ヤンチャが女の勲章だぜ!

性とドラッグに奔放だったのは幻? 聖女に生まれ変わったセレブたち

2012/01/10 11:45
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ファーギーさん、清純になりきれていないような……

 人間、誰にでも消し去りたい過去のひとつふたつはあるものだ。海外セレブたちの中にも、映画に出てきそうな、とんでもない過去を持つものが多い。ハリウッドは、どんなにヤンチャなことをしていても、メイクオーバーし、生まれ変わり、成功を手に入れることができる世界。最悪のビッチであっても、アバズレであっても、聖女に生まれ変わることができるのである。

 今回は、若いころに相当ハメをはずしていたものの、見事メイクオーバーした「ヤンチャだったセレブ」をご紹介する。

■第5位 ヘザー・グラハム

 米誌「Peope」が毎年特集している「世界で最も美しい女性トップ50」の常連であり、ベビーフェイスがキュートだと人気を集めているヘザー・グラハム。吸い込まれそうな青い瞳をもつ美しい彼女は演じる役柄からか”小悪魔”だと表現されることが多いが、男好きなハリウッドのパーティーガールと呼ばれていた時期がある。

 女優になるため大学を中退したヘザーは、敬虔なカトリック信者である元FBI捜査官の父と児童作家の母に厳しく育てられた反動からか、ハリウッドでパーティー三昧の日々を送るように。男関係も派手で、ジェームズ・ウッズ、ヒース・レジャー、ラッセル・クロウ、レオナルド・ディカプリオ、エドワード・バーンズなどなど、ひるむことなく大物も食いまくり、そのセックスライフがゴシップの的になった。インタビューでも「薬物依存患者の気持ちが、痛みが分かる」と発言。彼女にとっても薬物は男だと明かし、相当なアバズレだと言われるようになってしまった。

■第4位 ファーギー

 ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」の紅一点、エロかわいい魅力と独自のファッションセンスでファンを魅了する歌姫ファーギー。話し方がキュートでピースフルな女性としても知られているが、その昔は薬物中毒の問題児だった。

 幼いころから芸能活動をしてきたファーギーは、自分の気持ちを抑えるクセがついてしまい、それがストレスになってしまったとのこと。次第にプライベートで荒れるようになり、18歳のころにはドラッグとセックスを楽しむようになっていた。レズビアン・セックスもしたことを明かしており「男と何人やったかは言わないけど、アタシかなりのセクシュアルな人間だし」とも発言している。また、覚せい剤にも手を出してしまい体重が激減。薬物の売人から銃を突きつけられる経験もし、「このままでは死ぬ」と更生を決心し、見事ジャンキーを克服。その後は、歌手としてのビジョンを明確に持てるようになり、成功への道を突き進むこととなった。

■第3位 ニコール・リッチー

 さまざまなファッションを着こなす独自の雰囲気で、ファッション・リーダーとして注目されているニコール・リッチー。個性的なデザインで人気のファッションブランド「ハウス・オブ・ハーロウ1960」「ウィンターケイト」も順調で、昨年はショッピングチャンネル「QVC」とコラボすることを発表。優しい夫と愛らしい子どもたちにも恵まれ、キャリアも地位も家庭もすべて手に入れたと、若い女性たちの憧れの的になっているが、つい7、8年前までは下品でビッチなワガママ娘として有名だった。

 3歳から育ててくれたライオネル・リッチーから正式に養女として迎え入れられた9歳の時、ニコールは養親の泥沼離婚を経験。十分にかまってあげられないという負い目を感じたライオネルは彼女を溺愛。彼女が欲しがるものは何でも与え、しつけもせずに自由にさせた。その結果、超ワガママな子どもに成長。13歳で麻薬とアルコールに手を染め、パリス・ヒルトンらと共に朝の6時までパーティーするようになってしまったのだ。

 パリスの引き立て役として出演したリアリティー番組『シンプル・ライフ』では自堕落な生活を送る締まりのない体をむき出しにし、下品に笑いながら卑猥な言葉を連発。2003年2月にはヘロイン所持罪と無免許運転で逮捕。その後、病的なまでに激痩しイメチェンしたものの、薬物で痩せたのではないかという疑惑が。06年12月にはマリファナとアルコールを摂取し高速道路を逆走していたところを逮捕され、07年に禁固刑を言い渡され82分間だが服役までした。

 このまま堕ちていくのかと影口を叩かれていたニコールだが、パンクロックバンド「グッド・シャーロット」のジョエル・マッデンと交際するようになってから生まれ変わったように落ち着き、ふたりの子どもを産んでからはチャリティー活動にも力を注ぐように。今や、パリス世代の中で一番の幸せを手に入れたと言われている。

■第2位 ドリュー・バリモア

 映画『チャーリー・エンジェル』でセクシーなエンジェルを演じ、『E.T.』の天才子役の意地を見せつけたドリュー・バリモア。ここ数年は映画プロデューサーとして活動しており、チャーミングな笑顔が魅力な、エネルギッシュなビジネスウーマンとして人気を集めている。

 そんな彼女もティーンの頃は、どうしようもないヤンチャ娘だった。『E.T.』で爆発的な人気が出て莫大なギャラを手にするようになってからというもの、母親が幼い彼女をディスコなどに連れまわすようになり一気に転落してしまったのだ。

 9歳で喫煙を始め、11歳で飲酒、12歳でマリファナ、13歳でコカインを吸引するように。リハビリ・デビューは13歳の時。14歳で自殺未遂をし再び入院。にっちもさっちもいかないまま17歳でヌードを披露し、愛らしい子役がここまで堕ちたのかと世間は嘆いた。なお、脱いでいるものの巨乳であることをコンプレックスに感じており、整形手術で乳を小さくしている。

 このままオーバードーズで死んでしまうのではないかと囁かれるようになった17歳の時、ドリューは悪影響を与え続けてきた母親と決別し、『Guncrazy』(1993)でゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画)にノミネート。役者としての自信を取り戻した彼女は、自分の意思でリハビリに挑み20歳までに見事克服したと伝えられている。なお、19歳の時にバーのオーナーと電撃婚し1カ月で電撃離婚し、世間を驚かせたこともあった。

 25歳の時に『チャーリーズ・エンジェル』に出てからは、健康美を誇る女優として認知されるようになり、2007年には米誌「People」恒例の「最も美しい人」に輝いている。

■第1位 アンジェリーナ・ジョリー

 ハリウッドA級スターで国連難民高等弁務官事務所の親善大使を務める慈善家、ハンサムな夫に愛され、養子も実子も別け隔てなく育てる良きママ、そんな生き方が世界中で賛美されているアンジェリーナ・ジョリー。この人ほど優雅にエレガントにメイクオーバーした人はいないのではないだろうか。

 生後間もないころ両親が離婚し、父親の愛を感じないまま育ったアンジェリーナは、ヘビやトカゲをペットとして飼うという変わった少女時代を経て、思春期には自傷するように。痩せ気味で目と唇が大きいことにコンプレックスを抱いていた彼女は、髪の毛を紫色に染め、14歳で処女喪失。彼氏とは感情が高ぶるとお互いナイフで傷つけあい、SMセックスにもはまり、今でも顎にその時に傷跡がうっすら残っているという。

 薬物にも手を染めており、元売人から「ニューヨークにいるときは週に2、3回、100ドル相当のヘロインとコカインを買う客だった」「彼女の部屋には本物の死体写真が沢山貼られていた」と暴露されたこともあった。ヘロインを吸引していると見られるセミヌード写真も流出しており、本人も薬物に依存していた過去を認めている。うつを患い自分が嫌で仕方なかった彼女は自分を殺すようヒットマンを雇ったこともあるという。

 性にも奔放で、お互いの血が入ったペンダントを身につけていた2番目の夫ビリー・ボブ・ソーントンとは、式典に向かうリムジンの中でセックスしまくり、ぐったりした表情で登場。日系モデルのジェニー・シミズとレズビアン関係だったことも告白している。理想のカップルとして憧れられているブラッド・ピットも、もともとは彼女がジェニファー・アニストンから略奪。まだまだ、ダークな過去があるのではないかとささやかれている。

 現在進行形でヤンチャしまくっているマイリー・サイラスやクリステン・スチュワートも、時期がきたら落ち着き、良い方にイメージチェンジする可能性が高そうだ。テイラー・モンセンも目が覚めたら、アンジー級に大化けするかもしれない。ヤンチャな過去があってもメイクオーバーできる。それがハリウッドなのである。

『偉人たちの黒歴史』

黒歴史が多いほど、性格は面白いんだけどね~

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最終更新:2012/01/10 11:45
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