[女性誌速攻レビュー]「ひよこクラブ」5月号

男の子は詳しく、女の子は大雑把! 「ひよこクラブ」のアソコの洗い方特集

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「ひよこクラブ」(ベネッセコーポ
レーション)5月号

 出産したら「たまごクラブ」を卒業して、次は生まれたてから1歳半ごろまでの赤ちゃん情報を発信している「ひよこクラブ」デビュー。この後も「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」と延々続く“ベネッセ教育事業”のセカンドステージです。

 これからママになるアタシ……♪ と夢見がちな妊婦期を演出する「たまごクラブ」に比べて、「ひよこクラブ」は赤ちゃんの世話というときめきと暗黒が一体化している作業をサポートする堅実な記事が多め。それでもやっぱり天下の「たまひよ」。他の赤ちゃん育児雑誌よりテンションが高いです! 今月号も「男の子のおちんちん 皮はむくの? 性器のお手入れまるわかり」なんて言葉が表紙に並んでますよ! エロ本以外で18禁ワード入りの表紙を持つ唯一の雑誌「ひよこクラブ」、生後2カ月の女の子を持つリアル育休中ライターが読んでいきます!

<トピック>
◎性器のお手入れまるわかりQ&A
◎東京ディズニーリゾートを思いっきり楽しみたい!
◎端午の節句の楽しみ方が知りたい

■自分のアソコの洗い方だって、あやふやで生きてきた

 赤ちゃんの性器って清潔にしなきゃいけないはずなのに、母親学級でも産婦人科でも、洗い方を意外と詳しく教えてくれないんですよね。33年間の人生で初めておむつというものを開けてみて「赤ちゃんのアソコからもおりものが出る」ってことを知ったくらいなのに、助産師さんから「汚れてたら(大陰唇を)ひろげて拭けばいいからね」とアバウトに言われてもよく分かりません! 女同士なんだから教わらなくても分かるだろって空気出されても、そもそも自分の性器の洗い方も特に誰かに習った記憶がないんスけど……。 

 だから「性器のお手入れ」特集なんて最もマストリードな目玉記事なんですが、やっぱりここでも「衛生面が気になるときに限って、指で少し開き、拭く」と同じことが書いてありました。開いて拭くのは分かったんで、「汚れてたら」とか「衛生面が気になるとき」の“汚れの基準”が知りたいのに!
 
 じれったいのは、性器の呼び方もです。妊婦向け雑誌「たまごクラブ」では、エコー写真に写る胎児の女性器のことを「木の葉」なんつって叙情的に呼んでいました。閉じたふたつの大陰唇と真ん中の割れ目の形状が「木の葉」みたいだからとのこと…。ところが「ひよこクラブ」では急に「おまた」と呼び名が変更。男性器はたまごでもひよこでも「おちんちん・タマタマ」で統一なのに、無駄に植物に例えていたのはなんだったのでしょうか……。女性器に対するこの妙な気遣いとタブー感が、あいまいな洗い方を伝承させているような気がします。

 男の子の場合、1歳くらいから亀頭包皮炎になることがあるので、お風呂では皮をむいて洗うんですって。女の子は「開いて拭く」と1工程で終わらせていたのに、男子の場合は皮のムキ方が図入りで濃厚に説明されてます。「亀頭が見えたらそこでストップ」とか「洗った皮は元に戻しておく」とか、何やら別の職業でも生かせそうな情報を得ることができました。

 それにしても、「たまごクラブ」では「産後、セックスレスにならないために…!」と警告気味に妊娠中のセックスを応援する記事が載ってたのに、「ひよこクラブ」ではそれほどセックス特集は積極的に組まれていない様子。確かに出産後は赤ちゃんの世話で疲れるし、今すぐ妊娠なんて望んでないし、今まで違って旦那がなんだかどうでもいい。浮気? してくれば? アタシをそんな強気にしてくれる赤ちゃんの存在。つまりセックスをしなきゃいけない理由が特にない。だから赤ちゃんにまつわる情報を割いてまで「ひよこクラブ」にセックス特集が載せる必要性もないってわけですね。しかし、そんな「ひよこクラブ」な今だからこそ、「セックスレスにならないために!」という記事が必要なんじゃないかと思うんです。「ひよこクラブ」に書いてないと、きっかけも作れないし、本当にいよいよ忘れてしまいそう。ぜひとも“夫のムスコの皮のむき方”まで、ご指導ご鞭撻のほどよろしく願いたいものです!

■「赤ちゃんを殺す気ですか?」恐ろしい世間様の声に敗北!

 わが子とディズニーリゾートに行ってみたいというのは、多くの親が持つ夢じゃないでしょうか。私も「生後何カ月からディズニーに行けるのかな?」と思い、インターネットで検索したことがありました。そこで見た、同じ質問に対しての驚愕の回答の数々。「赤ちゃんを殺す気ですか。大人の身勝手です」「地面からの照り返し、大音量のパレード、踊りまくる着ぐるみ達……TDLなんて、0歳児にとっては単なる地獄ですよ?」「子どもの寿命を縮めたいならお勧めします。即死もありえますが。」など、なぜか激ギレしている回答者がわんさか。行ける行けないの前に、こんなにキレてる人がたくさんいるということが恐ろしくって乳児をディズニーなんか連れて行けねえわ! とあきらめていたんですが、「ひよこクラブ」では「赤ちゃんとディズニーリゾートに行こう!」とノリノリでオススメ。なんだよ、やっぱみんな行ってるのか……でもやっぱいいっすわ、1歳になるまで我慢します。

 ディズニーに行くのは危険! なんて記事はない一方、「ひよこクラブ」が異様に心配してきて薦めてくるのは「保湿」。赤ちゃんのスキンケア特集では、「保湿していないと、大人になってもカサカサしやすい」「赤ちゃん時代のスキンケアで一生の肌質が決まる」と初耳なことが書いてあります。この子の生涯の肌にまつわる全責任が今の私にかかってるわけ? 不安になってページをめくっていると、単なる保湿剤の広告でした。「たまごクラブ」では毎月必ず「保湿しないと恐ろしい妊娠線が…!」という記事の後ろに保湿クリームの広告が載っていたものですが、「ひよこクラブ」では赤ちゃんの保湿。保湿でひっぱりすぎ! 「進研ゼミ」にも保湿記事が載ってそうな勢いです。

■「ジジ」「ババ」で、よくない?

 端午の節句特集では、先輩読者たちがこいのぼりや五月人形を披露。金屏風付きやら掛け軸付きやら、みんな立派なカブトをお持ちです。金の出所も抜かりなく調査する「ひよこクラブ」、その結果ほとんどの家庭が「支払いは、じいじとばあば」だそうです。「じいじとばあばとは長年の確執があって…。だから折り紙のカブトで済ませました!」とか「ヤフオクで100円でGETしたこいのぼりで~す!」とかって家庭は皆無。「何がしかの事情で節句用品が用意できない場合の楽しみ方」は載ってません。とにかくカブトはじいじとばあばに買ってもらってください!

 それにしても「じいじ」「ばあば」ってハイカラな呼び方、いつのまにか定着しきってますよね。曾祖父のことは「ひいじいじ」って呼ぶらしいですよ。「ひいじいじ」って言いづらくないですか? 「ひいじじい」のほうが言いやすいし、「ひいじいちゃん」でいいと思うんですけど「じいじ」にこだわる理由がよく分かりません。個人的にキラキラネームはもう慣れてきましたが、「じいじ・ばあば」には未だ抵抗を感じてしまいます。「いつの間にか世間では普通のことになってるけど、なんで? モーレツ違和感!」なことって、世の中にまだまだたくさんあると思うんですよ。黒目が大きくなるコンタクトレンズとかね!

 こうしてあくまで「一般家庭」をベースにしているのは「たまひよ」ならではの誌面スタンス。無駄泣きや乳首痛などの対処法について「ママが無理をしないで」と母親に寄り添ったつくりを心がけている様子が浮かびます。来月は「どうする2人目 『産活』」特集に、「父の日企画 うちのパパってすごいんです」特集だそうです。ぜひ他の家の自慢のパパの部分を拝見したく思います。期待大ですね!
(田房永子)

「ひよこクラブ」

女はいつだって男に興味津々

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