[女性誌速攻レビュー]「美ST」11月号

「美ST」でピン子と小雪のスリリングな”友情”対談、「こゆは実際は庶民的」

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「美ST」2011年11月号(光文社)

 先月号から誌名を「美STORY」から「美ST」に変え、「パワーアップ!」と表紙に打たれていますが、正直なところどの点がパワーアップしたのかイマイチ分かりません。相変わらず、冷静と情熱のあいだって感じ。つまり、「若作りはイタい(=冷静)」と「どんな手を使っても若くありたい(=情熱)」を行ったりきたりしています。

 巻頭インタビューに登場した和田アキ子も、「ちょっと残念なのは、今、若く見えることがいいという風潮が強いこと」「年とってんだから若く見せる必要はない。若作りがいちばん不自然なの」とアンチエイジング一辺倒に苦言を呈しているのですが、その直後に「よく女優さんが、『シワが似合う女になりたい』と言うでしょ。言葉尻はいいけれど、自然と年をとったら見苦しいかもしれないよ。友達も『キレイね』って言いながら、内心『老けたわね』と思っていることもある」という話もしていて、何がなんだかよくわかりませんでした。そもそも和田アキ子を登場させた意味もよくわかりませんし。この節操のなさが「美ST」なのかも。

<トピック>
◎泉ピン子×小雪「30歳差の友情は胃袋つながり」
◎大特集 あなたもきっと”眠れる髪の美女”
◎1年美組 美魔女学園 秋期講習

■週1で「ガールズトーク」するピン子と小雪

 意外な組み合わせの対談がありました。泉ピン子と小雪の「30歳差の友情は胃袋つながり」です。そもそもは、小雪の夫・松山ケンイチがドラマ『99年の愛』(TBS系)でピン子と共演したことがきっかけで、昨年の夏に知り合ったそう。以来、夫よりも小雪の方がよく会うようになったそうで、ピン子いわく「1年でこんなに濃密に付き合った人いない」とのこと。

「松山君はね、どうでもよくなっちゃった。こゆと、友達の料亭の女将と3人で、週1ガールズトークでご飯会。女将と言ってんの、『あんた、邪魔になんないわー』って」

 この物言いひとつだけ読んでも、ピン子の年下女優に対する威圧感がピシピシ伝わってきます。「こゆ」って呼び方もヘンだし。絶対行きたくないです、そのご飯会。しかし、小雪はここで引き下がるようなタマじゃござーせん! ピン子が、「こゆは、テレビで見ているときはスノッブで近寄りがたい美女だったけど、実際は庶民的。こんなにギャップのある人はいないねえ」と誉め(?)れば、小雪も、

「私も、ピン子さん、お肌が綺麗で、びっくりしました」

 と果敢に応戦しています。なんでしょうか、この切り返し。ピン子の話の流れからいくと「幸楽の女将は肌が汚そうだけど、綺麗だったのでギャップにびっくりしました」という意味でしょうか、それとも「ブスだけど肌は綺麗でそのギャップにびっくりしました」という意味でしょうか……。さらにピン子が「64歳になってもやりたいことがいっぱいある」と好奇心旺盛なところをアピールすれば、小雪は、

「情報収集力もすごいですよね。どんなネタにも付いてきてくださるし、むしろ提案してくださる」
「生き方上手なんですよ。若々しく、お肌も綺麗なのは、興味の対象がたくさんあって、内面が輝いていらっしゃるからだと思います」

 と、上から目線な評価を下しています。「どんなネタにも付いてきてくださる」ってプレ高齢者を完全になめてますし、「生き方上手」は30年も人生の先輩に対して使う言葉とは思えませんし。小雪といえば、松山ケンイチが交際を申し込んだ際、「あなたみたいなひよっこで大丈夫?」と答え、松山ケンイチのいいところは「田舎者なところ」と言ったという有名なエピソードがあります。先日、妊娠を発表した際は、「夫の松山ケンイチさんに支えてもらいながら……」と夫を”さん付け”するコメントを発表。みなさんもうお気づきだと思いますが、クールビューティを気取ったプライドの高いトンチンカン、それが小雪の魅力なのです。この対談も、ピン子の威圧感VS小雪のトンチンカンという様相を呈していて、読み物として非常にスリリングでした。さらに、時おり挟まれる小雪の「夫に手料理作ってます!」自慢も見逃せません。小雪、いいキャラしてます。で、トビラのツーショットを目にした瞬間から頭に浮かんだ「このふたり、本当に仲いいの?」という疑問は、消えることなく終わりました。
  
■美容院向けですね!

 大特集は「あなたもきっと”眠れる髪の美女”」。おどろくほど一般的なヘアカタログで「美ST」らしくなくてびっくりしました。のっけから、「辺見えみりショート」「檀れいボブ」「天海祐希ミディアム」ですから。この並びでは、辺見えみりが浮いてる感じがしなくもないですが、まあ、大筋では手堅くて実用的で、切り抜いて美容院に持って行くにはいいのかもしれません。たまにはこういうのもないとね。

■オバ+制服に萌える!

 光っていたのは、美魔女ファイナリスト20名を集めた企画「1年美組 美魔女学園 秋期講習」です。下は37歳、上は46歳のオバサンたちが白シャツにプリーツスカート、ハイソックスというややAKBなスタイルで勢ぞろいしている写真が、かなり萌えます。以前、セーラー服や体操着姿を披露した特集「40代からの『もしドラ』美容」も秀逸でした。オバサンと制服は親和性が高いですね。心の底から愉快な気持ちになれます。

 というわけで、小雪の強烈な個性に、和田アキ子も美魔女もかすんでしまった感のある今月号。そのほかはわりと実用的な美容記事やタイアップ記事でした。勝手な話ですが、つい「美ST」には実用以上のものを期待してしまいます。もっと美魔女や小雪のような魔女優の毒々しさや生き方がにじみ出てくる企画を期待します。それこそが「美ST」だと思うのです!
(亀井百合子)

「美ST」

ピン子の肌がキレイ発言は、SK-IIのCMに推せって言われてのこと?

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