[女性誌速攻レビュー]「HERS」3月号

古き良き時代のモテ技を語る、萬田久子及び「HERS」世代

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「HERS」3月号(光文社)

 毎回不況にあえぐ時代の空気とは無縁で、いまも右肩上がりの時代を生きているかのような「HERS」ですが、今月も萬田久子さんコラム「萬50+3ダッ」にはそんな空気が凝縮されています。

 萬田さんは、近頃あった女子会(ここで何かを言いたくなる気持ちはもう慣れっこなので抑えるとして)で、テレビやCMでスタイリングを手掛ける女性がプロデュースした和食屋に行ったそうです。その女性は京都の旅館の一人娘で、大学時代には嵐山の吉兆で修業もした後、好きなことをしたいと上京。それから30年あまりたち、子どもも成長したことだし本業の傍ら「やりたいことをやらなくちゃ!」とこの和食屋をオープンしたそう。

 毎回思いますが、本当に「HERS」世代の持て余した体力と実行力には驚かされますが、萬田さんもそんなエピソードを知って「だから『今こそ』と人生を楽しむ姿に共感しちゃいます」「HERS世代女子、人生を楽しむことに、貪欲なのです!」と鼻息を荒くしていますが、いや「今こそ」じゃなくって、いつでも楽しんでやりたいことをやって生きてきたでしょうに……と思わずにいられません。

<トピック>
◎萬50+3ダッ
◎萬田久子さん タイ・ホアヒンで心と体のデトックス!
◎賀来千香子さん、大忙し!

「モテ」の要素は残酷なほど変化します

 今月は萬田さんが世界中のセレブが集まるリゾート、タイのチバソムにネイリストのお友達と訪れています。このお友達との対談も収録されているのですが、マッサージを受ける際にも萬田さんは「つい欲張って、いろいろ追加しようとしたら、『詰め込みすぎはよくありませんよ』って(中略)笑われちゃったわ」と、体力とやる気をもてあまし気味。

 この旅では、ワイナリーにも訪れたそうで、ネイリストさんに「初めて訪れたワイナリーがホビアンだなんて、捻りが利いてていいじゃない(笑)」だとか、タイのワインを飲んだ感想を「個性はそんなに強くないけど、いけますね」と、うんちくを漏らします。

 さすがは、バブルを通過したふたり。かつては羽振りの良い男性もたくさんいて、女性がワインについていっぱい学んで、その知識を語ることが「いい女」の証でもありましたが、今の時代は羽振りの良いバブルオヤジは激減しているため、女性がワインを語ることは、逆に「非モテあるある」になってきているらしいですね。「HERS」世代の若いころは、本当に日本が豊かだったんですね……。

「HERS」世代の離婚を考えさせられるひとり

 「HERS」の常連のひとり、賀来千香子さんがさきほど離婚したばかりですが、今月の賀来さんの表情がひときわ明るいのは必見です。題して「賀来千香子さん大忙し!」というタイトルで、東京/大阪の舞台、お仕事ファッションを追いかけるというテーマの特集が組まれています。扉の1ページめには、新歌舞伎座のお正月公演で初の芸者役に挑んだ賀来さんが、芸者の格好そのままで楽屋からのれんをくぐってこちらに出てこようとしている写真が使われていて、新しい第一歩を踏み出す力強さのようなものすら感じます。

 中のページも見てみますと、12月は、「大劇場は『細雪』で経験していますが、それを財産にしながら新たな引き出しが欲しいと思って小劇場に初挑戦しました」と語り、また1月には「大阪・新歌舞伎座で途中、脚を痛めながらもフィナーレのサンバは絶好調!」と、松平健さんとの共演を振り返ります。なんともエネルギッシュですが、離婚の事実を知ってから見ると納得です。

 また、今月は賀来さんとGUCCIのコラボでのページ「ずっとGUCCIが好きだった」というページも。このタイトル、賀来さんが主演した1992年のドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)にかけているわけですが、そんな賀来さんの華々しい歴史をGUCCIと一緒に振り返る企画でもあります。二十代のころに賀来さんが表紙を飾ったJJが掲載されていたり、初めてGUCCIと出会ったころの思い出が語られていたり。でも、これは過去の栄光にすがりついている感じではなく、過去も輝いてたけど、これからも輝くのよ! というエネルギーがあるページ。それを証拠に、GUCCIを着た賀来さんのグラビア、ショート風にマニッシュに髪をなでつけ、すっと立っている姿がホントにお世辞抜きでかっこいいんです。スッキリした賀来さん、なんだか今後の「HERS」の鍵になっていきそうな気がします。
(芦沢芳子)

「HERS」

口八丁手八丁なのはいいけど……

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