ジョニー・デップも散々な言われよう

ブラックジョークに、マドンナ批判! 今年もゴールデン・グローブ賞はすごい

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マドンナ兄貴は、ガガ様の人気にピリピリしてるのかい?

 現地時間15日にアカデミー賞の前哨戦とも言われる、第69回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が華やかに開催された。司会進行役を務めるイギリス人コメディアンの皮肉たっぷりのブラックジョークや、レッドカーペットでのハプニング、最優秀主題歌賞に輝いたマドンナをめぐるネット騒動など、今年もいろいろな意味で楽しめる式典となった。

 今年の同賞司会進行役を務めたのは、イギリス人コメディアンのリッキー・ジャーヴェイス。実は彼、昨年の司会進行役も務めており、ブルース・ウィリスを「アシュトン・カッチャーのパパ」、ロバート・ダウニー・Jrを「映画なんかより、リハビリ施設や刑務所と聞けばピンとくる役者」、シルヴェスター・スタローンを「ボクサーとランボーという幅広い役を演じられる俳優」と紹介したり、サイエントロジー信者でゲイ疑惑のあるトム・クルーズとジョン・トラボルタをネタにしたりと、際どいブラックジョークを連発し、賞を主催しているハリウッド外国人記者クラブから強く非難されている。同クラブは、ネタにされたセレブの事務所から抗議の電話が鳴り止まなかったと頭を抱え、もう2度とリッキーを式に招くことはないだろうとみられていた。しかしながら、彼ほどパンチのあるネタを披露できる者はおらず、同クラブは視聴者を喜ばすために、今年も司会進行に抜擢したのだった。

 ステージに登場したリッキーは、開口一番「えっと、何の話してたんだっけ?」と言い、昨年同様セレブたちを攻撃してやるぞといった不敵な笑みを浮かべながら、「心配かい? するなよ、お前のことなんてネタにしないから」と発言。「ゴールデン・グローブをご存じない方、この賞はオスカーと同じようなものです。評価されないオスカーってとこでしょうか」と言い、アンジェリーナ・ジョリーを笑わせた。

 続けて、「ゴールデン・グローブとオスカーは、言ってみればキム・カーダシアンとケイト・ミドルトンのようなもの。騒々しくって、くだらなくって、(金さえあれば)手に入れるのも簡単だし」と述べ、オスカー司会進行役を降板したエディ・マーフィを軽くネタにした後、「賞の主催団体から、あなた方を侮辱したり、論議を巻き起こしたりしたら、また来年も司会やってもらうぞって言われているんです」と言い、団体から送られてきたという手紙を取り出した。

 「禁止項目を読み上げてみましょう。その1、冒涜禁止。自分は豊富なボキャブラリーがあるから大丈夫。その2、ヌード禁止。あっ、これは残念、だって自分はなかなか大きな……」と言葉を濁し、ペニスは極小だけど、ちゃんと使い物になるとグチグチと語り、会場を爆笑の渦に巻きこんだ。その後「メル・ギブソンのネタ禁止。特ににジョディ・フォスター監督の最新映画『ビーバー』……これ、見てないけど……、誰も見てないけど」と述べ、会場からはクスクスと笑い声が。カメラは親指を立てながらにこやかに笑うジョディの姿をとらえていた。

 また、リッキーは昨年多くのセレブたちが離婚したことを嘆き、「キム・カーダシアンはたった72日で離婚。ジェームズ・キャメロンのスピーチの方が長い」とジャブ。ジャスティン・ビーバーが隠し子騒動でDNAテストを受けた件もネタにし、「時間の無駄だったね。彼が父親なわけないじゃないか。マーサ・スチュワートのターキーベイスターがなければ、女の子なんて妊娠させられないんだし」と述べた。ターキーベイスターとは、七面鳥を焼くとき、パサパサにならないように肉汁を肉にかけなおすスポイトのような調理器具で、アメリカでは人工受精を意味する時にも使われる。

 その後、リッキーは最初のプレゼンターを紹介。「これからご紹介する方は、昨年の今頃、世界一のスターでした。でも、私が映画『ツーリスト』をけなしたことで、彼のキャリアは急下降してしまって。今じゃ、私の新番組に出演させられるハメになってしまったんです。えぇ、HBOで2月19日から放送開始する番組です」とちゃっかり宣伝をし、「みなさん、ティム・バートンが着ろと言ったものは何でも着る男……ジョニー・デップです!」とにこやかにジョニーを招いた。ひきつり顔で登場したジョニーに、「質問があるんだよ。ヤクやってる? ってこれは冗談。『ツーリスト』はごらんになった?」と質問。ジョニーは口ごもりながら「あ~、ノー」と回答し、リッキーを大喜びさせていた。

 ネットでは、今回のリッキーが飛ばしたジョークは「それほどブラックではなかった」「控え目だった」と言われている。しかし、ジャスティン・ビーバーのネタや、ジョディ・フォスターの映画を酷評したのは少々やり過ぎという声が一部ではあがっている。

 少々やり過ぎといえば、女優たちの超豪華なドレス。流行なのか、ウエディングドレスように裾の長いドレスを身にまとうセレブが多く、マドンナがジェシカ・ビールの白いレースドレスの裾を、思いっきり踏んづけるハプニングもあった。マドンナは自分の失態に大口を開けてびっくりした後、謝罪。ジェシカはニコニコと笑い、大人の対応をしていた。

 そのマドンナだが、監督した映画『W.E.』の主題歌「マスターピース」で最優秀主題歌賞を獲得。これを不服とするエルトン・ジョンの夫デビッド・ファーニッシが、マドンナの名が呼ばれた直後、式場からFacebookにアクセスし「マドンナがベストソングだって? ファック・オフ!」と書き込み、ネットを騒然とさせた。

 この賞にはエルトンもノミネートされており、彼よりもマドンナが選ばれたことに激怒したデビッドは、「マドンナが選ばれ、この賞が全く価値のないものだとよく分かった。彼女の受賞スピーチも、ナルシシズムたっぷりの恥ずかしいものだったし」と書き込み、「ガガへの批判も、そこまで必死なんだって思うよね」とコメント。ガガのことを「私のリメイク」と言い捨てたマドンナの発言に対しても攻撃をした。プレゼンターとしてマドンナが登場した時に、司会のリッキーが「次のプレゼンターはポップの女王です。エルトン、座ってください。あなたじゃありません。本物の女性です」と言ったことでも、相当イライラしていたようである。

 ちなみに、ガガはエルトンとデビッドの息子のゴッドマザーであり、親交が深い。ゴールデン・グローブは無事に幕を閉じたが、このエルトン&デビッドとマドンナの対立は、今後も続いていくものとみられている。

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来年の司会者枠が空いていたらぜひ!

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