噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第106回】

妊娠、出産を商売に? 今井メロと野田聖子の”親の身勝手”育児語り

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「女性自身」(光文社)1月3日・10日合併号

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第106回(12/20発売号より)

 忘年会で焼肉屋に行った。ユッケだけでなく「レバ刺しもない」といわれた。センマイも。悲しい。厚生労働省が生レバーを禁止するかどうか検討を始めた。そのため店側が自粛しているらしい。生肉を食べるのは日本の文化でもある。放射線汚染食物にも言えるが、安全性を高めた上で、危険性も告知し、体調の悪い時は食べない、食べる年齢を制限するなど、どうにかこの文化が残って欲しいと切望している。

1位「今井メロ(24)”仰天ママ実態”告白『娘と会うのは週1だけ』病院の激怒に『お金がないから…』」(「女性自身」1月3・10日合併号)
2位「独占キャッチ 宮崎あおいついに離婚!『早く判押して!』に高岡蒼甫涙の捺印」(「週刊女性」1月3・10日合併号)
3位「宮崎あおい 夫・高岡蒼甫との別居開始 夫の漏らした”不信の言葉”に『もう許せない!!』近づくXデー」(「女性自身」1月3・10日合併号)


 先週の野田聖子に続き、またもや「自身」が”出産・育児”の問題ネタを放っている。主人公は今井メロ24歳。といっても「誰それ?」という人も多いだろう。子どもの頃、”天才スノボー兄妹”として兄の成田童夢と一緒によくテレビに登場し、18歳で2006年トリノ冬季五輪のスノボー日本代表になった女の子だ。五輪では予選落ちして、その後はこれといった活躍もなく、08年にはイメージDVDを発売してタレント活動もしていたというが、ほとんどの人は知らないだろう。私も知らない。24歳になっていたのか、と驚いたほどだ。しかも結婚していて2児の母になっていた。

 問題は今年11月の出産だった。胎児は双子だったが、一人は上半身がないという異常妊娠、切迫早産→帝王切開で女の子一人だけが誕生した。早産のため体重は千グラム以下。育児、というより看病が大変だろう。だが女児が入院する病院関係者が告発するのだ。いわく、メロは一カ月で5回しか病院にこない。母乳がなくなったと催促しないと来ない。そう激怒しているのだ。そこで「自身」はメロを直撃するのだがーー。まず最初に記者はメロを尾行、病院に行っていないことを確かめた上で声をかけた。するとメロは「今日も病院にお見舞いにいった」とウソをつくではないか。記者はそれを否定すると「長男が風邪をひいている」「病院まで1時間以上かかる」「主人も年下で経済的に苦しく電車賃もかかる」ーー。あまりに悲しい言い訳だ。

 彼女はこれまで大変な人生を歩んできた。子どもの頃は脚光を浴びたが、五輪後はキャバ嬢になり、リストカットもしていた。出産前には流産と子宮頸がんも患った。先週「自身」は”美談”として野田聖子を取り上げたが、今井はそれほどメジャーな存在ではないし、まだ歳も若い。数段”弱者”である。ここまで力を入れて批難するのはどうなのか。精神的にも不安定そうだし、張り込みまでして追い詰めるのは、少々酷な気が。しかも子役の問題と同じ、小さい頃持て囃されたことの影響があるのでは。一瞬そうと思ったが、撤回する。以下メロの最後の言い訳。

「今後は本も出版したいですし、芸能活動も再開できたら」「異常妊娠のことや出産のことを、そこで見た母親としての気持ちを多くの女性に伝えていきたい」

 それはダメでしょう。経済的に苦しくても、商売にするのは……。しかも理由はともあれ、育児放棄気味なのは事実のようだからやぶへびだ。どうやら現在無職のメロだが、芸能界活動ではなく地道に働くことを切に望みたい。それにしても野田聖子ケースと今井メロの相反する出産、育児エピソードだが、”親の身勝手”という意味で通底するものを感じてしまった。

 今週の「自身」と「週女」は年末合併号であるから、恒例のワイド特集が誌面を飾る。「自身」のテーマは「11年を彩ったヒロイン16人誓いの『新ステージ』」、「週女」は「衝撃ニュースを徹底追跡!『あの騒動どうなった!?』」である。1年の総決算だから、当然、同じネタがいくつかかぶる。そんなかぶりネタのひとつが、宮崎あおいの離婚騒動だ。

 軍配は断然に「週女」。何しろ宮崎と高岡双方が、既に離婚届に署名・捺印を済ませた、と報じているからだ。ディテールも細かい。自宅で会うことを承知した宮崎に対しヨリを戻そうと期待する高岡。しかし宮崎は無表情で離婚を迫り、後日離婚届を突きつけた。高岡の手に渡った離婚届けだが、それを受け取りに来たのは弁護士と宮崎の両親だった。今年7月のツイッター騒動から勃発した、離婚騒動、これで山を越えたということだ。ワイドなのにスクープでもあり、既にネットサイトなども、これを後追いしていて”ニュース”になっている。前日19日付の「東スポ」でも同様の記事が掲載されているが、日刊紙と週刊誌のタイムラグを考えれば、堂々のスクープといえよう。今年最後の号だから「週女」は頑張った。

 一方の「自身」であるが、宮崎夫妻の「離婚届け」を全くキャッチできなかった。そこでピックアップしたのが「高岡が宮崎の陰口を吹聴している」というもの。復縁を望んでいたという「週女」とは正反対でもある。

 しかも、その陰口もディテールがない。唯一「自分はあおいの周りの人にハメられやんだ」という下りが出てくるが、この言葉、実際に高岡が発言したものではない。高岡のツイッターでの「彼女の後ろにいる人たちと共存する気はありません」との発言を意訳したものだった。よっぽどネタが拾えなかったのだろう羊頭狗肉の記事であり、「自身」惨敗である。

 それにしても、高岡のツイッターのつぶやき、どこかで聞いたことが。そう、沢尻エリカとの離婚騒動で放った高城剛の言葉とそっくりなのだ。格上芸能人、しかも女優と別れるのはスポンサーや事務所の利害関係、意向が働くのは当然だが、しかしそれを男が言ったらお仕舞いだろ。未練タラタラの上に被害妄想か、と思われるのがオチだから。

『小我(エゴ)を取れば、うまくいく』

出産も自我の発表式だもんなぁ

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