米国人の図太さは異常

バルーン・ボーイ事件の夫妻が、「日本に義援金を送るため」オークションに気球を出品!

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Photo by seneko from flickr

 2009年10月、「幼い息子が気球に乗って上空に飛び立った!」と警察に通報し、救助活動の様子が全米生中継されるなど大騒動を巻き起こした、バルーン・ボーイ(気球少年)事件。後に両親による自作自演であったことが判明し、刑事事件に発展。2人は裁判にかけられ実刑判決を受けたのだが、出所した夫が「あの気球をオークションに出品し、売り上げを東日本大震災の被災者救援のために役立ててもらう」とウェブサイトを立ち上げ、再び注目集めている。

 バルーン・ボーイ事件とは、2009年10月15日、コロラド州に住む自称アマチュア科学者リチャード・ヒーニが、「自分が作った気球に、6歳になる息子が一人で乗ったまま空に飛び立ってしまったようだ」と911に通報し、軍のヘリコプターが出動する事態を引き起こしたもの。米主要チャンネルは、気球が飛ぶ様子を1時間以上も生中継し、全米挙げての大騒動となったが、着陸した気球は無人で、息子は自宅の屋根裏部屋の段ボールの中に隠れているところを発見された。

 事件の直後、ヒーニ夫妻と3人の息子たちは大手メディアのインタビューに応じ、「息子は怒られると思って出てこれなかったようだ」と弁解。ドタバタと興奮気味の息子たちの様子も流れ、「子育てに大奮闘している、愛情あふれる夫婦」と世間の同情を集めた。

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親子5人の動画はこちらから

 しかし、CNNのインタビュー中に、6歳の息子が「ボクのことを探す声が聞こえたよ」と言い出し、リチャードの「なんで出てこなかったの?」という問いに、戸惑いながら「だって、ショーのためにやるって言ったじゃん」と発言。息子が突然嘔吐しても「あ、よくあることですから」とインタビューを受け続けたヒーニ夫妻に対して疑問視する声があがるようになった。

 間もなくして、過去に一家が、一定期間妻を交換するという人気リアリティー番組『Wife Swap』に登場していたことが判明。おとなしそうに見えた日本人の妻マユミは、汚い言葉を平気で連呼する女性であること、夫リチャードは常識に欠けるハチャメチャな人間であること、子どもたちもただ単にしつけができていないという化けの皮がはがれ、加えて夫妻は金欠だったことも明らかになってしまった。

 激怒した当局は、自作自演の疑惑をかけ捜査を開始し、刑事事件に発展。リチャードは禁固90日、マユミは禁固20日の判決が下った。判決では、ヒーニ夫妻が、このバルーン・ボーイ事件に関連することで一切の金銭を稼ぐことを禁じるとも命じている。

 そんなヒーニ夫妻が、5月26日にチャリティー・オークションのサイトを立ち上げ、「バルーン・ボーイ気球」を100万ドル(約8,000万円)から出品すると発表。ビデオ・メッセージも張られており、「ハイ! 俺はリチャード・ヒーニで、これは妻のマユミ・ヒーニだ。最近、俺たちはインターネットで、東日本大震災による死者・行方不明者が1万8,000人を超えていることを知った」「俺たちに何かできないかを考えた。現地に行って助けることはできないけれど、この気球を災害チャリティーとしてオークションに出品しようと思いついたんだ」と、リチャードが呼び掛け、続けてマユミ夫人が日本語で、「この売り上げ金は、日本で災害を受けた方の援助に充てられることになっております」と述べている。

 もともと俳優志願であったというリチャードは、昨年10月にも「クマが木で背中をかくことにヒントを得た」という、壁に木の棒を取り付けただけの発明品を公開した際、麻薬でも打っているのかと思うほど落ち着きなく怒鳴り散らし、やはり危ない人なのだという雰囲気を漂わせていたが、今回のオークションサイトでは比較的落ち着いている。

 しかし、マユミ夫人が話すときに、リチャードは急にこぶしを握り締めて落ち着きがなくなり、裁判が行われていたときに米ABCニュースが報じた、「マユミはリチャードの奴隷」「リチャードはアジア人女性が男性に服従するということを知り、マユミを妻にした」「1997年に結婚してから、マユミはずっと精神的なDVを受けている」という報道を思い起こさせる。

 リチャードは、「オークションは信頼のおける代理人により執り行われ、自分たちは売却金を見もしないし触れもしない」と強調しているが、どことなくうさんくささが漂うサイトとなっている。威圧的な父親に虐待されながら育ったというマユミは、あまり日本に良い思い出がないのかもしれないが、今回の大震災には深く心を痛めているに違いない。今回のオークションが、純粋にチャリティー目的であることを切に祈るばかりである。

おひさま熱気球

自称プロサーファーの上があったよ!

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