ハゲてたってステキよ！

カミングアウトはいつ？　ジョン・トラボルタの頭部がパパラッチされる

2011/09/24 17:00

　1977年にアメリカで公開された青春映画『サタデー・ナイト・フィーバー』で大ブレークし、セックスシンボルとして一世を風靡したジョン・トラボルタ。長年にわたり、見事な腰振りダンスで世界中の女性を魅了してきたが、そんな彼も今年で57歳。迫る老いには勝てず、ここ10年ほどカツラを愛用していると伝えられている。そんなジョンがカツラを外し、自然な頭でリラックスしている姿がパパラッチされた。

　ジョンがハゲているということは、彼がサイエントロジー信者であるということ同様、誰もが知っていることであり、これまでもカツラなしの姿は激写されてきた。

　最初にパパラッチされたのは2006年。前頭部が見事にハゲ上がったジョンが、謎の男性と小型飛行機に乗り込みながら、幸せそうにキスする様子が激写された。ジョンがねだったようにも見え、「ゲイなのか？　バイなのか？　一体どこまでハゲているのか？」と大騒動に。タブロイドに「もう何もかもカミングアウトすべき」とも提言されたが、ジョンは公共の場にフサフサの髪で登場。疑惑については何も語らなかった。

　通販でカツラを購入している説、長さの異なるヘアピースを100種ほど常備している説、自宅にカツラ専用の紫外線消毒装置付き保管庫を設置している説、毎日ジョン自身がカツラの手入れをしている説。さまざまな説が流れているが、ジョンは自分がハゲていることに関しては沈黙を守り、年を追うごとに髪がフサフサになるという不自然な現象が続いていた。

　今年2月、パパラッチは再びジョンの素頭を撮影することに成功。ハワイのビーチで家族と共に、自身の誕生日を祝っていたところを撮られたのだ。毛の量は06年と同じくらいであり、何とか後退するのは食い止められているように見受けられた。

　この写真が撮られた後、人気トーク番組『The View』で司会のウーピー・ゴールドバーグが、「アタシの友人、ジョン・トラボルタがカツラを外しているところをパパラッチされちゃったのよ」と比較写真を出して話題に。シェリー・シェパードが、「男性がカツラなしで出かけるってことは、女性がメークしないで出かけるっていうことと同じことなのよ」とフォローしたが、ウーピーは「アタシはいつもノーメークだけど」と苦い顔。「年をとってるってことよ。ハゲちゃったんだから、ハゲてないふりはするべきじゃない。ハゲてても十分カッコイイんだから」と、強引に結論を出していたが、業界でも相当話題になっていることは明らかだった。

　しかし、その後もジョンはカツラをかぶりイベントに出席。昨年公開されたハードボイルド映画『パリより愛をこめて』ではスキンヘッド姿になっており、ファンにはなかば周知の事実に受け止められているが、本人は公共の場にはフサフサで登場することをモットーとしているようである。

　今回、ジョンがパパラッチされた場所は、カリフォルニア。友人とテニスを楽しんでいるところを激写された。太陽の光がハゲ上がった前頭部に反射し、かなりインパクトのある写真となっている。2月に撮られたときよりも若干後退しているようだ。

　現在、ジョンは伝説のマフィア一族を描いた新作『Gotti:Three Generations』の撮影に入っており、忙しい日々を送っている。ジョンが映画で演じるのは、ニューヨーク・マフィアとして有名なガンビーノ一家のボス、ジョン・ゴッティ。61歳で病死している人物だが、晩年、前頭部は見事にハゲ上がっており、ジョンは、役作りのためにカツラを外して撮影に望んでいると伝えられてきた。しかし、今回、パパラッチされた写真は、撮影現場で撮られたものより、かなり寂しく見える。

　なお、『Gotti:Three Generations』には、妻のケリー・プレストンと娘のエラ・ブルーも出演し、映画でも3人は家族を演じることになっている。

　愛する家族と共に作品を作り上げることで、果たして心境の変化が訪れるのか。ハゲをカミングアウトする日は近いのか。ジョンの頭に熱い注目が集まっている。