今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

最高級化粧筆、鳥の剥製……国民栄誉賞受賞の記念品にまつわる謎

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『なでしこ TOP OF THE WORLD』
(イースト・プレス)

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎独特のセレクト眼
 なでしこJAPAN、祝・国民栄誉賞受賞。記念品は最高級化粧筆だと。んー……。猫に小判とまでは言わないが、正直、いちばん要らないジャンルの品じゃなかろうか。もうちょっと何かこう、「はぁ?」とならない品はなかったのか。まぁ、もともと国民栄誉賞の記念品って「はぁ?」なモンが多いからなぁ。高橋尚子の時もパテックフィリップの時計だったし。パテックフィリップて。あと、王貞治の時は鳥の剥製だった。剥製て。「贈られる側ではなく、贈る政治家側のための賞」といわれる国民栄誉賞。あげる、あげないの基準ももちろんだが、記念品が決まる経緯についても、ちょっと知りたいとこである。誰が、何をどうやって「熊野筆」に行きついたのか。何か、一連の流れ見てると、その散らかりっぷりは深夜のテレビショッピングみたいだ。またあの筆が売れたりするんだろうな。どうせなら「お米一年分」とか「お肉一年分」とかの方が、みんな喜んだろうに。それじゃ優勝力士か。

◎「いやここは俺がやるよ!」
 総裁選挙に出馬するらしい野田佳彦財務大臣。あの目の下まぶたの感じがダチョウ倶楽部の上島竜兵を思わせる。政治家にしては結構タッパがあって、周りより頭が出てるところはリーダーの肥後克広っぽいし、思い込みの激しそうな強気のしゃべりは寺門ジモンを思わせる。ひとりダチョウ倶楽部か。将来の我々の首相候補はダチョウか。いっそ本物のダチョウがやってもいいかもしれない。それくらい誰がやってもいい状態。やばいって。

◎JACに電撃移籍か
 黒木メイサのお色気アクションシーンが話題の深夜ドラマ『ジウ 警視庁特殊犯操作係』(テレビ朝日系)。私も録画して、どうでもいい多部未華子のシーンはすっ飛ばし、黒木メイサのシーンだけ見るという、MUTEKI及びアリス・ジャパン的視聴スタイルで臨んでいる。黒いタンクトップに黒キャップ姿で、汗だくになりながら筋トレでしごかれる黒木メイサ。男勝りの格闘の腕を見せる黒木メイサ。バイクにまたがり颯爽と疾走、メットを脱いで髪バッサー、の黒木メイサ。荒くれ男を睨みつけ、素早い動きで倒す黒木メイサ。出て来るメイサ出て来るメイサ、全てが「こういうの黒木メイサがやったら似合うだろうなぁ」という「夢の黒木メイサ」で埋め尽くされた眼福ドラマである。

 あー、やっぱり黒木メイサはタンクトップ一丁で、黒猫みたいな動きでアクションしてんのが一番似合うな。血迷ってラブコメなんか出ないで、一生この道一本で邁進して行って欲しい。日本にアクション女優ってあんまりいないから。本人的にはアンジェリーナ・ジョリーを意識してると思われるが、日本から脱出しない限り、その道はアンジーではなく志穂美悦子へと続いているのである。『キイハンター』(TBS系)、映画『女必殺拳』、『華麗なる追跡』……。ポスト悦子不在で眠っていた数々の名作のリメイクの日は近い。そして千葉真一の役は誰が。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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