[女性誌速攻レビュー]「美ST」10月号

櫻井翔は詰め衿が似合う!? 今号の「美STORY」は妄想パラダイス!

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「美STORY」10月号(光文社)

 「美STORY」が今月から誌名を「美ST」と改めました。カタカナで書くと「美スト」だそうです。いわく「美にベストを尽くす人の、美ST! 美というステージで輝く人の、美ST! 美というストーリィを生きる人の、美ST!」とのこと。かなりの強引グ・マイ・ウェイですね! 書店で「ビストありますか」って恥ずかしくて言いにくいわ~。いや旧名の「美ストーリィありますか」も言いたくないですがね。どっちにしても誌名は口にしないで、こっそり買ってこっそり読みたい雑誌の筆頭格「ビスト」が今月も始まりますよ~!

<トピック>
◎齋藤薫の読む美容液
◎大特集 恋心こそ最高の美容液!
◎たかの友梨 悩みなさい 美しき人生

■寝そべって口半開きのショットも!

 表紙は、みんな大好き櫻井翔くんです。裏表紙にも翔くんのオロナミンCの広告が入って、ダブルフェイスになっています。表紙では、子宮と卵巣を型どった「美ST」の名物キャラ・ホルモンヌちゃんが「櫻井くんにキュン死」と息も絶え絶え。これまでカバーモデルは女性ばかりで、男性は初登場。それだけでも相当浮き立った雰囲気が漂ってきます。そのせいか、毎号表紙に登場した女優を大げさに誉め讃える「齋藤薫の読む美容液」も、すんごいことになってました。序盤こそ「初々しい」「美しい」「透明感がある」といったおなじみの齋藤メソッドで礼賛しましたが、中盤から筆が乗ってきたのか……。

「この人は永遠に”初恋の男子”タイプ。小学校にも櫻井翔がいたし、中学校にもいた。もちろん高校にもいたタイプ。この人ほどそれぞれの時代の姿が、鮮明に思い浮かぶ男もいない。勉強もスポーツもできて、学級委員で、ちゃんと腕白だけど、正義感が強くて、女子にも男子にも優しくて、先生にも頼られていて、だからクラスの女子の3分の2くらいは、こぞって彼のことが好きだった……みたいな、そういう存在。でもだから、想いが果たせなかったという小さな憂いが、胸の中でまだかすかに残っていて、櫻井クンを見るとそれがうずくのだ」

 と、妄想大爆発! 慶應・ラップ・NEWS ZEROという世間一般の櫻井翔像を少女マンガに落とし込んでみたらこうなりましたって感じですね。いや~、慶應・ラップ・NEWS ZEROというキーワードだけでここまでストーリーが作れるのかと、その妄想力に驚きました。でもって、最終段落でこのだめ押し。

「今、この年齢で詰め衿を着せて、これほど似合う男はいないだろう」

 原田17才もびっくり、櫻井翔がまさかの2代目舟木一夫襲名です! 齋藤センセイ、ありがとう。爆笑させていただきました。
  
■安めぐみはオレたちの敵じゃない、味方だ!

 特集は「恋心こそ、最高の美容液!」。齋藤センセイの妄想は序章だったようです。特集タイトル横には、「ビューティのテクで疑似恋愛状態を作れば、”恋のホルモン”分泌されます!」と書かれています。最初のページは、瀬戸内寂聴と宮沢りえの対談。09年にデキ婚したばかりの宮沢りえが、「浮気はしないけど、もしかしたら本気で人を好きになることはあるかもしれない期待と恐れはいつもあります」「理性と衝動が絡み合っています」と、恋多き女として読者サービス的な発言をしています。実際ありえそうなので、さほど驚きもありません。

 それよりもおもしろかったのが、「恋心を鍛えて365日キュンとくる疑似恋愛体質に」というコーナーの安めぐみ。「子供の頃からひとり遊びが好きで、その延長線上で妄想グセがあるようです」と冒頭から、中年オヤジのエロ心をくすぐる発言! ふむふむ、勉強になります。さらに読み進めていきますと……。

「例えば買物帰りに歩いていて、荷物が重いと思った瞬間に『袋の中からリンゴが落ちて、それが坂道を転がっていったら素敵な男性が拾ってくれて、それから恋に発展したら素敵』とか」
「手をつなぐまでのドキドキ感とか、キスくらいまでの妄想を楽しんでいます」
「現実が辛い時も妄想恋愛することによって、心が穏やかになるんです」

 と、かなり重度な妄想プレーヤーであることをカミングアウト。よく言った、安めぐみ、ありがとう……となぜか感謝の気持ちでいっぱいになりました。他人の妄想は不思議と勇気づけられるものがあります。さらに、別のページでは、『セカンドバージン』(NHK)の長谷川博己が、読者の妄想を再現するコーナーが! 「接骨院の若い先生を食事に誘ったら、軽いキスで終わった」という妄想、「韓流スターが韓国を案内してくれて、海で砂がついた足をふいてくれた」という妄想などなど、なんだかわけがわかりませんが、妄想三昧でひたすら楽しいですっ! 一応、恋心を抱くとホルモンが分泌されて肌にツヤが出るなどの医学的な根拠を説明したページもありますが、ぶっちゃけ筆者は「美ST」に美容情報を求めていません。以前も書きましたが、「美ST」は女の生き様を読む雑誌。今号は、女の妄想がいかにベタか、そしてベタだからこそ妄想はおもしろいということがわかって満足しました。今晩は、詰め衿を着た櫻井翔がリンゴを拾う夢を見そう。キュンキュンしますぅ~。

■ただしイケメンに限る

 先月号から郷ひろみがアンチエイジング術を伝授する連載や、楽しんごがくびれ体操をを実演する連載が始まりました。今月号からは植松晃士がダイエットをする「6カ月かけて本気でやせます!」という連載が始まりました。この男たちの需要はどこにあるんですか。植松晃士がやせようがやせまいが、正直どうでもいいです。前述の通り、「美ST」は女性のイジリかたがとてもお上手なので、男が出てくると盛り下がります(イケメンは除く)。このあたりの男性連載陣は編集会議で要検討です。たかの友梨が読者の悩みに答える新連載「悩みなさい 美しき人生」は期待大です。今月は、「老いは、絶対に受け入れてはダメなの!」と断言しています。いろいろと動きがあり元気な「美ST」、来月号も楽しみにしています!
(亀井百合子)

『美ST 2011年 10月号』

翔くんファンの10代が何も知らずに……

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