政治力まで持っている?

米大統領やローマ教皇とも対等に対談! 影響力を持つセレブ活動家たち

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乱れ髪とチャリティーを両立させた男ショーン・ペン

 世界中で賛否両論を巻き起こしているキャンペーン動画『KONY 2012』。略奪や強姦、子ども兵士を確保するための誘拐を繰り返している、ウガンダ共和国の反政府ゲリラ「神の抵抗軍」のリーダー、ジョゼフ・コニーの逮捕を訴えるために作られたこの動画。立役者が全裸で乱心したことでますます注目を集めているが、もともと『KONY 2012』の知名度を上げたのはセレブたちであった。『KONY 2012』を見たセレブたちが、こぞってTwitterやインタビューで賛同意見を述べたからこそ、この動画は一躍有名になったのである。セレブの力なしでは、ここまで注目されることはなかったのだ。

 今回は、そんな発言力の強いセレブたちの中から、特に世間に与える影響力が強いとされる「影響力を持つセレブ活動家たち」をご紹介する。

■ポール・マッカートニー

 ディズニーのアニメ『バンビ』で、バンビの母が人間に狩り殺されてしまうシーンを見てから菜食主義になったというポール・マッカートニーは、最初の妻リンダ・マッカートニーと共に長年に渡り動物愛護活動を行ってきた。リンダは自分のレシピの中から厳選したものをベジタリアン冷凍食品として販売し、ポールはこれをサポート。食品会社を成功に導いた。リンダが病死した後も、ポールは動物愛護活動を続けており、2009年には「毎週月曜日はベジタリアンの日にしよう!」と無理なく菜食を取り入れることを呼びかける「ミート・フリー・マンデー」キャンペーンを発案。オノ・ヨーコら大物セレブがこぞって賛同している。ポールは、「肉の消費を減らすことは、個人ができる温暖化対策の一つ」だとして、欧州議会でも呼びかけて大きな話題になった。彼の影響を受けてベジタリアンになったセレブ、一般人もとても多いとされている。

 2番目の妻ヘザー・ミルズと結婚後は、地雷撲滅運動にも参加。ヘザーと一緒に過激な動物愛護団体PETAの会員にもなり、犬猫を虐殺する中国に対して「そんな野蛮な国で演奏などしたくない」と言ったり、日本の捕鯨を強く非難するなど、かなりアグレッシブな活動もしている。昨年もNASAが宇宙空間での放射能の影響を調べるために動物実験を計画していると知り、断固反対すると表明。69歳になってもブレないその姿勢は、多くの人たちから支持されている。

■アンジェリーナ・ジョリー

 国連大使として10年以上活動を続けているアンジェリーナ・ジョリー。最初は偽善者扱いしていたアンチたちも、難民キャンプや貧困国の危険地域を訪れ、人々の話を熱心に聞き、子どもたちに笑顔を向ける彼女の姿を見て、次第に心を打たれるようになった。ドラッグ好きな問題児だったこと、ブラッド・ピットを前妻ジェニファー・アニストンから略奪したことなど暗い過去を持つため、「アンジーは100%聖女ではない」「何かの罪滅ぼしをするために必死に活動しているのではないか」と意地悪く言う人は今なおいる。だが、アンジェリーナが貧困国の悲惨な現状を伝えることに一役買ったことは揺るぎ無い事実。世界中の人々の気持ちをチャリティーに向けさせたのである。

 1本あたりの出演料が14億円以上とも言われている彼女は、事実婚状態のパートナー、ブラッド・ピットと共に多額の寄付金を出すことでも有名。実子のお披露目写真で得た高額ギャラも寄付しており、気前よく寄付をする姿勢はほかのセレブたちのお手本になった。また、貧困国から養子を3人迎えており、養子制度に関心を向けさせることにも成功。 昨年秋には、国連難民高等弁務官事務局(UNHCR)から、難民に多大な貢献をした人や団体に贈られるナンセン難民賞で表彰されている。

■ジョージ・クルーニー

 先日、米ワシントンの在米スーダン大使館前で抗議デモ活動を行い、逮捕されたジョージ・クルーニー。スーダン南部における人権改善を訴える抗議デモ中、警察からの警告を無視して大使館敷地内に入ったことで逮捕され、米メディアにトップニュースとして報じられた。ジョージは今回一緒に逮捕されたジャーナリストの父親の影響を受けたと語っており、「私は、同胞のために働くことが使命なのだと固く信じている家庭で育った」「どんな形にせよ、人道問題に関わっていく責任があるのだ」と断言。ライフワークにしているスーダンのダルフール地方の紛争および飢餓問題に今後も取り組んでいくと宣言した。なお、彼は国連からも評価されており、「国際的な政治・社会問題への関心を精力的に促してきた」と国連平和大使に任命されている。

 ハリウッド業界に顔が広く、多くのセレブを友人に持つジョージは、知名度を利用して寄付金を呼びかけることでも有名。911の遺族やスマトラ沖大地震・津波の被害者や遺族のために、チャリティー番組が放送された際には、彼の呼びかけで多くのA級スターが出演した。

 オバマ大統領に面会したり、米上院の公聴会に出席し意見を述べることもしているため、政治の世界に入り込むという野望があるのではないかともささやかれているが、本人は「政治家になるより、活動家でいるほうが、もっと多くの影響を与えることが出来る」と否定している。

 再婚に弱腰なプレイボーイというイメージが強いジョージだが、バッシングされないのは、このように硬派な男だからなのである。

■ショーン・ペン

 若いころは「映画界の悪童」というレッテルを貼られていたショーン・ペン。今ではハリウッドA級スターの中で、最も正義感があり行動力のあるセレブだとして敬意を集めている。2005年8月、ハリケーン・カトリーナで大きな被害を受けたニューオーリンズに現地入りした彼は、自腹を切って小さな船を出し40人もの人々を救助した。船に穴が開いていて沈んでしまったことを笑う人もいたが気に留めず、もくもくと救助活動を続け、次第に人々は彼の行動力を認めるようになっていった。

 後にショーンは、インタビューで「カトリーナの時、最初の4日間は現地に行かずに待った。政府機関が何とかしてくれているだろうと思ったからね。自分が行っても邪魔になると思ったんだ。でも現地で自分が見たものはひどいものだった」「こういう自然災害に襲われた場合、被災地では素早い決断が必要なんだ。集まった寄付金だって、さっさと使うべきだ。人々の命がかかってるんだから。事実、それができなかったために多くの人が亡くなったんだ」と熱弁。「州兵はヘリでの救助活動がメインだったが、それでは数がさばけない」と苦言するなど、現地で活動するには何が大切なのか、経験を元に訴えた。

 政府機関の行動は遅いと痛感したショーンは、2010年1月にハイチ大地震が起こったときは翌日に現地入りし救助活動を開始。その後、長期に渡りハイチに滞在し、ハイチ救援組織「J/P HRO(Haiti Relief Organization)」も立ち上げ、さまざまな団体をつなぎ、力を合わせて救援・復興する手助けをした。この貢献はハイチ大統領にも認められ、直々に親善大使に命じられている。

 昨年9月には、イランでスパイ容疑をかけられ禁錮8年の実刑を下されたアメリカ人男性2人が釈放された件に大きく絡んでいたことが明らかに。ベネズエラのチャベス大統領に仲介役を頼んで釈放までこぎつけたことが公になり、政治的なコネクションを持っていること、予想を超える大きな影響力を持っていることに世間は驚かされた。ショーンは今、男の中の男だと崇められ、アメリカで強い支持を受けている。

■ボノ

 貧困撲滅活動家として世界中でアクションを起こし、“ミスター・チャリティーマン”とも呼ばれているU2のボノ。きっかけは1985年に開催されたエチオピア飢餓救援コンサートライブエイドに参加した直後、孤児院で6週間のボランティア活動をしたこと。精力的に慈善活動している理由を、本人は「儲かり過ぎているから。オレはラッキーでリッチなロックンローラー。だから自分の時間と資産(総資産額は約530億円)をチャリティーに差し出しているのさ」と説明している。彼の影響力は音楽界だけでなく政治界にも及び、根気強く呼びかけていたアフリカの貧困国に対する債務免除を、2005年のG8サミットで約束させることに成功。アメリカの大統領やローマ教皇ヨハネ・パウロ2世とも面会し、対等に話し合い、提言する力を持っているのである。

 昨年秋にもソマリアの飢餓撲滅チャリティー「ONE」を主催し、ジョージ・クルーニー、コリン・ファレル、ジェシカ・アルバら数多くのA級セレブがキャンペーンビデオに出演した。しかし、このCMは「政治的な主張を訴えている」としてイギリスの放送規制に引っかかってしまい放送禁止に。それほどボノの存在感はメディアからも恐れられている証拠だといえよう。

 ボノの最大の魅力は大規模なチャリティーだけでなく、小さなチャリティーにも積極的に参加していること。昨年のクリスマスには、ダブリンの街角で行われた路上チャリティーライブに参加し、人々を大喜びさせた。

 このように多大なる影響力を放つセレブ活動家たちだが、彼らの姿勢は間違っていると苦言するセレブもいる。AC/DCのヴォーカリスト、ブライアン・ジョンソンは、ボノが主催したチャリティー・コンサートについて、みんなに見境なく募金しろというのは正しくないとコメント。

 「オレは、みんなに『アフリカの子どもたちのために募金しようぜ』なんて言わないよ。金ないやつだって大勢いるんだから。オレも労働階級の人間だったから分かるんだよ」と、チャリティーの押し売りはよくないと反論している。

『ミルク』

ショーン・ペンは演技もクレイジー(褒め言葉)だしね!

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