっぱり現代劇向き」の声
  15. “意外すぎる”不倫常習犯タレント
  16. 葵つかさ「ヌード披露」で売名説激化?
  17. 『べっぴんさん』新入社員に視聴者熱視線
  18. SKE48、“未成年飲酒”疑惑のツイート流出?
  19. “もう終わった”イケメン俳優3人
  20. 袴田吉彦の不倫相手が売名活動へ

ジャニーズの人気記事

  1. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  2. 「嵐はしゃいでた」発言で日テレP炎上
  3. 嵐と10年付き合った放送作家が「ヒドイ話」をブログで暴露
  4. 木村拓哉の足首タトゥーが解禁?
  5. キムタクは「がんばっちゃう男」である

カルチャーの人気記事

  1. 「婦人公論」で小保方連載スタート
  2. 猫トラブルの原因は人同士のいさかい?
  3. 「日本が独裁国家に」映画監督が警告
  4. 「捨てられる妻」の典型とは?
  5. こなれを捨てた「CLASSY.」が暴挙へ

海外ゴシップの人気記事

  1. トランプ就任式はしょぼくてもOK!
  2. ケイティ、年末年始に日本を堪能
  3. リアーナ、J. Loをアンフォロー
  4. マイケル・ジャクソン再現ドラマに、娘・パリス「ありえないほどの侮辱」! 炎上騒ぎに
  5. 私たちが知らない『クリミナル・マインド』の7つのこと