[女性誌速攻レビュー]「ひよこクラブ」6月号

真面目・無難も行き過ぎた!? 読者の子育て相談に「ひよこクラブ」が迷回答

hoyokokurabu06.jpg
「ひよこクラブ」(ベネッセコーポ
レーション)6月号

 向井理の股間に浮かび上がる陰影からの形状の推測や、松坂桃李の指の関節からのイマジネーション。そんな楽しい駄妄想も、生まれたての赤ちゃんが家にいると、なんとなく罪悪感。余計なモノは排除して頭の中を100%「赤ちゃん」で埋めなければ……と無意識に思ってしまう。育児雑誌の王道「ひよこクラブ」を手に取るママは、そんな真面目な女性たちが多いのではないでしょうか。

 「ひよこクラブ」6月号には、真面目ママたちを惑わす見出しが! 「すごパパ自慢大会」。すごいパパ、自慢……。読者の旦那のアソコ自慢? イケダンならぬ、イキダン? あんたがたタフマン? 下ネタに飢えているママが胸躍らせてページをめくるとそこには単なる子育てがウマイ夫自慢ページ! 「ひよこクラブ」は今月もド真面目です! 

<トピックス>
◎赤ちゃんの力(心・体・脳)がグ~ンと伸びる 毎日の育児でできる5つのこと
◎赤ちゃんの力を伸ばすために私たちがやめたこと、しないようにしていること
◎働く&働きたいひよこママの気がかり「すっきり」解決Q&A

■真面目ママの基本、「無難」の嵐!

真面目ママは、赤ちゃんの成長にも真面目に取り組みます。「赤ちゃんの力が伸びる5つのこと」特集ではまず、ママたちの「こんな子に育ってほしい」ランキングを発表。「1位 優しい子」「3位 素直な子」と超普通すぎるランキング結果。「芦田愛菜のような天才子役に」とか「福くんのポジションもおいしい」「つーかジャニーズに入ってほしい」「Sexy Zoneメンバーと年の差婚もありだよね」とか、“赤ちゃんがアタシの人生を変えてくれる可能性は無限大”な欲望は書いてありません。それどころか「ひよこクラブ」に頻繁に出てくる言葉は「無難」。「生後2ヶ月までは添い寝はしないほうが無難」とか「温泉旅行は生後6ヶ月まではしないほうが無難」とか、平坦を好むのが「ひよこクラブ」読者なんです!

 赤ちゃんを「優しい子」に育てるためにできる「5つのこと」なんですけど、「夜は20時までに寝かしつけて」「昼寝は16時までに切り上げて」「おむつ替えの時はネガティブな言葉は使わないで」という注意事項が無数に書いてあって全然「5つ」じゃねえ! なのに「まだまだぁ!」って感じで読者からの目の血走った「こういう時どうしたらいいの!?」Q&Aコーナーまであって、そこにも無数の「○○してあげて」が! もう千本ノック状態! 中には「『いないいないばあ』を1日5回以上するといいと聞きました。どんな効果が?」と真面目すぎてわけわかんなくなっちゃってる質問まで登場。「『いないいないばあ』は、脳を活性化させ、認知や記憶の力を伸ばす効果もある」とか初耳なことが書いてありました。赤ちゃんにとってはどんな事でもそれくらいの効果あるんじゃないのかと思うけど、とりあえず「いないいないばあ」を1日5回以上やるのが「無難」なんですよ!

ガダルカナル・タカもあぶない!

 真面目な「ひよこクラブ」読者はこんなもんじゃ満足しないんで、さらに「赤ちゃんの力を伸ばすために私たちがやめたこと、しないようにしていること」という家庭内の禁欲事例も大公開。「夫婦げんか」をやめたり「お菓子を目の前で食べる」のをやめたり、はたまた「食べ物の好き嫌い」をやめたり、みんなネガティブなことをやめまくってます! よく「テレビは赤ちゃんには百害あって一利なし」って言われてますが、「ひよこクラブ」読者もテレビ視聴を控えまくってます。

 でも、最近の子は幼稚園でもiPadを使ったり、学校でパソコンの授業があるし、「テレビみたいな画面」を見るのが私たち世代より圧倒的に多いと思うんで、それが何か脳に悪いと思ってしまうと今後めんどくさいことになる気がするんですけど、とにかくバラエティー番組などは、録画したものを赤ちゃんが寝てる時に見るんですって! 子どもの頃は大人が自分に隠れて見ている番組が異様に魅力的で妖艶に見えませんでした? 寝てる隙に『ミヤネ屋』(日本テレビ系)とか見たら、赤ちゃんの寝ぼけ眼に宮根誠司が魅惑の存在としてインプットされちゃいそうで逆に怖いんですけど。心配しすぎですかね?

フルタイムしか仕事とは認めない夫

 仕事と育児の両立について考えるページ「働く&働きたいひよこママの気がかり『すっきり』解決」では、シビアな問題が噴出。仕事に復帰したいけど保育園がない、子どもにさびしい思いをさせてるのではないか不安、家事もやんなきゃなんない……など、読んでるだけで「あたしたち女って一体なんのために生まれてきたの!?」と泣きじゃくりたくなる心配事が満載。それに対し「子どもを生む前と同じように仕事しようとは思わないで」と諦めを含んだユーモア皆無の真面目アドバイスを繰り広げる「ひよこクラブ」。

 中でも「パパが何も手伝ってくれない。私は時短勤務しているのですが、フルタイムじゃないと働いているとは認めないようです。どうすれば?」と、「なんだお前の旦那ちょっと連れて来い!」と言いたくなる質問に対し、「ひよこクラブ」が出した答えは「一回倒れてみる」! 「微熱でも『起き上がれない』と言って1日寝込む」んだそうです。「パパもやるしかないし、ママのしんどさが伝わるはず」と言い切ってますけど、マジで!? 「パートやらバイトなんて仕事とは呼べないんだよ(笑)」みたいな考えの男が、やりますかね!?

 2人目を持つ不安を解消する「2人目どうする?」特集でも、「上の子が2~3才だと手がかかるけど、下の子の世話でママが息抜きできたり、癒しになることもあります」とカウンターパンチも受け続けてれば痛みも麻痺する、みたいな解決法を伝授していました。よーし、がんばるぞ!

 基本的に読者の投稿で誌面ができている「ひよこクラブ」。今月の募集テーマの中に「おちんちん係」が併設されていました。「『こうするとうまくいくよ』『失敗しちゃった!体験談』『初めておちんちんをむいたときのこと』などおちんちんに関するエピソードを募集」しています。みなさま是非、「おちんちん係」まで。そして来月号は待望の「産後セックス」特集です! しかしタイトルが「産後のセックス、しなきゃダメなの?」と、かなり後ろ向きなノリ。セックスをそんなに嫌わないで~。来月も「無難」が大好きな「ひよこクラブ」のようです!
(田房永子)

「ひよこクラブ」

宮根を見せるなら昼の方がマシだよ!

amazon_associate_logo.jpg

【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
男の子は詳しく、女の子は大雑把! 「ひよこクラブ」のアソコの洗い方特集
夫の性欲処理にお金を請求! 「たまひよ」の新造語「鬼妊婦(オニンプ)」
ページごとに矛盾が発生! それでも日本一の妊婦雑誌「たまごクラブ」

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク