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『マトリックス』はW・スミスが主演だった? ヒット作を蹴ったセレブたち

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トシちゃんみたいに干されなくてよかった!

 演技を専門とする役者にとって、どの作品がヒットするのかを見極めることは至難の業。精彩を欠く脚本であっても、俳優の才能と特殊効果を駆使すれば超大作に仕上がることがあるし、逆に一流の脚本家、監督、俳優が作り上げても超駄作とけなされる作品もあるからだ。

 もし大ヒットしたら、その作品は自分にとって代表作となり、役のイメージが定着することになる。オファーに対する決断はエージェントと話し合い、慎重に慎重を重ねて下されることになる。しかし、どんなに納得して断ったとしても、他の役者が作品を大ヒットさせ、ちやほやされるのを見ると、いつまでもウジウジと後悔してしまうものだという。

 今回は、誰もが知っている大ヒット映画への出演オファーを断った「オファーを蹴った作品が大ヒットした大セレブたち」を、ご紹介する。

■ウィル・スミス 『マトリックス』(1999年/キアヌ・リーブス主演)

 どの企画がヒットするのか、直感を持っていると評されるウィル・スミスだが、『マトリックス』のネオ役をオファーされた時は「この物語の設定には無理がある。特殊効果を駆使しても、この世界は描けないだろう」と思い、断ったと伝えられている。彼は同時期にオファーされた『ワイルド・ワイルド・ウエスト』に出演しているが、映画は大コケしてしまった。

 ウィルは後日、インタビューで「オレはこんなことを滅多に言わないんだけど、キアヌの演技を見た時、『彼だから成功したんだ。もし自分が演じていたら作品をダメにした』と確信したね。あのころのオレは、まだ賢い役者じゃなかった。キアヌは出しゃばることなく、映画や監督に物語を語らせることができる。彼だからこそあの映画は大ヒットしたんだ」と微妙なコメントをしている。

 なお、ネオ役にはウィルの後、ニコラス・ケイジにオファーが出されたが「家族との大事な約束があるから」と蹴られている。

■トム・クルーズ 『フットルース』(1984年/ケヴィン・ベーコン主演)

 映画『卒業白書』ですでにブレークしていたトムは、『栄光の彼方に』という映画を撮り終えたばかりのタイミングで『フットルース』の主人公役をオファーされた。しかし、彼は「自分はこの役を演じるには、ちょっとビッグ過ぎる」と蹴ったと伝えられている。

 その後、役は『青い珊瑚礁』のクリストファー・アトキンズに出されたが、彼にも蹴られてしまった。『アウトサイダー』のロブ・ロウもこの役のオーディションを受けてみないかとオファーされ、彼はかなり乗り気だったのだが、オーディションでダンスしている時に膝をケガしてしまい病院送りに。残念ながら役を得ることはできなかった。

 なお、トムは1997年に公開された『フェイク』の主役もオファーされたが、こちらも断っている。映画にはジョニー・デップがキャスティングされ、大ヒットとなった。

■ロバート・パティンソン 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年/ダニエル・デイ=ルイス主演)

 『トワイライト』シリーズのヴァンパイア役でおなじみのロバート・パティンソンは、大ヒット作をオファーされたものの、自信がなく断ってしまったことを告白している。アカデミー賞8部門にノミネートされた『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の主演をオファーされ、脚本を読んだ時「今まで読んだ脚本の中で、最高の作品だった。圧倒されてしまって、自分なんかじゃとても役を演じきれないと思った」とのこと。「今ではすごく後悔している。出るべきだった」と明かしている。

 なお、ロバートは『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007年/ブラッド・ピット主演)の主役もオファーされていたそうだが、こちらも「自信がなくて……」と断っており、「後悔している」とインタビューで髪をかきむしりながら明かしている。

■ヒュー・ジャックマン 『007』シリーズ(2006年~/ダニエル・クレイグ主演)

 『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役でおなじみのヒュー・ジャックマンが、あの名作シリーズ『007』からのオファーを蹴ったというウワサが流れたのは2005年のこと。その後、ヒューはインタビューでピアース・ブロスナンの後を継ぐ6代目ボンド役に抜擢されていたことを告白。「事務所から『ぜひボンド役にって話が出てるぞ!』って言われたけど、断ったんだ。『X-MEN2』の撮影を目前に控えていたし、自分はすでにウルヴァリンって象徴的なキャラクターを演じていたしね。気乗りしなかったんだ」と明かした。

 ヒューは続けて「でも男なら誰でも007になりたいって思うだろう? 唯一のイギリス人スーパーヒーローなんだぜ。またオファーされたら受けるかもしれないな」とコメント。意欲を見せている。

■リンジー・ローハン 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009年/ヘザー・グラハム出演)

 低予算だったにもかかわらず、全世界で5億万ドル近く稼ぐヒット作となった『ハングオーバー』のストリッパー役に、あのリンジー・ローハンがオファーされていた。リンジーは脚本に目を通したものの、「この映画には可能性というものが感じられない」と出演を断ったと伝えられている。

 このころからリンジーの私生活は荒れ出しており、脇役とはいえもしこの役を演じていたら、昨年のゴタゴタ裁判沙汰も避けられていたかもしれないのに、と周囲から残念がられている。

■モリー・リングウォルド 『プリティ・ウーマン』(1990年/ジュリア・ロバーツ主演)

 80年代にジョン・ヒューズ監督の青春映画に出演し、キュートな赤毛のアイドルとして絶大なる人気を誇っていたモリー・リングウォルド。ヒューズ監督と仲違いしたため90年以降はヒット作に恵まれなかったという説があるが、実は『プリティ・ウーマン』の主役をオファーされていた。ほかにも、『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年/デミ・ムーア主演)に出演してほしいと頼まれていたとのことで、監督たちの評価は相変わらず高かったようだ。もし、これらの作品に出ていたら、女優として大きくステップアップできたことだろう。

 また、モリーは『スクリーム』(1996年)にも出演してほしいとのオファーを受けたそうだが、「20代後半なのにティーンの役を演じるなんてイヤ」と断ったと伝えられている。

 なお、『プリティ・ウーマン』はダリル・ハンナやミシェル・ファイファー、メグ・ライアンにもオファーが出されたが、全員断っている。ダリルは「女性を中傷するような役は演じたくない」と言ったそうだが、後に『ブルー・イグアナの夜』でストリッパー役を演じていた。

■ジェニファー・ハドソン 『プレシャス』(2009年/ガボレイ・シディベ)

 アカデミー賞6部門にノミネートされて大きな話題となった『プレシャス』に、ジェニファー・ハドソンがオファーされていたが、「役作りのために激太りしなければならないのが嫌で蹴った」と報じられていたのは、つい最近のこと。アカデミー賞を受賞した『ドリーム・ガールズ』では役作りのために体重を9キロ増やし、撮影後のダイエットに苦労した経験を持つことや、ピーク時から36キロの減量に成功しており、もう二度とダイエットの苦しみを味わいたくないから、役を断ったのだろうとみられていた。

 しかし、ジェニファーはこれを否定。「役を蹴ったのは事実だけど、体重のことが理由ではない。あの時の自分にとって、あの役はあまりにも生々しすぎて演じることができなかったから」と告白した。

 ちなみに『プレシャス』のワイス夫人役には当初、オスカー女優のヘレン・ミレンがキャスティングされていたが、他の映画に出るため降板。次にオファーを受けたマライア・キャリーは、すっぴんの地味な役どころにもかかわらず大喜びで引き受け、熱演した。

 ほかにも、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年/ハリソン・フォード)のハン・ソロ役をオファーされていたアル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、ニック・ノルティ、バート・レイノルズ。『グラディエーター』(2000年/ラッセル・クロウ主演)、『ロビン・フッド』(1991年/ケビン・コスナー主演)にオファーされていたメル・ギブソン。『逃亡者』(1993年/ハリソン・フォード主演)に出演してほしいと依頼されていたアレック・ボールドウィン。シガニー・ウィーバーは『告発の行方』(1988年/ケリー・マクギリス)にオファーされていたと伝えられている。

 ジョン・トラボルタが『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1994年/トム・ハンクス主演)を、マドンナが『恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』(1989年/ミシェル・ファイファー主演)を蹴ったのは、ある意味よかったのかもしれないが、デンゼル・ワシントンの『アイ,ロボット』(2004年/ウィル・スミス)と『Ray レイ』(2004年/ジェイミー・フォックス)は見てみたかったという声も多い。

 なお、駆け出しのころのキアヌ・リーブスが『プラトーン』(1986年)のクリス・テイラー役をオファーされていたという説があるが、チャーリー・シーン以外は考えられないという人が多いので、これは蹴って正解だったといえるだろう。

『マトリックス リローデッド』

マライアのノリノリぶりが目に浮かぶ!

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