角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第3回

シロウト保育園オープン! いつも遅刻&スッピンの私がガラリと変わり……

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掟ポルシェ先生の授業に子どもたちも大喜び

 9月1日、シロウト保育園が無事オープンしました。前日は眠れないとか緊張とかはまったくなく、どちらかというと使命感が湧いてきたのです(笑)。この時点で契約者が20人。とにかくうちの子どもがひとりぼっちになることはありません。それだけでかなり気がラク、とにかく突っ走るしかないです。

 大きな変化と言えば、私の生活リズムが変わりました。今まではというと保育園に遅刻は当たり前、格好といったらTシャツにジーンズ、スッピンです。今度は保育園経営者なんで、さすがにスッピンはマズいだろうということで、BBクリームくらいはつけてますね。格好は事前に契約や見学が入っていれば多少マシな服装ですが、朝から気分が乗らなければあえてラフな服装をしています。保育だけ考えるなら、断然ジーンズですよ! スカートなんて履いていたら子どもにスカートめくりされるのがオチ。急にしゃがんだり立ったりの連続なので、パンチラが気になって集中できません。

 生活パターンは朝9時半に娘と一緒に登園。うちの保育園は自由業と専業主婦が多いので、朝の登園がいちばん多い時間は10時なので、少し前に着いて事務作業に入ります。朝10時に朝の会。それから保育士と子どもたちは1時間ほど公園に出かけます。前に通っていたキッズ○ーデンは外遊びが30分だったので、すごく不満でした。30分ってことは正味10分ってことですよ。うちの園に通っている保護者のほとんどは、「泥んこになるくらい遊ばせてください」「なるべく長い時間公園に連れて行ってください」とおっしゃいます。それはうちの園の保育方針が、「生きる力(肉体・精神・知恵)を培う」というところにあるからではないでしょうか。子どもは屋外活動から学ぶことが多く、遊びを通し競争意識や冒険心が芽生えていっているような気がしますね。

 子どもたちが公園に行っている間、栄養士さんは昼食作り、私は玄関のそうじをします。いい気(エネルギー)は玄関から入ってくるので、常に玄関を清掃、盛り塩をし、靴箱にそうじ機をかけるのです。ちなみに最近の盛り塩は、江島神社の清めの塩ですね。お気に入りの神社のひとつです。子どもの靴はいつも泥だらけなので、玄関周辺は1日3回そうじ機をかけています。それが終われば保育士の連絡帳チェック。そのあと原稿書きが始まります(笑)。現在、雑誌連載以外に「探偵ファイル」の連載が週2本と、この「サイゾーウーマン」の連載が月2本あり、保育園で書かないと終わりません。取材に行くこともあるので、私に自由な時間なんてありませんよー。保育園を始めてから、とにかく「寝たい」という欲求があります。

■オバサンの象徴・ママチャリで駆け回る

 子どもたちが公園から戻ってくると、靴を脱がせ、手洗いをさせます。汚れ具合によっては足まで洗い、清潔にさせます。「給食給食うれしいな♪」の歌が始まると、私は銀行に行ったり、家の買い物、昼食をするため2時間の昼休みを取ります。住宅街の保育園のため、最寄り駅に出るには12分くらいかかるんですよ。そこで役に立つのは電動ママチャリです! 子どもができるまで「ママチャリはオバサンの象徴」と思って恥ずかしくて乗れなかったんですが、いまや救世主! なくてはならない存在です。

 昼休みから戻ると子どもたちは昼寝の時間(4歳以上の子どもは起きて静かに過ごしています)。保育園に平和が訪れる時間帯です。唯一、保育士たちとコミュニケーションが取れる時間で、園児の話をしたり、プライベートな話をしたり……。友だちと話す感じに似ていますね。子どもたちが起きておやつを食べている間は、布団を干します。そして、園の最大の売りである「アクティビティ」が始まります。いちばん人気はニコラス ペタス先生の「空手」。次に藤野真紀子先生の「食育」と掟ポルシェ先生の「自己表現」に人気が集まります。男の先生の方が体を使った授業をしてくれるので、盛り上がりますね。アクティビティが終了したら、徐々に降園して行きます。

 17時を過ぎたら、私は週3日仕事に出かけます。その日のお迎えは婿がやってくれて、仕事に集中することができます。週2日は他の園児が帰る時間に子どもと帰ったり、母の自宅に遊びに行ったりしてママ業を満喫していますね。保育園を始めて一番難しかったことは、我が子との距離感。子どもからすると自分だけの母親が、他の子をだっこしたり、ご飯を食べさせたりするのがイヤなんでしょう。「先生にやってもらって」と言って嫉妬してしまうんです。

 開放感を出すために事務所スペースと保育スペースに区切りを作らなかったため、「ママ!」とやってきたり、私のバッグを漁ってアメを探したり、まだまだいろいろと大変だけど、娘なりにママは「保育園というお仕事」を始めたのだと理解しています。日ごろから「お友だちがたくさん集まらないとママと一緒にいれないよ」、「キッ○○ーデンに戻ることになる」と言っているので、見学に来た子どもに、「また来てね!」と営業しているのを見て健気で胸が熱くなりました(笑)。
(続く)

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。9月1日に「駒沢の森こども園」をオープンさせる。家庭では3歳の愛娘の子育てに奮闘中。

『ママチャリお遍路1200km―サラリーマン転覆隊』

ママチャリの可能性、パねぇ!

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