[女性誌速攻レビュー]「美STORY」7月号

「美STORY」がまたもや”イタいー”平子理沙信者を”ぶちゃ”と痛快酷評!

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「美STORY」7月号(光文社)

 今月号の表紙は、みんな大好き永作博美。ということで、毎月表紙の女優に対して鳥肌が立つくらいホメまくる齋藤薫先生のコラムですが、いつにも増してただならぬエクスタシーを感じさせる文章になっていました。「とてつもない引力をもつ」と始まり「ちょっと尋常でないモテ方をしている」と飛ばす飛ばす。来たぞ~と思ったら、永作モテの根拠は、

「”お笑い芸人”が選ぶ『俺たちのNo.1女性芸能人』の2008年度のNo.1になったこともある」

 だって。えっそこ!? 永作博美語りに、子どもに見せたくない番組8年連続1位の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)のランキング(しかも3年前)を出すの!? と驚いていたら、こちらを見透かすようにすかさず「”お笑い芸人”たちの女を見る目を侮ってはいけない」と来た。「彼らはいわば”人間”を読む天才。でなければ笑いなどつくれない。人間観察にたけている。(中略)しかも彼らは巧みな会話のキャッチボールこそ、人生の喜びと思っている人たち、女にはひとつの大前提として知性と感性を求めるはずなのだ」と、お笑い芸人を15行にもわたって大げさに賛美礼賛。永作をホメるために、まずロンハー芸人をホメまくる。すげえ。尋常でない引力をもつ薫マジックです。


<トピック>
◎STORY、美STORY ボランティア隊 活動報告
◎大特集 だから、美ホルモンヌにならなきゃ!
◎やっていい”りちゃ”、ダメな”りちゃ”

■「美STORY」を読んで初めて泣きました

「STORY、美STORY ボランティア隊 活動報告」では、編集部および美容師やエステティシャンらのボランティア隊が東日本大震災の被災地へ向かった様子が写真とともにレポートされています。「STORY」と「美STORY」が行った活動は、被災者の髪を切ったり、マッサージで疲れを癒やしたり、コスメや下着などを届けたりといったファッションやビューティーに関すること。この媒体ならではの、まさに「私たちにできること」ですね。”きれいであること”は、生きる上で二の次三の次なのかもしれませんが、でもやはり”あってほしいもの”なのだと写真に写った人々の表情を見てつくづく思いました。
  
■マキシマム ザ ホルモンヌ・高岡早紀の秘訣は……

 大特集は「38歳と45歳が”女”の曲がり角でした だから、美ホルモンヌにならなきゃ!」。女性ホルモンに着目した美容特集です。子宮をイメージしたフランス生まれの「ホルモンヌちゃん」というキャラクターをわざわざ作り、ツイッターまで開設する力の入れよう。しかし、美ホルモンヌの代表としてグラビアに登場したのが、高岡早紀に国生さゆり。さらに特集内の各コーナーでは、中村うさぎ、川島なお美、杉本彩、西川史子らが登場。ホルモンというよりもアクとか毒が過剰分泌されてそうな人ばかりで萎えます。この人々の何を参考にすればよいのやら。冒頭で、恋多き女優・高岡早紀が「家族のことを優先する生活が、後々まで心満たされた美ホルモンヌでいる秘訣です」なんて言ってて、この企画はもう笑うしかないんだなと悟りました。

■みんなで”ぶちゃ”になろうよ!

 今月ぜひご覧いただきたいページは、大特集よりもむしろ「やっていい”りちゃ”、ダメな”りちゃ”」です! 平子理沙(40歳)のガーリー感はアラフォーにとってかなりツボ。しかし、リードによると「リアル40代がやみくもに真似するには、かなりの危険人物! ”カワいー”のボーダーを越えて、”イタいー”になりかねません」とのこと。りちゃがとうとう危険人物として公式に認められちゃいました! イタいー平子理沙信者はここでは”ぶちゃ”と呼ばれ、徹底的にディスられています。

・ぱっつん前髪ぶちゃ……かなりイタい!
・頭リボンぶちゃ……ドン引きされる危険大!
・露出狂ぶちゃ……ハードルが高すぎ。

 痛快です。むしろ”ぶちゃ”な40代が増えた方が楽しい世の中になるんじゃないかな。そんな気すらしてしまうほど、”ぶちゃ”への愛がたっぷり。愛のムチですね。別のページでは「”ちょいブサ”パーツが個性を輝かせる!」という企画も組まれていました。そこでは、ちょいブサ美人として、八重歯の板野友美、ぺちゃ鼻の宮崎あおいと佐藤江梨子、離れ目のケイト・モス、ちんまり目の小西真奈美ら絶妙な人々が挙げられています。その後、欠点を強調して印象をアップさせるメイク術が紹介されているのですが、オマケとして、つけ眉、つけボクロ、つけ八重歯も紹介されていました。目指すところはイモトアヤコですかね?

 「美STORY」が美を語ると毒々しいが、ブサを語るとさわやかで楽しいということが、今月号を読んで分かりました。中年のブサいじりをこんなにイヤミなく巧みにできるのは、「美STORY」か綾小路きみまろしかいません。自分を客観視して笑い飛ばせる、これも広い意味では中年の美点だと思います。結局のところ、日本の男の価値観が「若くてカワイイ子が一番」となっている限り、まともに張り合おうっていったって無理だもの。むしろそんな価値観なんてクソくらえ。頭にリボンを着けてヘソ出して歩こうぜ! まー実際にはしませんが、そんな気分になりました。要するに自由ってことです、自由。今後もフリーダムな企画を期待します!
(亀井百合子)

『平子理沙 Little Secret』

気軽にまねするとイタい目見るよ

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