日本語MCもなく......

復興支援じゃなかった!? K-POPスター夢の競演イベントで番組収録

2011/06/25 08:00
touhoushinki03.jpg
トラブルに巻き込まれやすい東方神起のお二人

 3月11日に発生した東日本大震災以降、現地で炊き出しを行ったり、チャリティーコンサートによる義援金を寄付するなど、芸能人が被災地の復興のために動くことも多い。

 そうした動きは国内にとどまらず、台湾では地震から1週間後の18日に、台北市内で『相信希望(希望を信じて)Fight&Smile』というイベント型テレビ番組で、たった一日で20億円以上の義援金を集めた。

 そんな中、人気のK-POPスターたちも、さまざまなチャリティーイベントを日本で行っている。6月7日に大阪の京セラドームで行われた『Seoul-Osaka Music of Heart 2011 FIGHTING JAPAN !』は、その名の通り、東日本大震災の復興支援を目的としたコンサートと謳われていた。ボーカルのホンギが4月期のドラマ『マッスルガール』(TBS系)に主演したことで人気上昇中のFTIsland、日本デビューシングルがオリコン4位を記録した2PM、そして東方神起の2人など、超豪華なアイドルたちが集結した。チケットのほうは全席指定9,500円と少々高いが、お目当てのスターと心を一つにして被災地に義援金が届けられるなら……と思ったファンも多かっただろう。

 しかし、このイベント、売上のどの部分が義援金として寄付されているかというと、公式ページには「東日本大震災の被災地復興を目的に、会場ではチャリティーグッズなども販売。 売り上げは、義援金として日本赤十字社に寄付される」と書いてあるのみ。入場料は、チャリティーとは関係がないようなのだ。

 その上、同イベントは蓋を開けてみればなんと、韓国のテレビ局の歌番組収録。イベントホームページには番組収録であることは明記されておらず、会場に行って初めて収録であることに気付いて驚いたファンもいた。

「会場のアナウンスで、『今日のイベントは番組の収録を兼ねているので、進行の都合上、イベントが途中でストップすることもあります』と言われたときはびっくりしました。お目当てのスターのパフォーマンスが見られれば満足ではあるんですが、ちょっと不満だったのは東方神起などのトップスター以外は、パフォーマンスをした後にMCの時間がほとんどないことですね。韓国語の司会に通訳がつかないので、日本でのイベントなのになんだか置いていかれてる気分がして悲しかったです。チャリティーイベントだからみんなで日本を励ます歌を歌ってくれると思ったのに、そういう演出もなかったですし……」(イベントに参加したファン)

 だがそれでも、同イベントに参加したファンからはほとんどこういった話題は聞こえてこず、それも「せっかく楽しかったステージにケチをつけて空気を乱したくないから」(同)ということらしい。

 今後もK-POPスターが総出演するイベントは続々と計画されている。ファンをぬか喜びさせるようなガッカリイベントばかりでないことを祈るばかりだ。

『ソウルで楽しむK-POP完全ガイド』

ソウルと間違えた……んじゃないよね?

amazon_associate_logo.jpg

【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
K-POPアイドルは短期で引き上げる!? 韓流スターが狙う海外進出の実情
整形告白番組に、美容外科とのタイアップ……韓国芸能を作り上げる国民性
謝意広告が掲載されなくても、民間レベルの”善意”が続く日本と台湾

最終更新:2012/09/24 19:55
アクセスランキング