角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第6回

子どもだけじゃなく、従業員も守らないと! 保育園経営は常に問題発生

kadokawa06.jpg
「食育」のアクティビティでは、子どもたちが
手作りお菓子に挑戦。楽しかったね。

 前回、近所のどこへ行っても保護者と会うので仕事とプライベートの切り替えができなくて困っていると書きましたが、最近では対策を考え実行しています。

【1】ランチはベビーカーの入りにくい店にする。小さい子が登るのに躊躇する急な階段の2階の店や、ベビーカーが迷惑になりそうな狭い店を選ぶ。
【2】1階であれば、子どもが食べそうもないタイ料理やカレー屋に入るようにする。
【3】バスには乗らず自転車で行く。密室は観察されるので、なるべく避けます。寒かろうと自転車で駆け抜けたほうが気がラク。
【4】土日は近所の公園には行かず、車で横浜市のアスレチックがある公園へ遠征。うちの娘ははっきり物を言い過ぎるので、子どもから怖いと思われます。たとえば、遊具でモタついている子に対して「できないなら、やらなきゃいいじゃん」などと言うので、気の強い子がいる保育園を避ける親がいるためです。
【5】晴れの日は自由が丘になるべく行かない。晴れの日は自由が丘でランチや休日を過ごす人が多く、よく会います。逆に園の最寄り駅である都立大学は会う確率が低く、第二の最寄り駅である駒沢大学はまったく会わないからいいです。ですが、ランチの旨い店やメインバンクがないため、私もあまり行く機会がないかも。
【6】雨の日の二子玉川には行かない。雨の日は車で玉川高島屋に行く人ばかりなので、うちは川崎ラゾーナなどに行きます。

 これでかなり過ごしやすくなりました(笑)。

■ケガに気をつけるのは子どもだけじゃない

 平和に過ごしていたら、事件発生。なんと、ある男児が急な動きをして、私の目を突きました。その子は前から要注意人物で、突然「宇宙人」と言って、髪を引っ張ったり、顔を引っ張ったり、保育士をぶったりしていました。ただ他の子どもに対しては問題なく、大人に対してだけ問題があったので、そこまでは気にしていませんでした。

 手が汚かったのか、傷にバイキンが入って数日お岩さん状態に。まだ目の充血は続き、毎朝目ヤニで目が開きません。この仕事、キケンです。労災だけじゃなく、従業員用の保険にも加入するべきだったのか。開園前も開園後も、子どもの事故ばかり心配していましたが、保育従事者がケガをすることも大いにあるのです。目を負傷したその日から、私は目を突いた子どもが怖くなりました。4歳くらいになれば、ほとんどの子どもは落ち着きが出てきます。それまではこの恐怖体験を忘れることはないでしょうね。芸能人は顔が命、ほんと困るってば!

 それ以外は、黒字だしこれと言って困ることはありません。連絡帳が空欄とか、日本人なのに入園のしおりを読む読解力が無いとか、最初は問題視していたけれど、そんなの大した問題ではなくなりましたね。有名企業に勤めるお父様が契約にきて、入園のしおりに書かれている保育料をみて「これ年額ですか?」などと驚愕の発言をしていたことがいちばんおもしろかったかも。「月額ですよ」と言ったらびっくりされて、契約しませんでしたね。入園のしおりに「月間保育料」って書いているんですけど。

 また逆に「1週間の保育料ですか?」と言われたこともありました(笑)。その人からすると安いと思ったのでしょうね。その方は契約されていきました。収入が多い方でも、付加価値のある保育園より単純に安い保育園のほうがよいと思っている人に軽くカルチャーショックを受けました。私はお金があればなるべくいい保育園に行かせたいのにね。親目線でプレミアムロジック社製の高性能ガイガーカウンターを導入し、毎日放射線量の計測を始めました。安心に過ごせるためなら、ちょっと高くても……。

 保育園に来て泣かない、給食が完食できる、公園で昨日怖くてできなかった遊具で今日は遊べる、病気にならない、自分でいすを出して座り、そのいすを片付けることができる、自分で着替えて、脱いだ服をたたむことができる。トイレに自分で行って排泄をし、紙で拭いてパンツとズボンを直せる。この2カ月半で子どもたちはすくすくと成長していっています!
(つづく)

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。9月1日に「駒沢の森こども園」をオープンさせる。家庭では3歳の愛娘の子育てに奮闘中。

『自分と子どもを放射能から守るには』

子どもをめぐる大きな問題の一つです。

amazon_associate_logo.jpg

【バックナンバー】
シロウト保育園オープン! いつも遅刻&スッピンの私がガラリと変わり……
借り入れゼロで保育園を設立! 内覧会で父親、母親の本音があらわに
究極の愛! 娘が安心して過ごせるように保育園をつくっちゃいました
子どもを預ける口実を作ってあげるのも、保育園経営者のお仕事です
読みが甘かった? 保育園の遠足でギャン泣きが発生し、思わぬ事態に

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク

アクセスランキング

  1. 工藤静香インスタで“におわせ”?
  2. 狩野英孝、淫行報道で引退の危機
  3. 『東京タラレバ娘』はミスキャスト?
  4. 狩野英孝事務所、無慈悲な対応
  5. 新春ジャニオタ放談
  6. 狩野英孝「圧力一切ナシ」の裏側
  7. 狩野英孝の“最もヤバいウワサ”
  8. 不倫の証拠はホテルで価値が違う?
  9. 番宣出演でタトゥー発覚の木村拓哉から、透けて見える“状況”
  10. 袴田吉彦の不倫相手が売名活動へ
  11. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  12. 工藤静香がインスタ開始で夫婦アピール?
  13. 紀香の書き初めにネットユーザー失笑
  14. 富裕層幼稚園は、ファッションも仕事のうち
  15. 狩野英孝、「最悪逮捕も」?
  16. “もう終わった”イケメン俳優3人
  17. セカオワ・Saoriの面倒くささとは?
  18. 木村&静香夫妻の「子育て」美談の狙い
  19. 恋愛に浮かれられない「GINGER」のサガ
  20. 『カルテット』視聴率左右するシーン

ジャニーズの人気記事

  1. 新春ジャニオタ放談
  2. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  3. SMAP・中居が熱愛報道に渋い顔
  4. 香取、今の財布は「木村からもらったもの」?
  5. 『カウコン』意外な舞台裏

カルチャーの人気記事

  1. 恋愛に浮かれられない「GINGER」のサガ
  2. 逮捕された元警部が語る覚せい剤と刑務所
  3. 「捨てられる妻」の典型とは?
  4. ノンケが「レズ風俗」に行ってみたら
  5. 「婦人公論」で小保方連載スタート

海外ゴシップの人気記事

  1. C・ブラウン、『DB』の痛車でデートへ
  2. トランプ就任式はしょぼくてもOK!
  3. ケイティ、年末年始に日本を堪能
  4. マライアが“バツ2”自虐ギャグでノリノリ
  5. リアーナ、J. Loをアンフォロー