[女性誌速攻レビュー]「婦人公論」6月7日号

アンダーヘアの作用をぶっちゃけ過ぎ! 今号の「婦人公論」は男子禁制

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「婦人公論」6月7日号(中央公論
新社)

 これまで「夫に頼りすぎない生き方」「妻たちの婚外恋愛白書」「決意したあなたに贈る離婚講座」などなど、夫から身も心も自由になる生き方を説いてきた「婦人公論」ですが、今号の巻頭特集は、「離婚を踏みとどまった妻たちの『今』」です。離婚をしようと思ったけれども、あえて踏みとどまり妻であり続ける。その先に何があるのか。今、この時期にこの特集ですからね。さぞかし「やっぱり夫と一緒でよかった」「離婚危機を乗り越えたからこそきずなが強まった」といったハートウォーミングな特集になるんじゃないかな……と淡い期待を抱いてしまいます。さっそく中身を見てみましょう。

<トピック>
◎特集 離婚を踏みとどまった妻たちの『今』
◎緊急企画第4弾 地震大国に本に生きる
◎工藤美代子×南美希子 アンダーヘアにまつわる、熟年女性の悩みは尽きず

■やっぱり結婚は人生の墓場?

 特集冒頭の読者アンケート結果「『別れない』と決めた私たちの人には言えないホンネ」では、「今、後悔していますか?」という質問に、50.8%が「いいえ」と回答しています。かろうじて半数は「離婚しなくてよかった」と感じているわけです。その理由を見てみると、「夫には私しかいないから」「少しずつ夫の心が私に戻ってきた」といった回答があるにはあるものの、「男手がないと不便だから。夫婦というより茶飲み仲間と割り切る」「ほかに選択肢がない」「自立する意志が弱く、今の生活から離れられない」「今までのがまんを無駄にしてしまう気がする」といった、必ずしも晴れやかな気持ちではない回答も多くあります。

 「いつかは離婚したいですか」という質問に、「いいえ」と回答した人が43.5%。「はい」の21.0%、「どちらともいえない」の32.3%を上回りました。しかし、ここでも、「がんばって夫より長生きし、夫の葬儀で思いっきり笑いたい」「災害・病気・お金などを考えると、離婚は考えられない」「自分が折れることで円満に事を運ばせる術を体得した。二枚舌を駆使している」「もう夫はどうでもいい。今は義母の前でよい嫁を演じ、遺産の恩恵にあずかろうとひそかに企み、実行中」といったネガティブな理由がありました。経済的な安定などと引き換えに、ひたすら我慢している妻たちの様子が伺えます。極めつきの企画はコレ、「夫への復讐、ジワジワと進行中」。こっそりと夫に仕返しをする恐ろしい妻たちの告白が……。

 酒好きの夫は、いつもベロベロになって午前様。(中略)あまりにも腹がたったある日、私は寝入ったヤツの布団をはがしてやりました。すると効果テキメン! 翌日夫は風邪をひき、早々に帰宅して寝込んでしまったのです。以来、定期的に布団をはがすことで、夫は慢性的に風邪っぴき。

 夫のカレー皿は猫の皿と共用だし、メンドウなときは猫ご飯の後、ティッシュで拭いて夫の食事を盛りつける。

 夫が部屋に入ってくれば私と娘は話をやめてテレビを見る。話かけられたら聞こえないふり。(中略)先日は「来週まで留守」と書き置きして娘とハワイに行ってきました。

 完全にイジメです。「離婚しないでよかった、あなたといっしょにいられてよかった」、そんな生っちょろいものを「婦人公論」に期待してはいけないということがよく分かりました。これまでの夫婦モノの特集(例えば「妻たちの婚外恋愛白書」)の傾向からみて、多分に煽っている部分はあると思います。これらは極端な例であって、多数の例ではないはずです。しかし、「婦人公論」が妻たちの浄化作用としての役割を担っているのだとしたら、これを読んで「あースッキリ」と感じる妻は多いかもしれません。あるいは「まー、怖いわね。私はここまでじゃないからよかった」と反面教師的に捉える人も多いかもしれない。いずれにせよ、結局妻にとって夫は永遠の敵だということなのです。妻が精神的に自由になり自立するには、夫という仮想敵を乗り越えていかなくてはならない。しかし、経済的には頼らざるを得ない。まるで子どもの反抗期のように……。日本の夫婦関係に潜む根深い問題を感じました。

■熟年ガールズトークが炸裂!

 南美希子と作家の工藤美代子の対談「アンダーヘアにまつわる熟年女性の悩みは尽きず」では、熟年女性の上から下までの「毛」問題について語られています。南美希子のぶっちゃけぶりがすごいです。まずは頭髪問題について、「ありとあらゆる方法を試しました」という南美希子。皮膚科医のコントロールのもとで、市販のものよりも濃い女性用育毛剤を試してみたそうです。

「生え際に産毛が生えてきたし、まつ毛も伸びて、それはうれしかったのですが、なんと鼻毛まで伸びてしまって、うっかりしていると見えてしまう。鼻の下の産毛も濃くなり、メイクさんに『剃っていいですか?』と言われるし、なんとスネ毛まで生えてきました」

 頭皮の毛穴から成分がそこまで吸収されるということにも驚きですが、薄毛をカミングアウトした上で、鼻毛やヒゲ、スネ毛が伸びたということもサラリと語ってしまう南美希子にも驚きました。さらに、下の毛の話題では、ブラジリアン・ワックスのサロンのオーナーを取材した話からこんなことに!

「ここからはあまり男性に聞かれたくない話ですが(笑)、アンダーヘアをきれいにした状態で和式のしゃがむお手洗いを使ったら、お小水が四方八方に散ったんですって。ということは、それまでお小水が毛を伝って落ちていたんだと気づいたそうです。(中略)私はすでに閉経を迎えましたが、若いころ、生理のときに経血が毛についてバリバリになる不快感!」

 前半はサロンオーナーの体験談ですが、後半の経血バリバリは実体験。惜しみないぶっちゃけ具合に爽快感を覚えます。毛問題の実用的な情報もたっぷり読み応えのある対談なので、上でも下でも毛にお悩みのある方はぜひ読んでいただきたいと思います。

 震災後から、「日本に希望を 女性の力を信じて!」のスローガンを表紙に掲げてきた「婦人公論」。「女性の力」ってなんなのか、今号の特集を読んでつくづく考えてしまいました。妻としての力なのか、母としてなのか、働く女性としてなのか、それとも……。従来のちまちました役割分担にとらわれない女性像、ライフスタイルはないものか、行き詰まりを感じる今日このごろです。
(亀井百合子)

「婦人公論」

和式トイレ回避指令!

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