製作の可能性大なのに、『SATC』続編はあの4人が主演ではない!?

　大都会ニューヨークに住む女性の本音と性を赤裸々に描き、世界的大ヒットとなったテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』。主演女優兼プロデューサーのサラ・ジェシカ・パーカーが、映画第3弾を製作することを示唆し、注目を集めている。

　『セックス・アンド・ザ・シティ』は華やかなニューヨークを舞台に、性格の異なる女性4人の恋愛と友情をコミカルに描いた物語。性描写や暴力、タブー表現などの規制が緩いケーブルTV局HBOで1998年～2004年に放送され、等身大の現代女性を直球で描いたと大絶賛された。ドラマは40を超える国と地域に輸出され、世界中で大ヒット。08年に公開された映画版『セックス・アンド・ザ・シティ』、10年に公開された続編『セックス・アンド・ザ・シティ2』は共に興行成績は良かったが、第2弾の方は「内容がない」「『砂漠の更年期』にタイトルを変えた方がよい」などと酷評されてしまった。このメディアの反応に、ミスタービッグ役のクリス・ノースは「もう二度と映画版は作らないからご心配なく」とブチキレ、酷評に落ち込んだサラも第3弾を製作することには躊躇していると伝えられてきた。

　しかし、米誌「Parade」最新号の特集インタビューで、映画第3弾製作の可能性を聞かれたサラは、「あるわよ。どんな物語になるのかも決まっている。小さな物語だけれど、みんなに伝えるべきだと思っている」「問題は、いつ、みんなに伝えるかよね」と回答。タイミングさえ合えば、映画化に向けて始動したいという気持ちを明かした。

　実はここ最近、『セックス・アンド・ザ・シティ』に関する新たな情報がメディアを賑わせている。今月16日に、米「Deadline」は、製作総指揮者のダレン・スターが『セックス・アンド・ザ・シティ』をテレビドラマとしてカムバックさせる企画を進めていると報道。主人公4人の若かりし姿を描くものになるとのことで、サラはプロデューサーとして製作に参加すると伝えられた。また一部タブロイドの報道によると、レオナルド・ディカプリオの恋人で『ゴシップガール』のブレイク・ライブリー、オルセン姉妹の妹エリザベス・オルセン、ジャスティン・ビーバーと交際している人気アイドルのセレーナ・ゴメス、ジュリア・ロバーツの姪っ子エマ・ロバーツが出演をオファーされているとのこと。テレビドラマとして復活するという話題で持ちきりの中、今回サラが「タイミングさえ合えば、第3弾を製作するつもり」だと発言したのである。

　気になる映画の内容だが、今年2月に第3弾が製作される可能性が高まったと報じられた時は、ドラマの原作者キャンディス・ブシュネルのペーパーブック『Summer and the City』に基づき、サラが演じたキャリーの高校時代からニューヨークに出てきたばかりのころまでを描くと伝えられた。そして、この時も『ゴシップガール』のブレイク・ライブリーが出演オファーされているという情報が流れた。ということは、第2弾で「年をとりすぎており、見ていて疲れる」とコキおろされた、サラ、サマンサ役のキム・キャトラル、ミランダ役のシンシア・ニクソン、シャーロット役のクリスティン・デイヴィスの4人は、もう出演しないのだろうか。

　昨年末、英誌「Metro」の取材に応じたクリスティンは、「第3弾を製作するなら、ぜひ出演したいわ」「みんな、作りたいって思っているわよ」と発言。やる気満々であることを明かした。不仲だと報じられる主演女優4人だが、作品に対しての結束は意外と固いため、第3弾に出てくる可能性も決してゼロではないと思われる。ただ、彼女たちが高校生時代や20歳前後を演じるのは非常に厳しいものがあるため、「若いころを回想する今の彼女たち」として短いシーンに出演するものと見られる。もしくは、伝えられているような高校時代の話ではなく、まったく別の内容になるビッグ・サプライズの可能性もあるかもしれない。

　女心をくすぐり虜にし続ける『セックス・アンド・ザ・シティ』。新しい物語はいったいどのような内容になるのか、果たしてサラ、キム、シンシア、クリスティンは出演するのか、続報が待たれる。

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