結末は怖くて描けなかった!? 本当は恐ろしい『赤ずきん』の衝撃の結末とは!?

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小説版『赤ずきん』(竹書房)

 大抵のおとぎ話は、主人公が幸せになってストーリーが終わる。シンデレラが結婚後、実家の継母たちとどうやって付き合っていくのかだとか、ヘンゼルとグレーテルは両親に捨てられたことがトラウマになっていないのかなどは描かれない。私たちは、主人公たちはずっと幸せに暮らしているのだと信じてしまう。

 だが、そんなに簡単に人生うまくいくわけがないことくらい、大人になっていくに従って分かってくる。今回、誰もが知っている”赤ずきんちゃん”が大人になって現れるが、”いつまでも幸せに暮らしました”というエンディングは、しょせん子ども向けなのだと私たちに突き付けるかのようなストーリーだ。

 映画『赤ずきん』に出てくる主人公・ヴァレリーは童話の中の”赤ずきんちゃん”。無垢で純粋、すぐに人を信じてしまうところは変わらず、美しく成長している。男らしい幼なじみのピーターという恋人がいるヴァレリーだったが、村で一番裕福で優しいヘンリーとの婚約を親が決めてしまい、二人の男の間で揺れていた。そんな中、満月の夜だけ狼に変わる人狼に最愛の姉が殺される。人狼は身近な人物であるかもしれないと、魔物ハンターとして有名なソロモン神父に言われ、ヴァレリーは不安を抱える。もしかしたら彼女を愛するどちらかの男が人狼かもしれない。果たして人狼は誰なのか? そこには驚愕の真実が待ち構えている。

 伏線が張りめぐらされたスリルあふれるストーリーに、映画を見終わった後も、きっと興奮が止まらないはず。そんな時、小説版を読めば、映画とはひと味違った恐怖を味わえる。また本書は、誰が人狼なのか? という結末を描いていない。というのも、最終話をネットにて公開するという、型破りな手法をとっているから。13日より、竹書房の本書のオフィシャルサイトにパスワードを入れると読むことができるようになるのだ。同様の手法を取り入れたアメリカでも話題になったこの異例な犯人の明かし方は、ブログやTwitterなどでも注目の的になっており、読み手のドキドキ感を高めるのに一役買っている。

 ミステリーを読むとき、犯人はあの人だろうか、それともこの人だろうかといろいろと考えをめぐらすが、この『赤ずきん』の犯人は誰もが予想外と思うはず。果たして”赤ずきんちゃん”は人狼に食われてしまうのか? それとも殺し合うのか? はたまた愛し合ってしまうのか? 衝撃の結末があなたを待っている。

竹書房『赤ずきん』公式サイト

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