今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

橋田寿賀子への忠誠を誓ったはずのTBSが、うっかり言ってしまった言葉

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『渡る世間は鬼ばかり パート1 DV
D-BOX 1』(ビクターエンタテイン
メント)

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎さらば、寿賀子
 一見豪華なようでいて実は中身スカスカ、が年末年始のテレビ欄のお約束とはいえ、今年の「人気ドラマ一挙再放送!」の流れはスゴいな。テレ朝なんか「CS・相棒チャンネル」みたいになってる。そんな中、TBSはゴールデンタイム二夜を『99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜』に費やしていたわけだが。『仁』ではなく『99年~』ってところに、橋田先生への「恩」「貸し借り」「義理立て」「しがらみ」等々、TBS独自の接待のベクトルが見て取れる気がする。
 と、橋田先生を気遣っての再放送のはずが、番宣CMで耳を疑うフレーズが。「橋田寿賀子が、戦争と平和を描く、生涯最後のメッセージ」だと。もう今後、先生が我々にメッセージを送ることはないってことか。そんな、勝手に筆を折るようなこと言って大丈夫なのか。大丈夫だろな。

◎抵抗勢力出現
 クリスマス恒例特番『さんま&SMAP美女と野獣のクリスマス』(日本テレビ系)。今年は、さんまとSMAPに怒っている芸能人が登場、本人を目の前にして不満を言う、というつくりであった。延々再現VTRでのエピソード紹介に尺を割くつくりに、しゃべりたがりのさんまは不満そうだったが。興味深かったのはキムタクバージョンの再現VTR。キムタク役の役者の肌が汚いのなんの。ブラマヨ吉田並み。鼻から下程度しか映らないような、いくらでも代役が聞く役なのに、なぜわざわざこんな肌状態の人間を? 視聴率低下うんぬんよりも、こういう気遣いの足りなさに「神話崩壊」が見て取れた気がして、しみじみとした年の瀬であった。

◎様式美に負けちゃった
 巨匠・ビートたけし主催だから許される、日本に実存する最後のキー局お色気番組『ビートたけしのあと5回だけやらせてTV』(TBS系)。現役AV女優の皆さんが、おっぱい揉みしだいたりパンツ見せたり大騒ぎ、それにかぶりつくたけし軍団と、古き良き画ヅラが堪能できる、懐かしきフォーマットのお色気番組である。そんな様式美はいいとして、ひとつ気になったのは三又又三だ。女の裸など全く興味がないのは国民周知の事実だというのに、他の大勢に混じり、砂かぶりの席で「たまらん」な表情を演出。あれは何なのだろう。「ビジネス欲情」ということなのだろうか。そんなとりあえずのお約束仕事されるより、ひとり「興味ゼロ」な顔でシレッと座っててもらった方が面白かったのになぁ。公の場ではついそう振舞ってしまうその「性」に、マイノリティの悲劇が垣間見えた気がした。同情はせんが。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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