"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第85回】

「あの嫁の産む孫はいらない」に集約された、寿美花代と美元の嫁姑バトル

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「女性セブン」8月4日号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第85回(7/21~7/26発売号より)

 中国の高速鉄道事故。先頭車両を埋めたり、批判されると今度は掘り起こしてみたり。「証拠隠滅だ、原因を解明する気はない」と日本マスコミも声高に批判するが、日本も原発事故の原因解明や責任問題は棚上げしたままだ。同じ穴の貉。

1位「高嶋政伸 母・寿美花代『あの嫁の産む孫はいらない』」(「女性セブン」8月4日号)
2位「『熊本産』豚肉からセシウム検出……福島避難区域の豚1万頭はすでに『他県産』に化けて全国の食卓へ!!」(「女性自身」8月9日号)
3位「元X TAIJIさん自殺の影に『Xの呪縛』『サイパンの女』」(「女性セブン」8月4日号)

 先週に引き続き「セブン」がノッている。高嶋政伸の離婚騒動に関して、姑の「あの嫁の産む孫はいらない」というキョーレツな一言を探り出した。

 7月13日、芸能ファミリーとして名高い高嶋一家の次男・政伸に突如、離婚騒動が持ち上がった。びっくりしたのは夫の方が離婚を切望していること。だが妻の方がそれを拒否、離婚調停も成立せず、裁判へと突入した。妻の美元(みをん)は元準ミス・ユニバース。2人は交際開始から6日でプロポーズ→結婚というスピード婚だった。もちろん芸能一家にとって、華々しい経歴の嫁が加わり、安泰かと思われていた矢先の出来事。こうした華麗なる一族のゴタゴタは庶民にとって蜜の味でもある。

 そして期待通り、離婚騒動が表面化して以降、出るわ出るわ、嫁の悪口が。「カネ使いが荒い」「生活費に百万円を要求」「洗濯や食事など家事もまったくしない」――。そのストレスから、政伸は酒と睡眠薬を併用して泥酔し、美元に暴言を浴びせたり、暴力を振るったこともあると報じられた。

 そんな中、「セブン」が注目したのは、姑の寿美花代79歳だ。なんでも結婚直後からインタビューで「孫は欲しくない」と発言していたらしい。いいねぇ。嫁の本性を知るうちに、「この嫁が子どもを持ったら大変なことになる」と思ったのだとか。それはある意味正しい。そして元宝塚のトップスターで大御所女優の寿美だからこそ、迫力があり、怖い。

 しかし嫁も姑に負けていなかったのだろうと推測される。幼いころに母を亡くし、留学のため1年半で500万円貯金するほど働いた。準ミス・ユニバースになり女優の仕事もできるようになった。そして人も羨む芸能一家へ嫁入り。有頂天になるのもわかるような、絵に描いたような成り上がりサクセスストーリーだ。でもって結婚後も派手でパーティーが大好き。

 一方の姑は名家に生まれた元宝塚女優。有名俳優と結婚し子ども2人も立派に育てあげた。それだけではない。かつて生後5カ月の長男(2人の息子の前にもうひとり子どもがいた)を家政婦に殺され、夫のうつ病看護と、壮絶な体験もしている。

 名家出身と成り上がり。価値観も違い、水と油に見えるが、双方とも”根性”はすわっている。気も強い。そんな強烈な女性2人に挟まれた2世の坊ちゃん俳優・政伸は、この際どうでもいい。刺身のツマって存在だ。見物は嫁姑のバトルだ。だがもう勝負は付いているようだ。姑の圧勝。「あの嫁の産む孫はいらない」――今回の離婚劇の本質をひと言で表す、キョーレツな名言である。

 原発事故発生以来、放射線に関して頑張っている「自身」が、またもや頑張った。牛肉に続き福島産豚肉にもセシウムが検出されていた、とトップ記事として報じたのだ。偉い!

 これは福島から遠く離れた熊本県が7月15日に発表したものだが、この事実を報じた大手マスコミは皆無である。こうした隠蔽体質は事故後、毎度のこととはいえ本当に力が抜ける思いだ。多くのマスコミの論理はこうだ。「検出されたとはいえ、セシウムは暫定基準値以下の6.6から10.1という微量のもの。パニックや風評被害を起こすのも怖いし、この程度では報道しない」ってなもんだ。それが政府・お上の意向でもある。仲良しクラブ。

 だが、この論理を納得する国民は少ないだろう。そもそも牛肉からセシウムが検出された時点で、豚や鶏はどうなのか、と疑問を持つのは当然だ。にも関わらず、政府や関係省庁、マスコミは「牛と違い、海外から輸入した飼料を与えているから大丈夫」と言い続けてきた。だが実際は豚からも検出された。政府は牛肉だけでも全頭検査や買い上げを渋っていたのだから、これが豚や鶏まで拡散すれば収拾が付かなくなると判断したのだろう。食の安全や国民の健康より、自分たちの都合、予算、保身というわけである。そして緊急時避難準備区域、計画的避難区域の豚は、いまだ出荷され実数も把握されていないという。

 「自身」は専門家のコメントとして、「考えられる原因は、豚が飲んだ水にあると思います」「近くの農地から露地野菜などをエサとして与えていたとすれば、それも原因」と原因を探っている。となれば鶏からの検出の可能性も大きい。さらに豚は個体識別番号もなく、また他県に移動され、そこから出荷すれば他県産の豚肉になってしまうのだ。そんな豚が1万頭はいるという。しかもブランド豚でない限り、「国産豚」と一括りに表示されるという。

 現在セシウムが検出された豚は2頭だけというが、それは熊本県以外ほとんど検査していないからだろう。鶏や卵もしかり。行政の不作為だ。子どもを持つお母さん読者の目線に沿った「自身」の報道は意義深い。

 X JAPANは呪われているのか。1998年のhide自殺に続き、ベースのTAIJIまでが自殺した。サイパンへの飛行機の中で暴れて逮捕され、拘留先の留置所で自殺――。「セブン」はその機内での一部始終を記している。同伴女性と口論の末、乗務員を暴行、乗客に取り押さえられると「おれを捕まえたらX JAPANファン1万人が黙っちゃいねーぞ!」――。あまりに悲しすぎる捨てゼリフである。

 Xをクビになった後はホームレスに。そして自殺――。彼の人生を「Xの呪縛」というが、XというよりもYOSHIKIの呪縛ではないか。hide、TAIJI、そして洗脳騒動を起こして人生を踏み外したToshI。あまりにYOSHIKIの光が大きすぎて、近くにいる人間に影が襲う。カリスマってあまり近づかず、外から見ているのがいいんだな。メンバーの悲運を見るたびYOSHIKIのすごみが伝わってくる――。

『姑の言い分、嫁の言い分 』

ここは怪傑熟女の出番ね!

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