[女性誌速攻レビュー]「an・an」7月27日号

生理的に無理な女は「メドゥーサ」!? 「an・an」が読み解くアラサー男子用語

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「an・an」(マガジンハウス)7月
27日号

 今号の「an・an」の表紙は、事務所に押されまくっている関ジャニ∞のみなさんです。安田章大の笑顔がオバちゃんみたいになっていますが、ポジティブに捉えれば「自然体」な姿ということなんでしょう。10年も前には、キムタク兄さんがこちらが恥ずかしくなるほどのキメ顔で表紙を飾っていたことを思えば、時代は確実に流れていると実感します。それでも変わらないのは林の真理子先生。今号も巻末エッセイで、相変わらず美人だのブスだの、私は根に持つタイプだの心が狭いだの語ってます。何年やってんだよ、その芸。いつの間か、ワインのように年代物の方が価値がある、とみたいな空気が真理子先生の半径1メートルだけに漂っているんでしょう。それはさておき、今号の特集は「オトコのホンネ」。あまりに狙った「女Dis」が多いので、その辺りは無視しています。今号を購入する際は気をつけて!!

<トピック>
◎オトコのホンネ
◎実は裏のホンネが潜んでいる! アラサー男子が使う用語辞典
◎女子力UPの必殺技、KISSトレしましょ

■「結婚を決心するのは、妊娠させてしまったとき」って完全にDQNじゃん

 「オトコのホンネ」特集、始まりはいつものごとくアンケート結果の羅列なんですが、「20代~30代男性に緊急アンケート」と書いてあるだけで属性はまったく書いてないんですよ。また「an・an」お得意のカタカナ職業の人たちばかりでしょ? 「自宅警備員」にも話を聞いてます? 20代~30代男性における「自宅警備員」の割合って、少なくないと思いますよ?

 その”オサレ男子アンケート”を見る限り、「彼女がいてよかった~と思うのは、寂しいとき、悩みがあるとき、落ち込んだとき」、「実際に結婚を決心するのは、妊娠させてしまったとき」、「貯金額は50万円未満」というのが大多数のようです。しかし貯金50万円未満と、「日経ウーマン」(日経BP社)読者の貯蓄額1,000万円を考えると、結婚できない男女の溝をまざまざと感じさせられます。

 アンケートの結果自体は取り立てて新しいものはないので、新聞に挟まって来るスーパーのチラシを読むときぐらいのテンションで目を通せばよろしいかと思うのですが、ちょっと気になる設問が一つ。「セックスをする前と、した後で、相手への愛情は変わりますか?」、答えは「愛情が増す49%」「全く変わらない34%」「ちょっと冷める8%」といった感じ。もういい加減に「セックスと恋愛(愛情)は比例する」的な価値観はやめましょうよ。どんなに好きだって相性が悪いカップルもいるし、割り切った関係でも快楽だけは共有できる関係だってあるでしょ? ムダにセックスを理想化することで、それを真に受けた女性が身持ちが固くなり→自分の価値が高いと信じ込み→男性に高飛車な態度をとって→恋愛しにくい体質になるといった悪循環になりがち。セックスと恋愛は別物、これって地味な真実だと思うけどな~。

■じゃあずっと、「年上好き」って言うよ

 炎上狙い系の発言が飛び交う男子校出身者座談会、読んだ直後でも一つも内容を覚えていないキャバ嬢&ホストの手練手管紹介ページを華麗にスルーして、「実は裏のホンネが潜んでいる! アラサー男子が使う用語辞典」を見てみましょう。

 「アリエンティ」(ありえない)、「オシャンティ」(おしゃれすぎる)、「メドゥーサ」(目が合うと体が石化してしまうほど、生理的に受け付けられない衝撃的なルックスを持つ女性のこと)なんて、リアルなアラサー男子が使っている姿を見たことないんですが、世間的に流行っているのでしょうか? 私が不勉強なだけなんでしょうか? 私が目にした限り、実際に使っているのは2丁目の住人たちだけなのですが……。

 他に「年上と年下どっちが好き?」という言葉では、合コンでの割り勘バランスをはかっているそうです。「年上好きは”おごられ好き”、年下好きなら”割り勘OK”」なんだそう。「an・an」が言うなら間違いないよね!!

■ハウツー本が売れる国

 今号の第2特集は「女子力UPの必殺技、KISSトレしましょ」です。「ZIMA」の広告絡みだとは思うのですが、このタイトルを読んで気持ち悪くならなかった人は、今後「an・an」がどんな気持ち悪い特集をやったとしても耐性があると自信を持っていい人でしょう。肝心の内容は、キスを一生懸命に図解していて、応援したくなります。

 今号にはマガジンハウスの書籍『ちつ☆トレ2 オーガズム革命』の自社広告も入っているんですが、これらを見るにつけても日本人は真面目だなと思うのです。「キスもちゃんとしなきゃ」「セックスもちゃんと膣で感じなきゃ」ってどこまでも勉強熱心。遅濡の男の言い訳みたいで気が引けるんですが、「別に体でイカなくても、自分だけの気持ちいいポイントってあるんじゃないの?」と言いたくなりました。それが脚フェチ(正しい例:タランティーノ)だろうが、「男のイキ顔を眺める」(正しい例:湯山玲子)だろうが、性癖は個人に帰属するはずなのに、みんな一緒に「ちんまん」でイこうとする姿に日本人の「和を以て尊しとなす」精神を感じました。そんなの苦しいだけなのに。

 そうそう、今号のカルチャーページには俳優・古田新太が登場しています。古田といえば、5月に若い女性との”路チュー”をフライデーされたばかり。せっかくのキス特集なら、こういうところで切り込まなきゃ! と無責任の叱咤激励を送りつつ、レビューを締めくくりたいと思います。
(小島かほり)

「an・an」

「an・an」って基本女嫌いだよね~

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